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真理の探究者  作者: しま
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戦争終了

再び本編です。


こっからは暫く箸休めですかね

『私も同行しろ… ですか…』


「そう 楽しそうじゃん。この世界を実際に歩くんだよ。興味ない?」


『興味が無いと言えば嘘になります。私はぼんやりとしかこの世界を見てきませんでしたから』


「じゃあ行こうぜ!」


『ちょっと考えさせて下さい…』


「じゃあ、続きはボヘミアでしようか。いつまでも時間止められてもね」


『そうですね』


「時間止めないと会えないの?」


『この体ではそうですね。少し調整すれば普通に会えるはずです』


「じゃあ、この戦争の後始末が終わってここを出る事になったらボヘミアに来てくれる?」


『分かりました』


(従順だな、こいつ。世間知らずなんだな…)


「また後で。俺はさっきいた場所に戻るからさ」


そう言ってバルコニーに戻る。

俺が時間が止まる前にいた場所に戻ると再び時間が動き始めた。



わあぁぁぁぁ!!

と周りの仲間の歓声が聞こえてくる。


しかし、俺の心は既に次の事に向かっていた。はやくここの整理をしないといけない。


「ご主人様どうされたんです?一瞬で笑顔から難しい顔に変えて」


「ちょっとな… 速やかに終わらせてボヘミアに戻ろう。この国をどうするか相談しないと」


「もうですか?」


「ちょっと新しい仕事が入りそうなんだ」


「んん〜? 何かあったんですか?」


「おう。度肝を抜く事がこの一瞬であったよ」


「?」


「詳しい話は今度本人にしてもらうとして… 全く、次の展開が早すぎるぞ…」


「何言ってんのか意味不明!!」


「よし、やることやったし一回戻るか。次はイグノーとかカリノフが来てからだな」


『はーい。お疲れさまでしたー』


こうしてギルド戦争は終わった。

なんか、終わった!って感じがしない。心麗め。ぶち壊してくれたな…


ボヘミアに再び帰還した俺たち。

取りあえずカリノフとイグノーが到着するまで待機する事にした。皆には勝手に休んでもらう。


「ナーサ、ダスラ。俺も休む。何かあったら言ってくれ」


「「かしこまりました」」


フェリス、エストリー、ニーナには個室をあてがっている。階は3階だ。

部屋に入ってベッドに横になり一息つく。


「あー。疲れた。ちょっと休憩するかー…」


思いのほか疲れが溜まっていたらしく意識が深い闇に落ちていった。




コンコンと扉を叩く音で目が覚める。

どうやら眠っていたみたいだ。


「ゼロ様、晩餐の準備が整いました」


ダスラの声だ。


「はーい。今行きまーす」


体を伸ばしてベッドから出る。扉を開けるとナーサもいた。そのまま食堂に向かって歩く。


「どのくらい眠っていた?」


「2時間弱です」


「寝すぎたな… 何か動きはあったか?」


「ホウガンから来た者達が既に首都に入ったようです。今はゼロ様の仰った通りに敵の城の中で待たせています」


「オッケー。迎えは明日にしようかな… 今日はもう働きたくないでござる。ここのメイドを何人か派遣して食事を持っていってあげて」


「かしこまりました」


食堂に入ると十二天と乙女共、それにニーナがいる。


「ふわぁぁ〜。ごめんごめん。寝ちゃってたよ」


そう欠伸をしながら入る。


「ギルド武器の使用は体力を使うと聞きます。新たな体では変化がおありになるのでしょう」


そう言ってくるのはプリトゥ。なんかうっとりした目でこっちを見てくる。どうした。

そして今はスーリヤもいる。


「お帰り、スーリヤ。仕事はどうだった?」


「そんなにご主人様の事を悪く言ってる輩はいませんでした。新しい領地に侵入する奴はいましたが、ご主人様が事前に召還されていた奴らが片付けていたので特に何もしなかったですね!」


