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虚無世界  作者: 天神
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都市伝説

俺が今から向かうところそこは地図には示されていない。なぜならそこは俺の知っている場所、できればもう行きたくなかったが地図にはその後のルートしか書かれていなかったため行くしかないのだ。さすがに2回も来ているのだから道はわかる。だって向かってる場所は俺が捕まっていた場所、そして委員長が現象や自信の過去を語った場所。

地図には何枚かありまずは施設の内部が書かすれたものがある。そこに委員長が書き込んだのか進むべきルートが示されていた。俺はその通りに進んでいく。流石は政府の作った施設だ。地図を見ただけでも規模の大きさがわかる。当然たくさんの人たちがいたのだろう。それを1人で殲滅させた委員長はやっぱり凄いや。

流石にもう電気が通っていなかったため周りは暗いがここに来るときに買ってきた懐中電灯でなんとかこと足りた。流石に委員長からもらったやつだけではとてもたどり着く自信がない、それにあれはできれば使いたくない…。

そんなことを考えながら進んでいくととても広い広場が現れた。俺はここに来るまでにほとんど下り坂だった。それもかなりの数、急な坂もあった。そして地上からここに入ってきたので地上から下るとそこは地下になる。

地下にある広い広場、そう、そこは地下鉄のホームだった。最初の地図にもここの場所が示されていた。

よく都市伝説で地下鉄には使われてない路線が無数にあるとか、地下鉄は非常用に輸送機関になるなどたくさんの噂話があるが今まさにその都市伝説を見ているみたいだ。

俺はホームの周りを探っているとやはりそこには地下鉄があった。2枚にら地図ではなくメモがありこう書かれていた。

「地下鉄を動かして目的地に行け、先頭車両に行き美術電源をつけろ、あとは準備してある」

「そんな無茶なぁ」とは思ったものも地下鉄の車両を見た時に少し納得してしまった。なぜならその車両は普通の電車や地下鉄の車両とは違う、全自動で動く車両だった。簡単に言うとゆりかもめみたいな奴だ。

ひとまず俺はそれに乗り込み先頭車両に向かった。非常用の電源はとてもわかりやすいところあったためすぐに電源をつくことができた。

するとドアが閉まり電車が動き出した。

「ちょっとまてよ!」

まだ心の準備ができてなかった俺は凄いびっくりした。

明るくなった車内に1枚のメモがあった。これは字は間違いなく委員長の字だった。

メモにはこう書かれていた。


私が捕まっている場所にこの電車が連れて行ってくれるわ。

だから安心して私を助けなさい!


おそらく電車を動かす手はずをしたのもあの時別れた時にやったのだろう。いったい委員長はどこまでわかってたのだろうか?

だがその文面の上から目線は実に委員長らしい。

俺は3枚目の地図を見た。そこには今から行く所の内部地図と捕まってるであろう場所が書かれていた。あとはある一文添えてあった。


気をつけて


その意味は電車が目的地に着いた瞬間嫌でも分かった。



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