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睡眠は十分に!
「分かったよ」
「本当!?」
少女は少年が返事を返した瞬間に顔を上げ、晴れやかな笑顔を見せた。
...やっぱり。
この銀髪蒼眼の女の子は、頭を強打してあんな苦しそうな言い方になっていたのだろう。
「さあ、こっちこっち!」
「え、ちょ...」
少女は戸惑っている少年の手を掴むと半ば強引に連れて行く。
行動が速すぎる!...って言うか、この子は誰!?
「まだ道具が揃ってないから治療薬が完成してないんだけど!...そもそも出来るかどうか分からないし」
少女はそんなことはどうでもいいと言わんばかりに少年を引っ張って行く。
...ん?これって...人の話を聞かない系の人じゃないか?
「あ、私はセレナ。君は?」
「ああ、俺は───」
あれ?なんだか視界がぼやけて...意識が.....。
.....ああ...そうか。俺───
───ずっと寝てなかった...。
そこで少年の意識は途絶えた。
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