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今は、とても綺麗になっている。
保護した後に預けていたパリーピのところで、身体を洗ってもらったのだろう。
イフの頭の上のイチローは、そのままだ。
おとなしくイフの頭にちょこんと乗ったままである。
むしろ最初からそこが定位置だったかのような落ち着きっぷりである。
俺は、イフに向かって、
「大丈夫か?」
と、聞いた。
イフは、
「……はわぁっ?」
と、我に返ったようになった後に、
「問題ありませんっ!」
と、返してきた。
ランナーズハイもしくは深夜のテンションめいたニュアンスである。
自身の頭の上のイチローを見やったイフである。
人差し指を明後日の方向に向けて片足だけ微妙に地面から離した格好のイフは、
「かわいいから……よし!」
などと、言っていた。
圧倒的なポジティブ感漂うよしである。
ばっちり決まっている感あるポーズだった。





