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サードは、迫ってくるL字棒を見定めるようにしながら手をかざした。
それと同時に、俺は、
(2……!)
と、心中カウントしていた。
イフが"小さな青"を使える回数は、あと3回というわけだ。
そして、
「しかして……っ!」
俺は、胸をはるように左手を奥に引きながら、くっと身をひねらせた。
右腕が前方に左腕が後方に、そのような格好である。
そうして、
「……おおおおおおおおおおおお……っ!」
と、叫んでいた。
ぶんっ、と音が生じた。
俺は投擲していた。
左手のロッド・ダウジングのL字棒を投げ捨てるように放っていた。
勢いよくである。
まるでブーメランである。
追いブーメランだ。
この今一つのL字棒は、L字棒Bとでも呼称しよう。
ただ今投げ込んだL字棒Bは、弧を描いて飛んでいく。





