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最初の仲間

 領主の館で数日過ごした後、エリスはラナリアと共に馬車にのり、アステル王国の王都へと赴いた。護衛の兵士達と共に王都に着くと王都の都の門まで進む。ラナリアが門を守る王都の衛兵に事情を告げると衛兵達は国王の返答を待つように言って暫くその場で待機するようにエリスやラナリア達に言った。待っている間にラナリアの部下の一人が言った。


 「ラナリア様、ただの村娘が天使からの使命をうけたなんて国王や諸侯達は信じてくれるでしょうか?」


 「お前達はエリスの加護の力を直接みたわけじゃやないから信じられないだろうがエリスには何らかの加護がある事は間違いない、必要ならエリスの人を癒すという力を見せればいい」


 「誰を癒すのですか?」


 兵士がそういうとラナリアは身に着けていたガントレットを外してナイフを手に取り自分の手の平を軽く切った。


 「ラナリア様!」


 「、、、、エリス、傷を癒せるか?」


 「はい!直ぐに!」


 エリスがラナリアの手を取りるとラナリアの手は光に包まれ傷口が修復されていく。


 「これは!!」


 「納得したか?国王陛下にお会いすることさえできれば同じ事を見せればよいだろう」


 「村娘なんて馬鹿にしてすまなかったな、お嬢さん」

 

 「いいえ、気にしないでください、確かに私は村娘ですから」


 それから少し経つと王都の衛兵達がやって来る。


 「ラナリア殿、国王陛下がお会いしたいそうだ、兵達は都の中でお待ちしていただく、どうぞこちらへ」


 部下の兵士達を都の中で待機させるとラナリアとエリスは王都の衛兵について行き王城の広場まで案内された。城の広場まで来ると玉座に白髪の長い髪をした王と大臣がその直ぐそばで控えていた。ラナリアはその場に膝まづくとエリスもラナリアをみて同じ様にした。その二人を見て国王は言った。


 「御使いからの使命を受けた者であるとか?名前を聞こうか?」


 「はい、国王陛下、私はこのアステル王国の地方領主である騎士ラナリア・エイフェルです、そしてこちらが天使の使命を受けた少女エリスです」


 「私はゼルシウ・フェン・アステル、この国の王だ、その娘が御使いの使命を受けたと、、、それを証明できるか?エリスよ?」


 「それならば私が今から自分の手を切ります、そしてその傷をエリスに癒して貰いましょう」


 「その必要はない、、、、私がそうしよう」


 そう言うとゼルシウは腰のダガーを抜き取り自身の手のひらを裂いた。その様子を見ていた大臣が慌てて声を上げた。


 「陛下!?一体何を、、、!」


 「構わん、エリスよ、話の通りこの傷を癒してくれまいか?」


 「はい、ゼルシウ陛下」


 エリスはゼルシウに近づくと傷を負った他を優しく握る、するとゼルシウの手は直ぐに癒されて行く。


 「陛下!これは!?」


 「うむ、どうやら間違いないようだな、エリスよ、試してすまなかった、私達はお前と同じ使命を持った男を一人知っている」


 「その御方は?」


 「うむ、この国の友好国であるドワーフの王、ギルトン王だ」


 「その御方は何処に?」


 「うむ、この王城に来ている、今呼ぶから少し待っていなさい」


 「はい、国王陛下」


 暫く待つと衛兵と背丈の低い樽の様な胴体をして長い髭を蓄えた一人の男がやってくる。


 「ゼルシウ殿、ワシと同じ使命を持った者が見つかったと聞いたぞ!!その者は何処か?!」


 「ギルトン王よ、こちらの娘、、、、エリスだ」


 「ワッハッハ、これは可愛らしい娘さんだが本当にこの様な少女が本当にワシと同じファリエル様の使命を受けたのか?」


 「エリスは人を癒す力を持っている、さっきその力を見せて貰ったところだ、ギルトン王よ」


 「そうか、、、エリス嬢よ、申し遅れたワシはギルトン・ソール・ザラントだ、そなたのフルネームを教えてくれまいか?」


 「エリス・ノーズ・ギニアンです」


 「、、、、、、ギニアンか、、、、、、」


 「あ、あの?私の名前が何か?」


 「、、、、いや何でもない、、、とにかくこれから同じ使命を持った仲間だな!よろしく頼むぞ!エリス嬢よ」


 「それで次の目的はギルトン王よ?」


 「同じ使命を持つものを国内外の噂を広めて集めるというのはどうじゃ?」


 「、、、ギルトン王よ、そうすれば必嘘をつく者のも出て来るだろうしデーモン達が貴公らの動きをしりやすくなってしまうだろう」


 「、、、、、ふーむ、そうだのう、エリス嬢よ、お主の意見も聞きたい、どうか?」


 「、、また夢のお告げがあるかもしれません」


 「ふむ、そうかも知れぬな、、、、ゼルシウ殿、何日かこの王城でエリス嬢と滞在してもいいかのう?もしお告げが来ればそれに従い、お告げが来ない場合には2人で旅に出ようと思う、どうかのう?エリス嬢よ?」


 「分かりました、ギルトン様」


 「これからは仲間じゃギルトンで構わんぞ、エリス嬢よ」


 「はい、ではギルトンおじさん」


 「うむ、ギルトンおじさんか!そういうわけでゼルシウ殿、すまないが今日は酒を飲みながら休むことにするぞい」


 「分かった、貴公の好きな酒を振舞おう、エリス、貴公はどうする?」


 「私は、、、、、案内された部屋で休みたいです」


 「分かった、騎士ラナリアよ、貴公にも褒美を取らせよう」


 「いいえ、国王陛下、当然の義務を果たしたまでです、私は領地に戻ります、、、、、エリス元気で」


 「はい、、、ありがとうございました、ラナリア様、お元気で」


 「ああ、それでは失礼いたします、ゼルシウ陛下、ギルトン陛下」


 ラナリアが広場を去るとエリスは部屋に案内された。そこで軽く食事をとりエリスはお告げが来る事を祈り早くに休んだ。 

 


 

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