7.猫は視線を向けられると緊張するので、是非とも目を合わせないでください。
午後、昼というには遅く、夕方を迎えるにはまだ早い時間帯。陽があるというのに北風がとても冷たく、肌を劈いてくる。“北風と太陽”の話をふと思い出してしまいそうになるのだが、コートを脱ぐ気など全くなれないほどに、陽の暖かさよりも北風が勝っている。
どれほどの間、外にいたのだろうか。寒さはすでに感覚として認知されないほどに何も感じなくなってきた。寒さに麻痺してしまっているということすらも、北風によってどこかへと飛ばされてしまったのか、それ以上に“寒さ”という単語を認識すらできていないのかもしれない。
そんな美加と東雲の前には、多くの子供たちが寒さを気にする様子もなく――むしろ、寒さを気にしているのは大人たちだけで――行き交っており、寒さを感じないことを羨むわけでもないのだが、二人はそれらを眺めてつつ歩いていた。
子供たちを眺め歩く理由は、以前に和葉から印刷して貰った二人の子供についての用紙である。それらを見ながら行き交う子供たちの中から捜し出そうとしているのだ。
子供たちは近くの小学校からの帰りの時間で、一様にランドセルを背負っている。時期こそ違うがカルガモの行列か、場所こそ違うがペンギンの行列か、似たような背が列を組んで歩く様が何とも可愛らしく思えてくる。ただ、あちこちと見て歩くものだからか、なかなか子供たちの顔を窺うことができないために、全員真っ直ぐ前見て歩かないと危ないよと声をかけたい気分にさせられる。
さらにというか、当然というか、どこで何があるか分からないご時世だからこそ、子供たちと一緒に黄緑色のベストをまとった学校ボランティアの人たちが随伴しており、美加たちに訝しく視線を向けてくるのである。どれも定年退職を迎えた年齢の人たちなのだろうが、ジロジロと二人を見てくるその様は、年老いたとはいえ未だ狩りを忘れられない狩猟犬だろうか。老犬だからといって甘く見ているとこの牙でその身を引き千切るぞ、と脅しをかけてくるかのようでもある。見知らぬ大人が子供たちの顔を見て回っているために、二人を不審者としてずっと睨みを利かしているのである。
特定の子供を捜すべく何度も子供たちのそばを行き来しているのだから、不審な目を向けられていても何らおかしくもない。これで二人を不審者として見られていなかった、それこそ学校ボランティアをしている意味があるのか問われてしまうだろう。
尤もらしい理由として最近の不明機に関係のあるそうな子供たちから話を聞きたいために捜しているとあるのだが、果たして学校ボランティアの人たちはどこまで信じてくれるだろうか。むしろ、より不審者として決定づけられるのではないのか。
今すぐここから立ち去りたい気分にさせられるのだが、そうなればそれでネコジシ商会へと戻った場合、和葉からとことん嫌味を浴びせられることになるだろう。嫌味をずっと言われるぐらいなら、まだ視線の方が短時間で済むので我慢することにした。
そんな美加に対して、東雲は全くの逆で堂々とした態度で子供たちを見ていた。学校ボランティアの人たちの視線に動じることもなく、毅然としている。
むろん、この二人の内、専ら視線を向けられるのは美加の方である。挙動不審と毅然、果たしてどちらの方が不審な視線を向けられるのかといえば、答えは簡単なもので、挙動不審な美加となる。視線を向けられるからこそ挙動不審となり、挙動不審になるからこそ視線を向けられる。確実に“負の螺旋”へと陥っていた。
この場合、美加は警察官なのだから、初めから“身分を証明する物”を見せていれば早い話なのかもしれない。下手に言い訳を考えたり、視線から逃げ腰になっていたりと、自らを追い詰めて答えに気づいていないところが何とも情けない限りである。
かれこれ、どれほど子供たちのグループを見送ってきただろうか。北風と学校ボランティアの視線の寒さ冷たさに耐え続けてきた甲斐があった。画像に似た子供たちを見つけることができた。
