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それもあってかもしれない。
扉も、重厚な感じで立派な造りである。
マーシャルは、
「こちらになります」
と、扉のノックした後にノブを回した。
部屋には、先客がいた。
そして、
「お待ちしていました」
と、落ち着いた声がしてきた。
落ち着いた声といえば聞こえはいい。
聞こえはいいが、実際にはやや事務的な調子の口調である。
一人の若い女性が、そこにいた。
目鼻立ちの整った綺麗な女性である。
その整った顔は、事務的な口調とあいまって、やや冷たい印象を想起させる。
そして、いわゆるメイド服と称されるような服装である。
その着こなしたるや、きっちりかっちりという印象である。
黒のワンピース。
フリルの付いた白いエプロン。
そういう組み合わせのエプロンドレス姿だ。
レース付きのカチューシャも付けている。





