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またしても倉庫へ
扉の外にもようやく静寂が訪れたことを悟った少年は、毛布を除けて足音を立てずに静寂を保ったまま立てる。
そして、少女を起こさないように、扉を開けて部屋を出た。
辺りに人影は見当たらない。
(まあ、当然と言われれば当然、か)
今回、少年が向かおうとしているのは昨夜に忍び込んだ倉庫よりも離れた場所に造られた倉庫。
───仮に、第二倉庫と呼ぶことにしよう。
第二倉庫までの道のりは広間を一直線に通らなければならないため、隠れる場所は存在しない。
故に、見つかる危険性も高くなる。
高くなるのだが....。
───誰もいないんだよなぁ~。
少年は速く歩くどころか、普通に歩いて広間を横断していた。
(これなら今回は余裕かな?)
気を緩めた刹那───っ!
───ガンッ!
音の発生場所は、広間の中央に立ち天井と同化している岩の辺りから。
少年は恐る恐る岩の影を覗き込んだ。
───......。
───..............。
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