まずは第一関門突破ということになるのだろうか。と考えるのはいいのだが、学校ボランティアの視線の中で、どうやって子供たちに接するかが次の難題になる。
美加は悩む。ここで子供たちに近づいていくのはいいとして、眺めている以上に向けられる視線がきつくなることはいくらでも予想がつく。それどこか、警察を呼ばれて大騒ぎに発展したらと考えると――自分が警察官であることはすでに頭の中にない――とても怖くなってきてしまう。ここで失敗することは一番やってならないことになる。どうやってでも接触を成功しなければならない。
けれども、東雲は美加の心情など知るわけもなく、仮に知ったとしても何も発展しないことが分かっているのだろう。子供たちへと真っ直ぐに近寄っていく。
学校ボランティアの人たちの内、一人が東雲へと近寄っていく。子供たちに危険なことが起きてはならないと考えれば、動くことは賢明な判断だろう。
しかしこのまま見過ごせば警察沙汰になってしまうと思った美加は、慌ててその男へと近寄っていく。
「何だね、君たちは?」
訝しげに尋ねてくる男に対し、美加はようやく自分が警察官だえることを思い出した。慌てて警察手帳を取り出し、男へと開いて見せる。警察バッジが誇らしげに輝いているのだが、挙動不審な美加にはとても不釣り合いな物に見えてしまう。
男はバッジを見るものの、美加へと訝しく視線を止めようとはしない。偽物の警察手帳なのではないのかと疑問をどこまでも抱えているらしい。次に東雲へと目をやれば、「あの女も警察なのか?」と尋ねてくる。一応、“警察”という単語を使っているだけで、きっとそう見ていないことだろう。
美加は東雲のことをどう答えていいかためらってしまう。東雲が警察官でないので、「そうです」と答えるわけにもいかない。かといって、「彼女は自衛官です」と素直に答えたところで、信じてくれるとは到底思えない。美加のことすら疑問に思っているのだから、より一層疑問は深くなることだろう。
やはり、嘘でも“警察官”としておくべきなのだろうか。そうやってなかなか答えを出せない美加に、男はさらに訝しく。
そんな美加と男が気になったのだろうか、東雲が子供たちへと声をかけることもなく、「どうしましたか?」と尋ねながら近づいてくる。
「あんた、警察か? こっちは一応手帳らしきものを持っているが」
男が東雲へと尋ねると、東雲は「いいえ、警察ではありません」と即答。
「私は自衛官をしております。今、自衛隊であることを証明できる物を所持しておりませんが、もし宜しければ、後日、私に関する資料をお送りいたしますので。
それで、現在、訳あってこちらの警察の方と共同でとある捜査をしておりまして、この子供たちを捜していたわけです」
東雲は手にしている用紙を男へと見せる。男は用紙を手にして、東雲とを交互に見ながら東雲の話に耳を傾けている。
「捜査と申しましても、子供たちが危険なことに巻き込まれているというわけではなく、私たちの捜査に必要な情報を子供たちが持っている可能性があるので、お話をさせてもらいたいと思って捜していたのです。
是非とも、子供たちと話をする時間を戴けないでしょうか? ほんの少しでも構わないので」
依然態度の変わらない男に、東雲は深々と頭を下げる。懇切丁寧に訳を話せば答えてくれると思っての行動だろう。それに、“警察”と“捜査”の言葉を使って、より重要であることを男へと示したことになる。
美加も倣って頭を下げる。何も言えなかったのだから、せめてこのぐらいのことをしなければならない。本来なら、そう言った説明は美加がやらなければならなかった筈なのだ。
美加と違って不審がらせない東雲の行動に、男は少し悩むよう唸り声を上げている。美加はどこまでも信じられないが、東雲のことは信用してもよいと思ってくれているのかもしれないのは、その悩み方から滲み出ている。
