10.夜陰の矢ともぐら叩き。
すでに機能していないボウリング場では、呻き声を上げる男たちが横たわっていた。
そして、最後の一人が〝撃ち〟倒された。
所要時間はどれほどのものだろうか。
ゴムの散弾を撃つために、面で捉えることができるので狙いをあまり定める必要がない。
それも近づいてきた順に至近から撃つのだから、なおさらだった。
まるで何かと年齢のいった人たちから〝古きよき時代〟といわれる昭和より伝わる〝名古屋撃ち〟である。
ヘカテは全てを〝撃ち〟倒したことですっきりしたらしく、うっとりした眼差しで銃口を下ろす。
溜まっていた鬱憤を全て吐き出し終えたということだろうか。
単に、〝トリガーハッピー〟ゆえの昂揚感に満たされているだけか。
和葉は厭いた様子でヘカテを置いて歩き出した。
何も言わないし、何も言えないし、何も言いたくない。
その後ろをヘカテが鼻歌を歌いながら、のうのうと続いてくる。
これでは俗に言う〝テロリスト〟そのものだ。
破壊衝動に駆られているだけの暴徒にしか見えない。
しかし、勝手に暴れているのはヘカテのみ。
和葉にとっては、もう少し穏便に事を済ませることができないのか、と呆れるばかり。
とはいえ、陰に隠れていた男が二人の前に現れても、先陣切ってヘカテが処理してくれるので、悠々としていられるのはありがたい。
ボウリング場を抜ければまた廊下が続いている。
どこへと通じているのかまではわからない。
代わって前を歩くヘカテについていくだけだ。
ヘカテは――この元レジャーランドの設備など知る筈もないのに――どこへと向かっていいのか、わかっているようだ。
「本当に、この先でいいのですか?
迷ったりしていないですよね?」
「そんなこと言われてもね。
わからないわよ。
建物の構造なんて、知るわけないもの。
アタシは〝魔具があるんじゃないかな〟って方向に向かって歩いていくだけだし」
「そう言うことは、少なくとも当てずっぽうというわけでもないのですね?
僕は嫌ですよ。
行く先もわからないまま歩き続けるのは」
「信用してないの? 失礼よね」
ヘカテは頬を膨らませ――
廊下の曲がり角で待ち伏せしていたのだろう、男が出てきた。
――間髪入れず〝撃ち〟倒した。
「ねぇ、カズハ。あと何人いるの?
最初は憂さ晴らしに持って来いだったんだけどさ。
段々飽きてきちゃった。
モグラ叩きよりも簡単で、呆気ないんだもの」
だれた声。
むしろ、そう言われてしまうほうがだれてしまいそうだ。
男たちを撃てと言ったつもりはないし、好き勝手に撃っているのはヘカテの自分勝手なのだから。
文句を言われてもどうしようもない。
和葉は呆れたとため息をついた。
「〝ゲーム感覚〟でやるようなことじゃありませんよ。
〝トリガーハッピー〟じゃないんですから。
彼らとて、やられないように本気で来ているのでしょうから、全力を出せとまでは言いませんが、それなりに対応してあげてください」
「そうなんだけどさ。
もう少し戦力がまともじゃないとね」
ヘカテはCAWSを両手で掲げて伸びをしている。
気が抜けているところの話ではない。
もうやる気すらなくなりつつあるようだ。
「相手はこれでも所轄の警察署がマークしているぐらいの組織なんですよ。
まあ、〝平和ボケした日本〟と言われるぐらいですので、戦力は〝武力〟でなく〝暴力〟程度のものしかないでしょうけどね。
むしろ、彼らにとってはあなたが〝普通じゃない〟と思いますよ。
いくら非殺傷弾を用いているといっても、飛び道具ですからね。
それも、日本で持ち歩くこと自体、法的に問題のあるものですし。
とはいえ、〝血みどろ〟にならなかっただけ、よしとしますか。
――さて、下らない話はこれまでにしましょう。
彼らよりも〝危険な人〟が来たようですし」
和葉は足を止めた。
ヘカテにも和葉の言動がわかっているのだろう。
足を止め、気を引き締めてCAWSを構えた。
廊下の先が暗くなっている。
蛍光灯が切れかかっているのか、不規則に点滅。
今までと変わらない異様な雰囲気なのだが、それ以上に〝異様〟な存在があった。
白くぼんやりとした人影が見える。
今までの〈シュメッターリング〉の構成員とは明らかに雰囲気が違う。
簡単に倒せるような相手ではない――。
真っ直ぐにこちらを見ているようで、冷たく重々しい視線。
人影はゆっくりと歩みだし――数歩歩いたかと思った直後、跳んだ。
白閃が和葉の首目がけて、弧を描いて、薙ぎ迫り来る。
和葉はかわそうという動きを見せなかった。
対応できる速さでもなかったともあるが、〝真っ直ぐに見据える〟ことを選んだ。
だから、ヘカテが迎撃に出ようとしたところを、手を出して制止させた。
「――どういうつもりだ?
