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「……」
と、サードの瞳に警戒の色が宿った、ような気がした。
冷たい風が吹いていた。
「……」
俺とイフとサードは、三者三様に無言だ。
ぴりりとした緊張した空気が場を支配しはじめていた。
俺は、ガンカタよろしく、L字棒しゃきんからのしゃこーんと子気味よく構えた。
俺の構えにあわせて、砂が鳴った。
構えながら、テンポよく数歩進んだ。
構えながら、さらにテンポよく数歩進んだ。
そうして、
「使い方は簡単」
と、言いながら、胸をはるように右手を奥に引きながら、
「このようにして……」
ここで、場が動いた。
俺は、くっと身をひねらせた。
左腕が前方に右腕が後方に、そのような格好である。
そうして、
「……使うのだ……っ!」
と、叫んでいた。