「本当に危険なことには巻き込まれていないのだな? まあ、少しだけだぞ」
そう言って、用紙を返してきた。東雲の毅然さが功を奏したようだ。
「ありがとうございます」
東雲は用紙を受け取り、もう一度頭を下げると、子供たちの中へと戻っていった。
それを見届け、男が美加へと視線を向けてくる。初めからあのぐらいのことを言えばこちらも不審に思うことはないんだぞ、と言っているかのようである。美加は肩をすぼめるしかない。あまりにもの不甲斐なさに胃が痛くなってくる。
「あんたは行かないのか?」
許諾が出たのに呆然と動きもしなかったから、男が尋ねてくる。美加は頭を下げて、東雲に続いて子供たちの中へと入っていった。
“何この人たちぃ”という視線は、好奇心によるものなのか、はたまた不信感によるものなのか。奇異な視線を周囲の子供たちに向けられて、美加はたじろいでしまう。男の視線も大層怖かったが、無垢な瞳から不審がられる視線は怖さ以上につらいものがある。そんな目で見ないでと空笑いを返すことしかできない。そんな美加をよそに、東雲が画像と同じ顔の子供たち二人を列から連れ出してきてくれた。
子供たちの列から見えるところで、なるべく連れてきた二人を怖がらせない配慮をもって、それでも他の子供たちに邪魔されないようにあえて列から離れ、美加は二人の前でしゃがむ。不信感を与えないことと、目線を同じにすることで威圧感を与えないようにするためである。長身のためか、初見の子供たちに何かと怖がられてきたことがあったので、いつの間にか自然とそう言ったことをするようになったのだ。
「――少しでいいから、話を聞かせてほしいな」
美加なりに、不明機に関しての説明をした上で、そう言った。ただ、どうやって説明したらいいのか悩み、色々と遠回りな言い方をしてしまった感じもある。なので二人がどこまで理解できているのかは分からないところ。とりあえずという形で、なぜ夜の街へと出歩いていたのか、その辺りから話を聞きだしてみようと思って、話をしたつもりはある。
しかし、二人は何も答えなかった。むしろ、応えることもなかった。黙ってうつむいたまま、ただただ美加の説明を聞いていただけに過ぎない。
ともなると、説明がなっていなかったのかもしれない。もっと他に説明のしようがなかっただろうか。美加は考えを巡らせていく。
そもそも説明云々の話ではない。美加を警戒していることが一番の原因である。見知らぬ女が突如問い質してくるようなことをすれば、恐れを持ってもおかしくはない。美加を前にしてからずっとおどおどとした目をしているし、これから美加に食べられてしまうんじゃないかと、まるで“怪物”でも見ているかのような目でもある。
確かに、美加と二人との背の高さはの差は著しい。大人と子供の差なのだからこればかりはどうしようもなく、さらには女の中でも背の高い部類の入るのだからなおのことだ。だからこそあえてしゃがんで目線を合わせているのではあるが、そんな風に見られていることが前提であれば、たとえ目を合わせたところで意味をなしていない。
美加は二人に微笑みかけて警戒心を解こうとするが、次第に空笑いへと変わっていってしまう。この後、どうやって話を続けたらいいのだろうか。警戒を解くには何が一番なのかを考える。けど、そう簡単に答えなんて出るものでもない。これでは心が折れそうだ。
美加の後ろで東雲が美加を見ていられないと思ったのだろうか、美加の横に並んで口を開く。
「君たち、“月光”という言葉を知っていますか? 飛行機の名前です。知っていますか?」
美加の回りくどい聞き方と違って、こちらは端的な質問だった。
しかし、美加には東雲が何を言っているのかさっぱり分からず、東雲を見やる。自分の知らないことを二人が知っているのだろうか。そもそも、“月光”とは何なのか、というところから分かっていない。
東雲は美加の視線を気にもせず、真っ直ぐに二人を見ている。二人が知っていると確信しているかのような目つき。
