勇者アルディスを追って
遥か昔に滅びた王国トラスティンで唯一残った街に着いたエリス達はアルディスとクルシュ王子の行方を捜していた。まず酒場に向かうがそれらしい情報は得られなった。
「だめでしたね、、、、」
「そうだね、生贄をつれたあやしい奴が立ち寄る必要はないしアルディスはまだエリスの様に成人もしてなさそうだから酒場とは無縁だったのかもね」
「うむ、次は冒険者ギルドに向かうかの」
「ええ!」
エリス達四人は冒険者ギルドに向かい受付の係員に話かけた。
「あのアルディスっていうチェインメイルに身を包んで黒髪に青い目をした人の事をしりませんか?」
「冒険者の方ですか?アルディスさんなら二日前にこの街に来られましたよ、もしかしてエリス様にギルトン様、セラーナ様ですか?」
「ああ、そうだよ」
「認識票を見せて貰えますか?」
「うむ、これが証じゃ」
「確かに3人の方は確認しました、そちらのお方はアレンス王国の聖騎士様のようですね、名前はリアナ様ですか?」
「ええ、そうだけど、どういう事なの?」
「アルディスさんは皆さんが来ることを知っていたようです、もし皆さんが自分を訪ねにきたら先に廃城に向かうと伝えてくれと言い残して向かわれました」
「街に馬車を扱っているところはあるかい?」
「はい、街の西にありますよ」
「皆!すぐ向かいましょう!」
「うむ、アルディス殿が徒歩なら追いつけるじゃろう、いくぞい、エリス嬢」
「はい、情報ありがとうございました、失礼します!」
「廃城は魔物の巣窟になっています!お気を付けて!」
4人は急いでギルドを出ると馬車の御者の元へ向かう。御者のもとへつくとギルトンが聞いた
「すぐに馬車をだせるかのう?」
「ああ、何処へ向かうんだい?」
「西の廃城です」
「冗談じゃない!あんたらよそ者だね?!あそこはこの上なく危険なんだぞ!」
「行ける所まででいいわ!」
「、、、。、、、それなら、、、、代金は高くつくよ?いいかい?」
「うむ!この指輪でどうじゃ?」
「これはお釣りをださなきゃね!急ぎの様だから直ぐに出発するよ!乗りな!」
4人は急いで馬車に乗ると街を出て西の廃城へと向かった。半日ほどかけて西へと向かうと御者は馬を止めた
「俺が行けるのはここまでだよ、旦那方」
「わかった、これが代金替わりじゃ」
「釣りをわたすよ!気をつけていきな!」
エリス達四人が馬車を降りると遠くには険しい山が立ちその頂上に廃城が見えた。
「ふむ、険しい山に加えて魔物達がいるというわけか、、、リアナ殿、先頭はワシに任せて二人の身を守ってくれ」
「分かったわ、ギルトンさん」
「アルディスに追いつければいいんだけどね」
「そうですね、、、、」
四人は山の頂上にある廃城を目指して進んだ。




