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麻雀で言えば、
「はいー。黙ってテンパイー」
「こいつ……」
「はいはいー。また、ダマテンー」
「こいつぅ……」
となって、
「……オーラス。ニ連続ダマテン……これはきっても大丈夫だと思うが……いや、そう思わせてのまたダマテン……いや……」
ぐらいには、疑念を抱かせることには成功したのだ。
建物の中は、広い。
俺のいた世界の小学校や中学校の体育館の二つないし三つ分ほど、といったところだろうか。
俺のいた世界の特撮などでよく登場する廃工場の趣きもある。
俺の前面のところどころに置かれていた鉄の塊や木箱は、跡形もなくなっていた。
見る影もない。
かろうじて、その破片めいたものがわずかに散在しているのみだ。
「……いくぞ」
ばあんっと手を広げた。
結構、大袈裟にである。
エクスクラメーションマークが付くぐらいの勢いで、である。
ビックリマークが付くぐらいの勢いで、である。