「そうか。それに関しては仕事が無かったのはいい事だな。もう出張させないからゆっくり休んで勝利祝いをしよう」


「はい!」


「今日のご飯は戦争に勝ったお祝いだねー! どんな豪華なモノが出てくるのか楽しみー!」


そうハイテンションなのはエストリーだ。コイツには食事中に重大発表をするつもりだ。


「きっと凄いのが出てくるぞー。勝利祝いだからなー」


「はい。張り切っておりました」


俺のグラスにワインを注ぐナーサが嬉しそうに言う。祭り以降酒を時たま飲むようになった。酔っぱらわないのも良いね。


「では、改めて。皆、ご苦労だった。少し予想外の出来事はあったがそれでも互いに補い合って全体的には良い結果になったんじゃないかと思う。それほど時間をあけずに移動する事になるけど暫くはここにいる事になると思うから、俺がこの国の連中と話し合いをしている間は基本お休みな。では、乾杯!」


カンパーイ!!


そんな感じで晩餐会。

ホウガン組は自分の自慢をし、アレナ組みは皆からいじられている。イシャーナは気の弱いラバナに苦労話をしまくっているな。インドラとフェリスは俺のギルド武器について周りに聞かせていて、それをニーナがハラハラした様子で聞いている。

俺は黙々と食事を胃に収めていく。


「ゼロ様… これからどうするの…?」


そうポツリと質問をしたのは意外にもヤマだった。


「ん?意外だな。ヤマからそんな質問が出るなんて。暫くは戦後処理ってヤツだな。ここのトップがいなくなったから新しいのを立てないといけない」


「目星はついているのですか?」


「あぁ。もちろん」


そう言って夢中でパスタをすするエストリーを見る。


『え?! コレ? ですか…?』


そう一様に反応され驚くエストリー。


「えっ?! 何?!ごめんなさい。聞いてなかった!」


「おいおい… 聞いてなかったのか… お仕置きだな。俺の言う事を一つ聞きなさいよ」


「えっ?! は、はい!」


「お前はこれから旧インペラ皇国の王様になるノデス」


「ファッ?!」


「別に政治をやれなんて言わない。そこを任せられそうな奴は派遣してもらえばいい。とりあえずこの国の、人間が至上っていうイメージを根こそぎ破壊する。お前は何か問題が起こった時の戦闘担当だ」


「なにそれ!」


「イイジャナイデスカ。女王様デスヨ。ウラヤマシー」


「姐さん!感情何処やった?!」


「これは決定事項だ。明日イグノーやカリノフも交えて細かく話す。まぁ、俺は言いたい事言ってトンズラかますけどな」


「私は?!」


「はぁ? お前は話し合いに残るに決まってんだろ?」


「嫌だぁぁ!!」


「その間に青龍をライデスと一緒に攻略してくる」


「それ酷くね!? せっかく最後なんだから一緒に行こうよ!」


「どうせ大して盛り上がらねぇよ。俺たちがいなくなった後もちゃんと訓練してもらうから最後の大きな戦いみたいな事にはならん」


「へ…?」


「事後処理には結構な時間がかかると思う。それが終わったら神国に向けて出発だ。

でも、その間に十二天には各自やってもらいたい事があってな…」


言葉を切り十二天全員の視線をこっちに向ける。

これからする話しはとても重要だからだ。


「これからこのボヘミアは外で戦闘する事が多くなると思う。今回もそれをやったと言えなくもないが、戦闘と呼べる程の物じゃ無かっただろ?でも神国ではその名の通り神との戦闘になるだろう。そこで今までの守りを主体に置いてきた布陣で攻めたらダメだ。だから、これからお前らには自分の管理する戦力を再編してもらいたい。新しい奴を作ろうがテイムしようが自由だ。何か俺にして欲しい事があったら遠慮なく言ってくれ。この街の拡張とかもやってくれて構わない。それと大規模な戦闘になった時の事を考え、十二天同士での連携に関しても話しておく事。

やってくれるな?」


「承知しました。全力を尽くしてご期待に応えてみせます」


「燃えてくるぜぇ!」 「ちゃんと考えるのですよ?分からない事があったら相談して決めましょう」「ヤマも攻める事を考えるの?」「あったり前じゃん!」


「ナーサとダスラは俺のお付きで一緒に行動してもらうのでそのつもりで」


「「おまかせください」」 


「明日からも忙しくなりそうだな… 神国への移動中は暇になりそうだからそれまで頑張るか」




こうして次の日から事後処理が始まるのだった。


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