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黒いもの

 アステル王国の王都の城で眠るエリスは夢を見ていた。夢の中ではギルトンもいて、ギルトンは不思議そうな目でエリスを見ていた。


 「エリス嬢よ、確かワシは酒を飲んだ後、眠ったはずじゃがこれは夢かそれともファリエル様のお告げかのう?」


 「私にも夢かどうか分かりません、ギルトンおじさん」


 そう話していると空から中性的な美しい顔立ちをした6枚の翼を持つ天使が舞おりて来る、優しい笑みを向ける天使にエリスが尋ねた


 「、、、、ファリエル様ですか?」


 「はい、エリス、私はファリエルです、エリス、ギルトン、お互いに一人目の仲間と出会えたようですね、これからは夢の中で貴方達の使命を導きます、まずは貴方達の仲間になる5人を探すのです、貴方達の二人目の仲間はこのアステル王国の辺境の北の地ガーライン伯爵領にいます、名前はセラーナ・バレンタイン、彼女の魔法は貴方達の大きな助けになるでしょう、そして悪魔達は貴方達の使命の妨害をして来るでしょう、エリス、貴方に悪魔達を浄化して焼き払う神聖魔法を授けます、二人ともくれぐれも気をつけなさい、また夢の中でお会いしましょう」


 そう言うとファリエル身体眩しい光に包まれて消えた、気がつくとエリスは目を覚ましていた。時計は朝の6時頃だったエリスはベッドから起き上がり夢が本当のお告げでギルトンが同じ夢を見ていないか確認しに行こうとして部屋を出て歩く。途中すれ違った城の従者にギルトンの部屋を聞き案内される。ギルトンの部屋に向かうととそこに一人の兵士が息を絶えていて倒れている遺体の上から黒いものその死体を貪っていた。従者が叫ぶと黒いものは顔をエリスと従者に向けた。


 「見つけた、、、ファリエルの、、、、今からお前、、、喰らって、、、やろう」


 そう言って黒いものはエリスに近づこうとする。エリスは従者に言った。

 

 「逃げてください!!」


 「は、はい!」


 従者を逃がすとエリスは黒いものと向き合った。黒いものがエリスに飛び掛かろうとするとその真横から槍が黒いものをかすった。黒いものが槍が飛んできた方を見つめると戦斧を手にしたギルトンが立っていて反対側には複数の衛兵達が立っていた。衛兵達が黒いものへと剣を抜いて近づくとギルトンが言った。


 「エリス嬢よ!こちらにくるのだ!」


 その声を聞いたエリスはギルトンの元へと走った。


 「ギルトンおじさん!ありがとうございます!」


 エリスがギルトンの傍に行くと衛兵達の叫び声が聞こえる。


 「何だ!!こいつ剣が効かないそ?!」


 「切ってもキリがない!!」


 剣を振り回す衛兵達にお構いなしに黒いものは大きくなったとおもうと衛兵の一人また一人と覆いかぶさり喰らっていく。


 「た、助けてれーーー!!ギャーーーっ!!」


 「クソっ!!離れろ!!ウワーッ!!」


 「ワシが相手を引きうける!!魔術師を呼びにお前達は下がるのだ!!」


 「は、はい!」


 そう言うとギルトンは黒いものに近づいた。


 「今度はワシが相手だ!エリス嬢よ!夢の通りなら隙を見てフェリエル様から授かった神聖魔法を使うのだ!」


 「はい!」


 「、、、、ドワーフ、、、不味そうだけど、、、、喰らう」


 そう言って飛びかかる黒いものにギルトンは戦斧で叩き落した。叩き切る感触も潰す感触もなく黒いものは地面に這いつくばるが直ぐにまたギルトンに飛びかかる、ギルトンはそれを真横にジャンプしてかわして戦斧を構え直し、覆いかぶさろうと迫って来る黒いものをまた避けていく。その間にエリスは神聖魔法を使おうとすると自然に頭からその魔法の使い方が刻まれていた。


 「ギルトンおじさん!魔法はいつでも大丈夫です!」


 ギルトンは黒いものを戦斧で再び叩き落すと言った。


 「今じゃ!エリス嬢!」


 「はい!」

 

 エリスが神聖魔法ヘブンパニッシャーを使うと黒いものは青い炎に包まれた。断末魔の悲鳴を上げて黒いものはその場に倒れると塵となって消えた。そこへ魔術師達を連れた衛兵達がやってくる。


 「危ない所じゃったわい、礼を言うぞ、エリス嬢よ」


 「それは私も同じです、ありがうございます、ギルトンおじさん」


 「どうやら昨日みた夢はファリエル様からのお告げで間違いななさそうじゃな、探すべき仲間はセラーナ・バレンタインと言ったかのう?」


 「はい、この王国のガーラインという伯爵様の領内にいるみたいですね」


 「うむ、それでは出発に向けてワシは準備するぞい、エリス嬢も準備を終えたら共にゼルシウ殿に挨拶して出発じゃな」


 「はい、ギルトンおじさん」


 「エリス嬢よ、そなたは身軽な服装だけで良いじゃろう、ゼルシウ殿に頼んでガーライン伯爵の元までは馬車で向おう、よいかな?」


 「はい」


 ギルトンがその場を後にするとエリスも借りた部屋に戻り従者に自分に合う動きやすい服を頼んだ服を着替えるとエリスはゼルシウの元に向かった。

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