動かないとは、死ぬ気だったのか?」
白閃が和葉の首の寸前で止まっていた。
また、人影――白い外套を被った男――白矢が訝しくように睨んでくる。
和葉は白矢と首筋に当てられている白人の刀――セラミックブレードを目にしても、冷ややかな態度でいた。
いつ殺されてもおかしくない状態なのだから、怖くないわけはない。
ただ――
白矢は白刃を突きつけはしても、斬りつけてくることはないだろうと確信していた。
だから、動揺もない。
いつも誰かに見せる冷笑を、白矢にも例外なく向けた。
二人の視線がかち合う。
火花――いや、刀同士の鍔迫り合いをしているかのような、次にはどちらかが斬られてしまうのではないかと思えるような。
「僕は死にませんよ。
あなたが、僕を殺すとは思えません」
「なぜ、そう思う?」
「僕を殺したところで、あなたに何の利益もありません。
むしろ、損することのほうが多い筈です。
ネコジシ商会そのものを敵に回すメリットがあなたにあるとは思えないのです。
さらに、この街には咲耶霞もいることですし、迂闊に目的以外を殺すこともできないのではないのですか?」
「なるほど、ネコジシの〝小間使い〟ならでは――いや、儲けを考える人間ならではの言い分か」
「なので、早々に下ろしてください」
「嫌だ――と言ったら?」
和葉と白矢の睨みが続く。
刀を宛がわれている分、和葉の分が断然に悪い。
それでもなお動じない。
むしろ、白矢を呑み込まんばかりの意気を見せた。
ここで動揺を見せれば、それこそ斬られると見ている。
白矢はじっと見据えてきて、和葉の動揺がないと見たからか、小さく笑んでから刀を下ろした。
「俺としても、お前たちを相手にする暇はない。
ただ、お前たちを見たから、邪魔をしないようにと釘を刺しておこうと思っただけだ」
「あなたも〈蒼い王〉が目的ですか?」
「〈蒼い王〉?
ああ、あれも〝A級指定〟ものだったな。
生憎とそんなものに興味がないし、それを追っているわけではない」
白矢は後ろへと下がっていく。
それでも一挙手一投足の間合いを維持した距離で止まった。
和葉とヘカテが何かをしてこようものなら、いつでも対応できるようにだろう。
「なら、どうして〝あの人〟を殺そうとしたのです?」
「〝あの人〟? 誰のことだ?」
「芒原美加のことです。
あなたが傷を負わせた、と本人から聞いていますし、殺そうとしていたところを咲耶霞からも聞いています」
「ススキハラ……?
聞いたことのない名だが――そうか、あの女の名か。
そういえば、お前たちの関係者だそうだな。
俺はただ〈異端〉の恐れがあると思ったから、仕事を全うしようとしたに過ぎない。
咲耶が出てきて、邪魔をされたがな。
――で、どうする?
