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「でも……」
と、言い淀んだ調子のイフは、
「調整行使だと、威力はかなり落ちます」
と、続けた。
イフの言う通りである。
魔法瓶1本で擬似魔法1回発動、これが基本のはずだ。
剣と魔法の世界のRPGでイメージすれば、納得である。
アイテムウインドウを開く。
例えば、
「回復薬:3」
との表示があれば、どうか。
回復薬を使える回数は、3回だ。
同じように、
「魔法瓶:1」
ならば、その疑似魔法を使える回数は1回というわけだ。
しかし、調整行使は、そういった通常の運用方法から外れている。
魔法瓶1本で擬似魔法を複数回発動する運用方法なのだ。
ここからして、ご想像いただけるだろう。
その威力は、前者大なり後者、である。
本来の1本分の威力を分割するようなものだからだ。





