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《参話》

《参話》

 その日の夜、純は家を抜け出した。一人で大きな部屋で寝ていると、変に怖くなったからだ。純は漫画喫茶で一夜を過ごすことにした。純はドリンクを飲みながら、漫画を読んでいた。

「純、こんなところで何してんだよ。」

そう声をかけたのは幸樹だ。そして、純を抱きしめた。

「外は寒いのに。」

「コート着てきたもん。」

「それでも、ここで寝泊りするつもりか?もう十二時だぞ?」

そう言われた純は、ニコッと笑って、読んでいた漫画を閉じた。

「じゃあ、泊めてくれるの?」

「え・・・はぁ、仕方ないな。女の子をこんなところに残しておくわけにはいかない。」

 そういうわけで、純と幸樹は幸樹の家に向かった。幸樹の家に着くと、幸樹はすぐに純に抱きついた。

「幸樹?」

「ずっと理性を保ってたんだけど、もうおさえきれない。」

そう言って純にキスをした。そして、純の舌と絡めた。

「はぁ、はぁ、待って。幸樹のお母さんは?」

「俺、一人暮らしだから。」

幸樹はそう言って、また純と舌を絡める。そして、二人はベッドで重なり合った。

 次の日、純は熱を出して、幸樹のベッドで寝ていた。

「ごめんな。あの時早く寝ていればよかった。」

「いいよ。それに、ごめんね。風邪うつったかも知れない。」

「気にするな。」

そう言って、幸樹は純にキスをした。そして、純の頬に自分の頬をくっつけた。

「肌が気持ちいい。」

そう言って、幸樹は純の頬にキスをした。

『ピンポーン』

「誰だろう。ちょっとごめんね。」

そう言うと、幸樹は立ち上がって玄関へ行った。純はずっとベッドに横たわっていたが、十分しても幸樹が戻ってこないので、純は玄関に行った。

「蓮樹!」

純は玄関で幸樹と話していた人物を見て、そう叫んだ。

「お嬢様。なぜ家を抜け出したのです?」

そう言って、蓮樹は純に近づいた。

「・・・とりにするから。」

「え?」

「一人にするからじゃない。お父さんには会えない、お祖父様にも会えない。広いダイニングで一人だけで食事して、広い部屋の大きなベッドに一人で寝かされて、私が耐えられると思う?」

純はそう言うと、靴を履いて幸樹の家を飛び出した。すぐに、幸樹や蓮樹が走って追いかけたが、純には追いつけなかった。

 純は自分の広い家に帰ると、財布や通帳、服や下着をカバンに入れて部屋を出た。


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