ちょうどそこに〈魔女〉もいる。
一戦交えても構わないぞ?」
不敵な笑み――いつでもかかって来いと挑発をしているようだ。
和葉はゆっくりと息をついた。
白矢とのやりとりで苛立った心をどうにか落ち着かせようとする。
ここで挑発に乗れば、殺されるのはこちら側である、と。
「いえ、今はあなたと事を交える場合ではありません。
あなたが〈蒼い王〉を狙っていないと言うのなら、今すぐどうにかしなければならないという状況でもないですし。
〝あの人〟の件については、いずれまたどこかでということにしておきましょう。
これでお互いに損はないと思いますが?」
なので、いつもどおりに胸に手を当てて、口元をつり上げた。
いつもの自分を徹すれば、相手の挑発に乗らずに済むと思ってのこと。
そして、いつものペースに話を進めればいいだけのこと。
「ここで、一ついいですか?
あなたの目的は何です?
〈蒼い王〉以外に、ここに何かがあるのですか?」
「俺の最大の目的だ。
言わずとも知っているだろ、お前なら。
〈黄金の林檎〉だよ」
◇
廊下を抜けた先は駐車場だった。
和葉とヘカテは白矢とともに行動している。
とはいえ、手を組んだわけではない。
三人とも向かう先が同じだけだったに過ぎない。
決して、仲間意識などない、と三人とも口を揃えて言うに違いない。
いや、すでに三人とも、顔にそう書かれていた。
だから、一緒に歩いていても何も話さず、背筋の凍るほどに冷たく寒い雰囲気をそれぞれが漂わせている。
何かがあればいつでも首を刈る――三人ともそんな空気。
そんな空気を常にまとっているからなのだろうか、単に動ける構成員の数が減ってきただけか、三人へと襲いかかってくる回数が減ってきた。
邪魔になるのがいないのはいいことで、目的のものを捜すに都合がいい。
特に構成員を倒すことも厭いてきた状況だったのだから、なおさらと言えようか。
三人行動するようになって、地下駐車場へと至るまでに、合計で五回――全部で七人と出くわした。
それらは全てヘカテのCAWSで呆気なく床に転げたのは言うまでもない。
相変わらずの〝作業〟に過ぎなかった。
現に、白矢は刀を振るうことがなかった上に、鞘に収めたままだった。
〝相手するに値しない〟ということなのだろう。
そういう意味では、七人とも運がよかったのかもしれない。
でなければ、殺されていてもおかしくなかったのだから。
駐車場はとても広く、また、とても暗かった。
明かりが点々と不規則に灯っているための暗さ。
如何に普段使っている場所と使っていない場所とが判別できる。
蛍光灯の灯っていない場所は基本的に蛍光灯が割られているか外されているのだ。
車も、廃車になったものから真新しいものまでいくつもあった。
それもまた、明るいところに真新しいもの、暗いところに廃車、とくっきり分かれていた。
廃車は無論置き捨てられたもの。
部品を盗まれ無残な〝鉄の塊〟としてのものでしかない。
真新しいものはどれも構成員のものだろう。
高級セダン――日本車に、それらの海外ブランド、ドイツ車にイタリア車、他にも多国に渡ってのものがある。
他はワンボックスを始めとした各種ワゴン車。
どれも見た目を重視したカスタマイズがなされていた。
しかし、走るための性能を最大限に活かした乗り方はされていないだろうし、走るためのカスタマイズとは到底思えないものばかり。
それらを踏まえ、地下駐車場の雰囲気として――チンピラの溜まり場として、如何にもという場所であるが、異様さが何よりも表に出てしまっているので、チンピラよりも〝よからぬ何か〟の場所のようにも見えた。
飽くまでイメージによるもの。
