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そうして、鳴り響いた。
ぱきいんっと音が鳴った。
金属質な音だ。
直撃していた。
水の刃が直撃したのだ。
対峙しているサードに、ではない。
そう、イフの放った擬似魔法の水の刃は、ロッド・ダウジングのL字棒Aに直撃していた。
L字棒Aの飛行軌跡が変わっていた。
そう、イフの"小さな青"によって、強制的にその軌道が捻じ曲げられたのだ。
それと同時に、俺は、
(4……!)
と、心中カウントしていた。
イフが"小さな青"を使える回数は、あと1回というわけだ。
ラスト1回である。
ラス1だ。
ただ今俺がバッターよろしく打ち込んだL字棒Bは、真っすぐに飛んでいく。
サード目がけてだ。
サードめがけて迫っていっていた。
ただ今イフが打ち込んだL字棒Aも、真っすぐに飛んでいく。
サード目がけてだ。





