ロベリア、知らない所で評価を受けている
「······と言う事があったんですよ」
私は憲兵の訪問を受けた翌日、商業ギルドにやって来てローズさんに昨日の事を話していた。
「実は冒険者ギルドに問い合わせがあったらしいわよ」
「なんで冒険者ギルドに?」
「さぁ、貴女が冒険者をやってるんじゃないか、と思ったんじゃないかしら? 冒険者ギルドはギルドの中でも有名だし」
ギルドと言っても冒険者だけではなく商業、農業、工業ギルドがある。
一般的に女性が所属するのは商業か農業ギルドだ。
商業は商人が中心となりお店で出す小物の製作とかが依頼の中心だ。
たまに防具の製作とかもあるらしいけど鍛冶スキルとか特殊なスキルが無ければ受けられない。
農業は野菜の売買が依頼の中心でたまに珍しい野菜や果実を探してほしい、と言うのもある。
「まぁ、貴女は魔力持ちだし冒険者ギルドに所属していてもおかしくは無かったんだけど」
「止めてくださいよ。私はのんびりまったりと暮らしたいんですから」
ローズさんの話を私は苦笑いをしてかわした。
そう、私は魔力を持っている。
魔力と言っても属性があったりと色々複雑だったりするんだけど、私が婚約者になれたのはウォールズ王と魔力の相性が良かったからだ。
ただ、エミリア様の方がウォールズ王との相性が良かった。
何せエミリア様は聖女だからね。
そりゃあ王と聖女の方が国としては見映えが良いでしょう。
「で、私がなんで評価されてるかわかります? 嫌われてはいても好かれる事なんてしてないはずなんですけど」
「ん~、貴女がエミリア様に嫌がらせを始めた原因じゃないかしら?」
「原因?」
「他の貴族令嬢から相談されて······」
「あぁっ!!」
うん、心当たりがあった。