現実はどこまでもチンピラの溜まり場でしかない。
閉ざされた空間である地下駐車場は、三人の足音が遠くまで鳴り響く。
音を立てないように歩くことも可能なのだが、そうしないのは三人が侵入していることを相手側に知られているから、忍び歩む必要がないと思ってのこと。
それに、音を立てれば向こうから寄ってきてくれる。
寄ってくればヘカテが勝手に倒してくれる上、こちらからいちいち構成員を探す必要がなくなるということもある。
――三人は足音を耳にした。
まだ見えぬ遠くからのもの。
ただ、反響しているのでどこから聞こえてくるのかいまいち判断がつかない。
音が大きくなってきていることから、近づいていっている、もしくは近づいてくると判断していいだろう。
この反響でもヘカテと白矢はどちらへと向かっていいのかわかっているようだ。
歩みに迷いがなく、真っ直ぐに歩んでいく。
和葉は二人についていけばいいだけだ。
しかし、一向に足音がこちらへと近づいてくる様子がない。
むしろ、逃げようとしているだろうか。
慌てているとも聞こえる。
次々と構成員を倒されているのだから、怖くなって逃げ出したくなったと考えるがいいだろうか。
でなければ、今までどおり向かってきてもおかしくない。
いくつかフロアとして区切られたうちの一角。
柱に大きく「3‐A」と書かれた場所は、明かりが充実しており、フロアを見渡すに困らない。
フロアの中央には、黒塗りのステーションワゴン――アウディRS6アバントが止められており、四人の男がいる。
うち三人は〈シュメッターリング〉の構成員で、蝶のエンブレムの腕章をつけている。
もう一人は構成員とかけ離れた恰好。
神父服をまとった巨躯。
灰色の髪に紫がかった瞳、首から逆十字のロザリオを提げているのが何よりも印象的。
聖職者であるにも拘らず、異様な存在としか思えない雰囲気を持っている。
それは、ここが日本で神父服をまとった男が珍しい部類に入るからなのだろうか――否、巨躯の存在そのものが異質だった。
外見としてではなく、内面からその異様さを滲み出していた。
構成員の三人は侵入者がどういったものなのか、慄き、慌てているようだ。
「どんな状況なんだ」と話し合っている様子からして、まだ和葉たちがすぐそこまで近づいていることに気づいていないようだ。
足音が聞こえている筈なのだが、気づいていないところを見れば、その慌てようは見てわかるほどだといっていい。
巨躯はというと、至って冷静のようだ。
冷ややかに三人を見ている。
侵入者のことは特に気にしている様子がない。
こちらもまた、その余裕の態度から和葉たちに気づいていないように見える。
「――おやおや、皆さん、どこへと行くつもりですか?
仲間を置いて、逃げ準備だなんて」
構成員たちから約十メートルほど離れたところまで近づき、和葉たちは足を止めた。
和葉の言葉に反応して、構成員の三人が驚きの声を上げて、慌てるように振り向いた。
巨躯は全く驚いた様子を見せない。
気づいていない筈なのだが、あたかも初めから気づいていたいと言っているかのようだ。
こちらへとゆっくりと振り返り、静かな視線を向けてくる。
アメジストの双眸が綺麗なのにとても冷たく怖い印象を与えてくるのだ。
〝ただものならぬ存在〟を示しているかのような目。
近寄りがたい、近づくことが最も危険だと本能が知らせてくれる。
この巨躯も〈シュメッターリング〉の一因なのだろうか。
見た目でも持っている雰囲気でも、構成員とはとても思えない。
何かがあって一緒にいる――まるで和葉とヘカテが、白矢と一緒にいるように理由があるように見えた。
「――お前たちは何者だ!?
