二人の魔王
ノアを仲間に加えたエリス達は魔王のガルスを探すためオアシスを後にしようとしていた。ガイドを務めていた冒険者がいなくなりガルスの封印された場所の情報はノアだけが頼りだった。
「、、、依頼でピラミッドへ行こうとしてがどうしても辿り着けなかった」
「ふむ、どういうことかのう?」
「、、、、、初めてこのオアシスについて着いた時ピラミッドへの道は分かっていたがその方に進んでも一向に距離が縮まらなかった、だからこのオアシスに戻って来た」
「ふむ、それは厄介だのう、しかし逆にピラミッドは怪しいのう」
「、、、、ああ、私もピラミッドに魔王が封印されて場所だと思っている」
「どうするかのう?アルディス殿」
「ピラミッドに向かうしか無さそうですね」
「じゃあ出発ね」
6人は準備を整えるとピラミッドへ向かう数時間ピラミッドへ向かうが距離は一向に縮まらなかった。
「、、、、、確かに辿り着けんのう?」
「どういうことかしら、、、、、」
「、、、、、おそらく高度な魔法だね、空間を捻じ曲げているんだよ」
「誰が何の為に?」
「恐らく魔王ガルスの封印を解こうとするエンキラでしょう、ボク達に邪魔をさせないためだと思います」
「それならいそがないとならないわね」
「ふむ、どうするかのう?」
「、、、、もしかしたら、わたし、解けるかもしれません」
「本当かい?!エリス?」
「、、、、試せばわかる事だ」
「そうですね、エリスさんお願いします」
「はい!」
そう言うとエリスは手を組み祈り出した、すると空間が歪み鏡が割れるように空間が割れた。
「成功した様じゃのう!エリス嬢よ、よくやってくれたのう!」
「皆さん先に進みましょう!」
「ええ!」
ラクダに乗り向かうとエリス達は徐々にピラミッドへ近づいて行く、数時間かけてピラミッドへ辿り着くとラクダを降りて入口へと向かう。セラーナが辺りを照らす魔法を使うとギルトンが言った
「アルディス殿とノア殿とリアナ殿、前衛を頼むぞい!ワシ泡は後方を警戒しておくかぞい」
「分かりました、行きましょう!ノアさん!リアナさん!」
「、、、、、、ああ」
「ええ!」
ピラミッドの中を少し歩くと大量のラミアとミイラが襲い掛かって来る、前衛のアルディス達三人が相手をする中セラーナが魔法で多くの魔物達を焼き払って6人は奥地へと更に進んで行った。奥へ入ると大きな扉がありそこに近づこうとするとエリスの首飾りも強い光を放つ。
「どうやらこの扉の向こうにいるようね、皆、準備はいい?」
「はい!」
「、、、ああ」
「ワシも前に出るぞい!」
「ええ!行くわよ!」
リアナが扉を蹴破るとギルトンとノアが左に、アルディス殿とリアナが右手に分かれた部屋の奥ではエンキラがいた。
「ファリエルの使い達ね、、、ガルスはもう復活したわよ?今度は私達二人が本気で相手をしてあげるわ!!」
そういうとエンキラの身体は巨大化して黒い龍の姿になった。奥からは巨大な蛇の頭を3つ持つものが現れた。
「我はガルス!マラゲインが倒されたようだがマラゲインの復活は完全ではない上に我らの中では最弱の存在だった、我ら二人を相手に何処までもつかな?、、、いくぞ!!ファリエルの使い達よ!!」
「どうする?アルディス、ギルトン?」
「、、、、、戦力を分散するしかありませんね、ボクとギルトンさんはガルスの相手を引き受けます、リアナさんとノアさんはエンキラの相手をお願いします、セラーナさんは状況に応じて援護をおねがいします、エリスさんは加護と負傷者が出たら直ぐに癒しの力を!」
「分かったわ!!行きしょう!ノアさん」
「、、、、ああ」
「ギルトンさんボク達も行きましょう!」
「うむ!アルディス殿!」
ギルトンとアルディスがガルスの相手を引受ける中リアナとノアは黒龍となったエンキラの目の前にたった。
「、、、、、リアナ、挟み撃ちにするぞ、私は隙を見て後ろに回る危険な役だが注意を引けるか?」
「ええ!分かったわ!」
そいうとリアナは盾を前方に構えてエンキラを挑発した。その様子を見はエンキラは息を深く吸い込んで炎のブレスを吐こうとした、ノアはエンキラの左側から後ろに回るために走り出した。
その様子を見ていたセラーナはリアナとノアにウォーターシールドの魔法を放つと水の膜がリアナとノアを包んだエンキラは盾を構えたリアナにブレスを吐くがリアナは軽い火傷負ったが癒しの力で自身を回復していく。その様子を見たエンキラは言った。
「小賢しい!!このブレスならどうだ!!」
