表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
虚無世界  作者: 天神
PR
62/136

人間か?ロボットか?

さっきまで賑わっていたグラウンドはいっきに物静かになった。逆に全生徒が閉じ込められている体育館からはなにをやっているのかいろんな音が聞こえてくる。

絵空の希望で念のために俺達が出てきた場所にも適当なものを置いて開けられないようにした。これで絶対に誰も体育館から出られないはずだ。

そして俺達は1度しにものぬぐいで脱出した校舎に戻る。言ってみれば再登校みたいなものだ。

校舎の中はやはり誰の気配も感じない、そりゃそうだ人がいたら困る。だが普通なら放課後や休日でも誰かしらいるのに誰もいないのはやっぱり違和感がある。

そしてここに来てからの最初の地獄にあった場所、職員室前を通る。絵空は何事もないように通りすぎたが俺は違う、ここはいずれ重要な場所にもなる、だからここの中はまだ行かない。

だが俺の仮説が正しければ決して中に入りたくない場所だ、俺はその仮説を確かめるためにあの教室に向かうのだ。

そして俺達は教室に向かう階段を登り再び2階に赴く。

2階につくとすぐにさっき絵空がと倒したやつらが虫けらのごとく倒れていた。しかしそれを見て彼女は凄い不思議な表情をしていた。

「あれれ~おかしいな~?」

「なんかおかしいことでもあるの?」

「私この人達不気味過ぎて怖く成っちゃったの、だからあんま力はいんなくてちょっぴり手を抜いてやっちゃったの、だからね」

やっぱり彼女もやつらがおかしいことに気づいていた。そりゃあんな変な行動をとったらそう思わざるおえない。

「こんな長い時間倒れてるわけがないの、私あの時みたいに気絶するところ狙ってないし。」

その言葉を聞いた時俺はふとあることを思い出した、それを確かめるために俺はあの教室に向かう。

さっき俺はこの校舎には生徒は誰もいないと言った、だがそれは間違っていた…。

ここには1人まだ残っている、その子はたった1人寂しく今も教室に冷たい床に寝転がってる。そう、俺が話を聞こうと肩を押しそのまま倒れた生徒だ…。

少し遅れてやって来た絵空がその光景を見て驚いた。

「ありゃ、まだ倒れてたんだ。てっきりあの中にいるかと思ってたけど。」

「絵空、ちょっと頼みがあるんだけど?」

「え、何?」

この頼み事は俺にはできない、もしもやったら俺はれっきとした犯罪者だ。

「あの子を調べて欲しい、体の隅々まで」

それを聞いた彼女は俺から少し離れていた。

「うあぁ~、やっぱりY君って変態だったんだね…。 」

「違う違う、もしかしたら彼女は人間じゃなくてロボットかもしれないだろ!だってあんな行動とるなんて明らかにあの生徒達おかしいし、逆にずっとここに倒れてるこの子も人間として変でしょ?だから 」

「だから? 」

「彼女がロボットかどうか調べて欲しい、もしも人間だったら俺がやったら犯罪者だろ?」

絵空は再び俺に近づいてきた。

「Y君の言いたいことはわかったよ、でも急に動かない?」

「今まで動かったし大丈夫でしょ、もしも動いたら気絶するツボすればいいじゃん。」

彼女は少し乗り気ではなかったが、それを確かめなければ先には進めない。絵空はしばらく考えていたが俺の頼みを受けてくれることにしてくれた。

「じゃあY君はしばらく教室出てって!」

「え、なんで?」

「体の隅々まで調べろって言ったのY君でしょ?当然服も脱がさなきゃいけないから!」

「ああ、そうだったね。」

「理由がわかったら早く出てって!」

俺は邪魔者のごとく教室から追い出された。それから教室からいろんな音がしていたがなにが中で起きているかは俺は知らない、だって見てない(見れない)のだから。

「もう入ってもいいよ。」

しばらくして俺は絵空から教室に入れる許可をもらい中に入った。さっきまで寝転んでいた彼女は席に座っており始めてきた時と同じ体制をとっていた。

「で、どうだった? 」

「残念ながら人間だったよ、暖かいし心臓も動いて息ももちろんしてる、それに汗もかいてた。だから体臭もかなりした。こんな蒸し暑いところに長い間いたのかもね。」

体臭がどうかは大切じゃないと思うが(彼女はやっぱり臭いフェチだ。)

「他にも女の子にしかわからないことをいろいろやってみたけどけどなにも反応しなかった。けどこの子はちゃんと人間だよ。」

そうか、そうなのか。そんなに隅々まで調べてくれたのか、まさかのそこまでやってくれるとは思わなかった。

だがこれではっきりした、ここにいる生徒は正真正銘人間だ。

なら次は俺の番だ。けどそれはたいしたことじゃない。

彼女の荷物チェックをするだけだ。当然絵空は反対したが俺の仮説が正しければ見られたくないものはないはずだだから。

俺は異様に大きい彼女のカバンのチャックを開き中をみた。

そして大きく深呼吸をした。

「絵空はこれを見て。」

「だから女の子の荷物を勝手みたらダメって…なにこれ嘘だよね?」

「嘘じゃない、そう思いたいけど」

中には女子高生どころか一般人でも持っていないものが入っていた。けどそれは俺達がよく知っているものが…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