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「さて」
パリーピは、一旦言葉を切ってから、
「あまりお時間をとらせるわけにもいきませんから、手短にいきましょう」
と、続けた。
ゲイナーは、
「ご配慮感謝します」
と、応じた。
二人のやり取りは、板についていた。
言い慣れている感じだ。
だが、である。
俺には、どうにも合わなかった。
形式にはまり過ぎているとでもいおうか。
言葉は丁寧だ。
配慮もある。
それでも、なんだか持って回ったような話しぶりなのだ。
それが腑に落ちなかった。
「大体のお話は事前にギルドの方から伺っています」
ゲイナーの言葉に、マーシャルが頷いた。
なるほどである。
冒険者ギルドのほうで事前におおよその説明をしてくれていたのだろう。





