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(よし……)


 なにがよしなのか。


 皆目(かいもく)まではいかないがあまりよくわからない。


 よしのような気もする。


 一方でよしではないような気もする。


 なんだかどっちつかずの感じもしないことはない。


 しかしとりあえずはよしでもよい。


 そのように思わせるような勢いはあった。


 しかして、


(このポーズは……)


 と、こくと小さく喉を鳴らした俺である。


 まるで、あれだ。


 俺のいた世界で人気を博していた猫のキャラクターのお決まりのポーズのようである。


 ヘルメットを(かぶ)った猫だ。


 そんな猫が人差し指を颯爽(さっそう)と謎の方向に立てている。


 そのような謎の人気のポーズめいたポージングである。


 そのシュールな佇まいが秀逸なポージングなのだ。


 ちなみに、イフの頭の上のイチローも同じようなポージングで、


「にゃにゃにゃにゃにゃにゃ……にゃしっ!」


 などと声をあげていた。

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