二人は黙ったままということには変わりないのだが、東雲の言ったことに何か思う点があるらしく、そわそわとしだす。美加に対する警戒心とは明らかなまでに違う反応を見せている。
東雲は二人から視線を外すことがない。視線で二人の動きを封じ込めているかのようである。それこそ、〈魔眼〉と呼ばれる魔術を行使しているかのような圧迫感がある。
それが怖かったのかもしれない。いや、本当に思うところがあったのだろうか。二人は東雲の目から逃れるように、互いに目配せをすると、そのまま走っていってしまった。あっという間に離れた子供たちの列の中へと紛れ込んでしまった。
美加は二人に逃げられたことに「あ」と声を漏らすものの、その声も空しく響くだけで、二人を引き止める間さえないままに見届けるだけに終わってしまう。
「折角、会えたのに……」
残念と立ち上がって、ため息をつく。今回は何の情報も得られることができなかったが、まだ今度会う時には警戒をちゃんと解いた上で話を聞いてもらおうと心にした。
そんな横で東雲は何か得たのだろうか、頷いている。
「何か、知っていると見ていいのでしょうね。明らかに“月光”という言葉に反応をしていました」
東雲が言うので、美加は東雲へと見やる。東雲の視線は子供たちの列へと向けられていて、おそらく中に紛れた二人を見ているのかもしれない。その視線は、美加のように子供に相手にされなかったこその残念なものと違って、標的を捉えた猛禽の如きにある。
「あの不明機、古い戦闘機のように見えました。だから、百合垣さんのパソコンをお借りして、似ている飛行機をインターネットで探してみたら、“月光”という名前が見つかったのです。遠くから見ただけの記憶を頼りだったので、あの不明機が本当に“月光”だったのか、定かではありませんけどね。夜で暗かったということもありますし、見間違いの可能性だってあります。それに細部が違うだけで名称の変わる飛行機だってありましたが、どうしてか、“月”と関係するような気がして、“月光”と結び付けてみただけのことです」
「“月光”……ですか。アハハ、私にはさっぱり分からないんですけど……」
「あの子たちが、百合垣さんの手に入れた情報通り、この案件に何かしらの関係があると見ていいのではないかと思います。そして、“月光”に何かしらの意味を持っていると思っていいのではないでしょうか。“月光”の名前を出したのはカマかけでしたので、確証はありませんでしたが、あの子たちの反応を見て“確証を得た”と思っています」
「そうですか……私は、やっぱり何が何だか……。こんなことだから、和葉くんにいつまで経っても嫌味を言われちゃうのよね……」
子供たちの列を見送りつつ、美加はため息をついた。
◇
「――えぇ、“予想通り”と申しますか、本当に何の役にも立たないのですね、あなたは」
翌日のこと、美加がネコジシ商会へと訪れるなり、予想通りの言葉が和葉の口から氷の塊を剛速球で投げつけてくるかのように冷淡とした口調で浴びせてきた。
美加はその“氷の塊”を受け止められずに直撃した挙句、げんなりとうな垂れ、次々に襲い来る“氷の塊”を黙々と受け続けるしかなかった。反撃の余地などなかった。こうして立っているだけでも精一杯なのだ。このまま宙へと打ち上げられるのではないかというほど、連続的に撃ち続けられるのだから。
この“氷の塊”の原因が、二人の子供から不明機、もしくは魔具に関する情報を全く得られなかったことによるものだ。むしろ、警戒されて何もできなかったことが何よりも原因で、そのことを和葉へと伝えた途端にそこを手痛く衝かれていたのである。
ヘカテは「次は、頑張ろうねぇ」と笑顔を交えて美加の肩を叩いてきた。ヘカテにとっては慰めや激励の言葉なのかもしれないが、その笑みとお気楽な口調から、美加を嗤っているようにしか見えなくもない。
