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円形の軌跡を描く。
そして、水平になって戻るのだ。
ちなみに、真正面へ投げた場合は、円軌跡を描きながら、投者の真後ろへ戻ってくる。
漫画やアニメでイメージされるようなUターンをして戻ってくる訳ではないのだ。
この場合、回転方向と同じ向きの弧を描いて飛行する。
(……っ!)
どっせーいな勢いで思いきり振りかぶったのだ。
そのせいか、右手に思いきり痛みがはしっていた。
L字棒は、ぐんぐん飛んでいく。
ブーメランのように投げられ、ブーメランのような軌跡を描いていた。
そして、サードめがけて迫っていっていた。
サードは、迫ってくるL字棒を見定めるようにしながら手をかざした。
刹那。
鋭い気配を感じた。
攻撃の気配を感じたのだ。
おそらくは、サードはL字棒を自身の針の攻撃で迎撃するつもりである。
L字棒バーサスサードの針、両者の激突である。
その結界は、目にみえている。
結界を待つまでもなく、わかりきっている。
どうにもならないだろう。





