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サードめがけて迫っていっていた。
左右から挟まれた格好のサードだ。
こちらからすれば、左右からの挟撃である。
挟み撃ちだ。
俺は、エクスカリパーをバットよろしく振り切ったような姿勢のまま、
(どうでる……?)
と、前方を見た。
サードは、迫ってくるL字棒Bを見定めるようにしながら手をかざした。
そうして、俺とサードの視線が交わる。
鋭い視線だ。
なにか割り切ったような吹っ切れたような視線だ。
直感的に背筋が凍っていた。
攻撃の気配を感じた。
(く……っ!)
俺は、息をのむようにして、
(こちらに、くるか……っ!)
と、心中うめいていた。
おそらくは、サードはL字棒Bを自身の針の攻撃で迎撃するつもりである。
次の瞬間。
風が鳴った。