美加はこんなにも見っともないことに陥っているのは、何よりも自分の責任であることが分かっているので、二人に何も言い返すことができなかった。
「言い訳の一つぐらいはないのですか? 黙ったままいられても、何の進展もないと思うのですけどね。それとも、言い訳すらも考えられないほどに落ちぶれてしまいましたか?」
「ごめんなさい」
「誰も謝罪を言えとは言っていません。言い訳の一つぐらいあるのかを尋ねているのです。言い訳できないほどのことなのですか?」
和葉はそう言ってかぶりを振ると、大きくため息をつく。
“氷の塊”だけにあらず、和葉の“言葉の槍”が深々と胸を貫いてくる。とうとう嫌味だけで留まらず愛想を尽かされてしまったのだろうか。「役立たず」とののしられるだけなら、まだ耐えられるのかもしれない。でも、「もう要らない」「必要ない」と言われてしまったらと考えると――怖かった。とても怖かった。仕事上の付き合いというだけのことなのに、捨てられてしまうのではないのか、独りになってしまうのではないのか、怖さが滲み出てくる。
「そうですね。では、こう問いましょうか。子供たちに、魔具との関連性があると思いますか? あなたの直感を訊いてみようかと思います」
「……直感、ですか?」
美加は顔を上げ、ここで答えられればまだ見捨てられないで済むのかもしれない、と半信半疑の目で和葉を見据える。和葉は厭いたままのようでいるようだが、特に怒っている様子はないようだ。ともなれば、この答え次第では挽回が可能なのかもしれない。必要としてくれるかはまだ分からないが、不必要だと今すぐ言われないで済むのかもしれない。
「私にはよく分からなかったけど、東雲さんが何て言ったかなぁ――飛行機の名前を言った途端に子供たちが逃げてしまったんです。それで、東雲さんは子供たちと魔具に関連性があるのかもしれないって言っていました」
「なるほど。彼女は関連性があると見ているわけですか。――で、あなたは?」
「さっぱりです。警戒されて逃げられたとしか……」
「あなたは、相変わらずの愚図ですね」
「酷い……」
美加は再びうな垂れることとなる。最早、消沈したと言うべきだろう。とうとう見捨てられるんだ、と心で泣くことしかなかった。
「――ところで、彼女の姿が見当たらないのですが。今日は一緒じゃないのですか?」
美加の心など全くもって知るつもりもなく、和葉は質問を続けてくる。
現に事務所には東雲の姿がなく、今朝は美加のみでやって来た。現在の案件を終えるまで生活を共にすると言ったのだから、今日もまた一緒にネコジシ商会へと訪れると和葉は思っていたのだろう。
「もう一度、子供たちに会って話をしたいと言っていました。後から来るそうです」
「なるほど、そうですか。では、あなたはなぜここにいるのです? 彼女と共に子供たちへと話を聞きに行かなかったのですか?」
「私は、昨日のことと東雲さんが子供たちに会いに行っていることを和葉くんに知らせるために来たんです」
「なるほど、そうでしたか」
和葉は美加は散々嫌味を言ってきたくせに、しれっと全く悪気もない態度でコーヒーをすすっている。
そんな和葉の態度を見て、美加はまだ見捨てられないのだろうと内心安堵を息をつく。酷い時なら背中を向けられて“話したくない”をあらわにするのだが、まだそこまで至っていない。
こんなことに安堵している場合ではない筈なのに。自分が全く役に立っていないことをどうにかしなければならない筈なのに。気持ちは違っていた。独りにならなくて済むの名なら何よりも嬉しい、と肯定的に捉えていた。
独りでいるということは、何よりもつらいことなのだと知っている。思い出したくもない小さい頃の自分。あの頃の自分には戻りたくない。和葉とヘカテと、気兼ねなく話をしていることが何よりも幸せなのだから。
だからこそ、どうしても自分が二人に愛想を尽かされないためにも頑張らなければならない。そう考えることはできても、実践できるかが難しいことは、重々分かっているつもりだ。




