3686/4790
7-299
「その偉い人……? の言いかた。私はソラに合わせる」
ふんっと軽く息をはいたサードだった。
「ああ」
「安心して二酸化炭素を吐いてほしい」
任せろと言わんばかりのサードである。
だが、一抹の不安を感じた。
ギルドマスターのアイマ・ス。
きちんと言えるのか。
ちゃんと言えるのか。
サードは、流れるように、
「ギルドルマスターのギルマス」
思わず、脊髄反射的に、
「ぜっんぜん合っていないわ! いっちばん合ってないわ!」
などとツッコみかけたのを、すんでのところで踏みとどまった。
だから、
「……うむ」
とだけ、返したのみである。
そのようにして、階段を上っていくのだった。
冒険者ギルドの二階、その一室は会議室である。
来客室も兼ねているという。





