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一呼吸おいてから、
「商業区画にもまた新たに観光客に特化した宿泊施設を造られるとか」
と言ったパリーピである。
(……宿泊施設、か)
ヴィセントの街は、石畳が美しい街だ。
情緒と言うべきか。
風情と言うべきか。
レンガ造りの建物がひしめいている街だ。
剣と魔法の世界のRPGゲームに登場する中世の街並みのイメージに近しい。
街は、城郭都市とまではいかないが、立派な壁によって、取り囲まれている。
壁があるということは、その必要があるということだろう。
外敵を防ぐためのものと考えるのが、普通である。
舗装されたアスファルトの道路を見慣れていた俺にとっては、やはり新鮮そのものだ。
街には、木の骨組みで作られた色彩豊かな家々が、建ち並んでいる。
街のほぼ中央をつっきって流れている運河も、特徴的だ。
まるでメルヘンチックな絵本に出てきそうなカラフルな家屋が建ち並んでいる。
商業区画ともなると、現地の人向けと観光客向けの道具屋や武器屋や雑貨店やカフェやレストランなども多い。
買い物や食事にも便利である。
道具屋。
武器屋。





