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 (エル)字棒は、サードの針の前に、あまりにも意味をなさない。


 脆い脆い、だろう。


 粉々に砕け散るだけだろう。


 ラテュレの"百の飛礫(サウザンド・スコール)"の雨あられのような光の矢さえしのぎきったのだ。


 言わんをや、ただの(エル)字棒をや、である。


 そして、


「今だ……っ!」


 俺は、叫んでいた。


 瞬間、


「わかりました……っ!」


 と、イフが、叫んだ。


 イフは、魔法瓶を握りしめていた。


 魔法瓶の中の液体は、透き通るようなオーシャンブルーである。


 しゅぽんと音が鳴った。


 イフが、魔法瓶のコルク栓を取った。


 それから、その小柄な体全体を使ってまるでタクトを振るうように魔法瓶を振った。


 ガラスの瓶からこぼれだしオーシャンブルーの液体が、宙に踊った。


 かと思うと、きらきらと輝いた。


「きらめけ……っ!」


 イフのかけ声とともに、スローモーションのように輝きが放物線を描いた。

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