そう言ってまた息を大きく吸い込むと口からは黒い靄が見え再びブレスを吐こうとした、それを見たエリスは祈りエンキラが黒いブレスを吐くとリアナの構えていた盾が光って黒いブレスを防ぐ。
「これならどうだ!!」
そう言ってエンキラは太い尻尾でリアナを薙ぎ払おうとすると尻尾に激痛が走った、振り返るとノアが魔剣で尻尾を切っていた。
「ぐがあああああああああああ!!」
「、、、、、体は大きくなったようだがお頭は小さくなったようだな?」
「その剣はマラゲインの、、、、、、」
「、、、、、ああ、お前達悪魔を狩るために手に入れた、死んでもらうぞ!エンキラ!」
怒りに我を忘れたエンキラはノアを両手で掴む握り潰そうとすると今度は背中に痛みが走った。リアナの剣の一撃だったエンキラは構わずノアを掴んで握り潰そうとするがノアの両腕の力に驚愕した。
「馬鹿な!?人間ごときがどうしてこんな力を!!」
「、、、、、、死ぬがいい!!」
エンキラの両腕を跳ねのけるとノアは魔剣を振るってエンキラの眉間を突き刺したがエンキラはノアに向かって黒いブレスを吐こうとするノアは真横に飛んでブレスをかわす、するとエンキラは今度は後方に目を向けてブレスを吐こうとした。リアナはエリスとセラーナを庇うようにしてエンキラの真正面にたった。
「、、、、りナア!心臓を狙え!!」
「わかったわ!!」
黒いブレスが吐かれるとリアナは盾を構えて祖それを防ぎながら突進して胸にブロードソードを突き刺した。エンキラの巨体はその場に倒れて動かなくなった、エンキラから黒い靄が立ち上がるとエリスは祈った。光がエンキラの身体を包み靄が消えた。
エンキラを倒しリアナとノアはアルディス達の元を見ると二人は果敢に戦っているがガルスには傷一つ無さそうなのをみてアルディスとギルトンに加勢しに行く。
「、、、、、今度は6対1だ魔王殿?」
「加勢するわよ二人とも!!」
「ありがとうございます!二人とも」
「あの魔王は切っても切っても再生するぞい!」
「ふん、エンキラはまた封印されたようだな、、、役立たずが!、、、、、まあいいお前達を苦しめて殺してやるぞ!」
四人はガルスの攻撃をかわしたり防ぎながら剣を振るうが直ぐに傷は再生されてしまう。
「魔法を使うよ!!伏せな!」
四人がその場で伏せるとセラーナはエクスプロージョンの魔法を唱えるがガルスにはきいていなく、エリスもヘブンパニッシャーをとなえるが効果は無かった。4人が立ち上がろうとするとガルスは尻尾でギルトンは吹き飛ばした。
「ギルトンおじさん!」
エリスはギルトンに駆け寄って治癒する。
「、、、、、すまんのう、たすかるわい、、、、」
エリスがギルトンを癒すなかアルディスとノアとリアナはガルスの攻撃を防ぎながら剣を振るいどう倒すか思案していた。
「、、、、、キリがないな」
「そうね!」
「、、、、、、リアナさんノアさん三人同時にそれぞれ一つの頭を攻撃してみませんか?」
「ええ!試してみましょう!」
「、、、、、、いいだろう1,2,3でいくぞ」
「はい!」
アルディスが数を数えると喰らいつこうするガルスの歯をかわして三人は同時にガルスの頭に剣を振るう、するとガルスの再生が遅くなった。手ごたえを感じた三人はまた相談した。
「今度は同時に首を切り落としてみましょう!」
「分かったわ!」
「、、、、、、、いくぞ、、、1,2,3!」
今度がノアが数を数えて三人はガルスに切り込むにいくとほぼ同人首を三つ切り落とした。
「やったかしら?!」
「いいえ!まだ再生しようとしています!」
「全員ふせてな!」
セラーナはそう言うとブリザードスパイクの魔法を放った巨大な氷の針がガルスの胸を貫いた、セラーナは続けてエクスプロージョンの魔法を連続で放った。魔力が切れるまでエクスプロージョンを放ち続けて魔力が切れるとセラーナはその場に膝をついた。
ガルスだった者は辺りに肉片となって散らばっていた。一番大きな肉片から黒い影が立ち上った。
「エリス嬢よ!ガルスの封印を!」
「はい!」
エリスは祈ると黒い影は光に包まれて消えた。
「勝ったわね」
「、、、、、、、ああ」
「ギルトンおじさん具合は?」
「もう大丈夫じゃ!ありがとうのう、エリス嬢よ」
エリスは今度はセラーナの元に駆け寄った。
「大丈夫だよ、エリス、少し疲れただけさ」
アルディスがセラーナの元に行くと背に乗る様に言った。
「すまないね、アルディス」
「いいえ、皆さん!ラーカスト王国へ戻りましょう!」
「はい!」
「ええ」
「、、、、、、、分かった」
「うむ!」
エリス達6人はピラミッドを後にした。




