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6-837

 サードめがけて迫っていっていた。


 左右から挟まれた格好のサードだ。


 こちらからすれば、左右からの挟撃(きょうげき)である。


 挟み撃ちだ。


 俺は、エクスカリパーをバットよろしく振り切ったような姿勢のまま、


(どうでる……?)


 と、前方を見た。


 サードは、迫ってくる(エル)字棒Bを見定めるようにしながら手をかざした。


 そうして、俺とサードの視線が交わる。


 鋭い視線だ。


 なにか割り切ったような吹っ切れたような視線だ。


 直感的に背筋が凍っていた。


 攻撃の気配を感じた。


(く……っ!)


 俺は、息をのむようにして、


(こちらに、くるか……っ!)


 と、心中うめいていた。


 おそらくは、サードは(エル)字棒Bを自身の針の攻撃で迎撃するつもりである。


 次の瞬間。


 風が鳴った。

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