俺たちが何かを知った上でのことか!?」
構成員のうちの一人、背広をまとった茶髪の男――見た目売れないホスト――が和葉へと指差し、威嚇して前へと出てきた。
和葉へと指差した理由として考えられるのは、和葉が先に言葉を投げかけたことがあるだろうか。
でも、白矢とヘカテ、この二人にはどうしても威嚇できない雰囲気を持っているから、見た目が普通の和葉に言い放ったとも見えなくもない。
相手にどう見られていようと気にもせず、和葉は別の意味で眉をひそめて厭いた様子で肩をすぼめた。
「やれやれ、どうして〝この手の人たち〟は同じことしか言わないのでしょうかね。
語彙が少ないのか、もっと気の利いた言葉を思いつく頭がないのか。
――ま、〝類は友を呼ぶ〟と言いますからね。
似たような思考の持ち主しか集まらないのでしょうね。
こちらとしては、何度も同じことを言われて、しかも、同じ言葉を返してきました。
さすがに今回もとなりますと、うんざりしてきます。
でも、言わないと理解してもらえないし――言っても理解できるのかわかりませんが――先に進まないと思いますので、仕方なく言うことにします」
一息、間を置く――
「僕は商人です。
飽くまで特殊なものを扱うだけの商人でしかありません。
そして、〈蒼い王〉が目的です。
素直に出してほしいところなのですが、そうもいかないのはわかっているので、実力行使でいかせてもらいましょうかね」
冷笑。
明らかな挑発。
どこまでいっても、自分のやり方を変えない。
それが男を煽ることとなり、逆上させた。
しかし、そんな逆上も次の瞬間には〝無力〟へと変わった。
何か言葉を発するために口を開くのだが――そこから出てくるのは大量の血。
それも、首からも血を噴き出していた。
――力なく、仰向けに倒れた。
元は人間だというのに、実にマネキンか何かのように。
「茶番など、興味ない」
白矢が刀についた血を振り払った。
ほんの一瞬だった。
男との間合いを詰めて、一撃の名のもとに斬りつけたのだ。
距離として、その男との間に数メートルはあった筈だ。
人間離れした動き。
「俺の目的は――」
そのまま刀の先を巨躯へと向ける。
「お前だ」
巨躯は至って変わらない。
冷静のまま、ただそのままに白矢を見据え返すのみ。
「そいつらを使って、何を企んでいるのか知らないが、俺はお前をずっと追い続けてきた。
今日こそ、お前の首を貰うぞ」
「白矢、お前も懲りないな。
ワタシは――ただ、人々の願いを叶えているに過ぎない。
人々がワタシを求めている。
人々が渇望している。
ならばこそ、それに従うのみだ。
〈神〉の名のもとに従っているに過ぎない」
巨躯からドイツ語が放たれる。
そして、笑んだ。
表情が変わらないのに口元だけが笑いの形を作るのだから、とても不気味、奇異。
生きている人間のそれを思わせない。
「人々の想いを踏みにじるお前が、それを言うことか!」
対して、白矢もドイツ語で返した。
「人々の想いを利用して、お前はお前の欲望のままにしているだけだろ!」
「フフフ、そうか――そういう〝見方〟もあるか。
ゆえに、お前はワタシを追い続けているわけか。
それもそうだな。
お前は――」
「それ以上言うな!」
白矢が巨躯の言葉を遮るように、刀を振りかざして駆けた。
それはまるでその名のとおり、放たれた矢の如き。
一直線に巨躯へと向かっていく。
斬撃――
巨躯は白矢の太刀筋が見えているのか、慌てる様子もなくかわしていく。
白矢の斬撃は、二撃、三撃と空を薙ぐばかり。
決して白矢の斬撃が遅いわけではない。
今までどおり、いや、今まで以上の速さをもって巨躯へと斬りつけんとするのだが、巨躯がそれを上回る反応で太刀筋を見ているとしか思えない。
白矢の動きが、全て初めからわかっているのではないかと錯覚してしまう。
トン、と巨躯が床を蹴った。
軽いステップ――白矢の斬撃の間合いを潜り抜け、掌底が白矢の胸へと突きつけられた。




