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ロベリアが悪役令嬢になった事情2

 私が婚約破棄をしよう!と心に決めたもう一つの要因は前王妃様だ。

 私と前王妃様はとにかく仲が悪かった。

 私とウォールズ様と婚約が決まった時、頑なに反対していたし、王妃教育の時も事あるごとに嫌みは言われるし、確信ではないが命の危機にも陥る事もあった。

 多分、裏で糸を引いていたのは前王妃様だと私は思っている。

 なんでこんなに嫌われなければならないのか、と思い密かに調べてわかったんだけど、私の両親と前王妃様は貴族学院の同級生で、しかも私のお父様と前王妃様は恋仲だったらしい。

 ところがそこに割って入って来たのが私のお母様で無理矢理お父様を盗ったそうだ。

 その事を前王妃様は未だに恨んでいるらしくてその矛先が娘である私に向かった、と言うのが事の真相だった。

ハッキリ言って迷惑甚だしい。

 これがわかった時に『ウォールズ様には悪いけど婚約破棄しよう』と決意した。

ずっと憎まれるなんてまっぴら御免だし、絶対に良い関係を築けない。


「······と言う訳ですよ」

「怖いわねぇ、一途って言うのも」

「更にお母様にお父様と付き合う様に言ったのは前国王様で前王妃様を狙っていたらしくてお母様と利害が一致したんですって。知らないのはお父様だけ。こんな話聞いたら貴族社会なんて嫌になりますよ」

 私は呆れながらローズ様に言った。



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