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俺はと言えば、だ。
個人的には、こういう水面下で云々的なやりとりはどうにも苦手だ。
性に合わないのだ。
まだるっこしい。
とどのつまり、そういう言葉に集約されてしまう。
この考え方が大人げなかったり青臭かったりする部分があることも、おぼろげながらも承知している。
それでも、だ。
どうにもしっくりしなかった。
(……うーむ)
どうにももやもや感である。
そこに、
「べつに、あなたはあなたでいいと思うわよ」
と、俺のもやもや感を見透かしたように、くすりと笑ったラテュレだ。
「……」
俺は、心中息をついた。
どうやら一枚も二枚もラテュレのほうが上手のようだ。
ならば、やんぬるかなである。
どうにもどうしようもない。
ひとまずは場の流れを見ることにした。
俺は、自身の中で仕切り直すように息を整えていた。





