5.猫たちは夜の街に集まり、探し物を求めて彷徨う。
ネコジシ商会の中は、“喧騒”としていた。
和葉の前、スチールデスクに積まれた文献の数々。日焼けして変色してしまった古そうな物から最近発行されたような真新しい物まで、乱雑とした山としていくつも築かれていた。
山から文献を取ったり積んだりするたびに崩落が起き、別の山をさらに崩壊させたり床に落ちたりと音を立てていくのである。
そんな音の原因は和葉にあった。文献の取り方や置き方など全く気にしていない。また、文献の山の崩落そのものも気にしていない。自分の目の前に崩れでもしない限り、積み直すこともせず、黙々と文献に目を通していた。だから、喧騒と言えるまでに文献の崩落の音が連なっていくのである。
何をここまでして文献を広げているのか、ということになる。
単に、未だ魔具の詳細が分からないので、ある程度推測した事柄を基として文献にヒントとなるものがないかと読み耽っている。いや、最早読み漁っているという方が正しいのかもしれない。他に当てになるようなものがなかったから、文献を漁ることにしたのである。
読み耽ることに疲れるとため息をつき、目の前の山へと閉じた文献を置いた。
「コーヒーを淹れてくれませんか?」
その場で伸びをしながら、誰へともなく言う。
――が、誰の返事もない。
和葉の注文の是非はともかく、いつもなら何かしらの返事がある筈なのに、誰の返事もない。だから訝しく思って立ち上がり、部屋を見渡せば、和葉以外に誰の姿もない。いつも暇そうにここへと訪れている美加の姿もなければ、部屋の隅で何をすることもなく座っていることの多いヘカテの姿もない。また、新たに仕事の協力をすると言った筈の東雲の姿もなかった。
これではコーヒーを頼んだところで、コーヒーが出てくるどころか誰の返事もない筈である。
「僕を置いて、どこへと行ったのでしょうかね?」
唸りつつ、頭を左右に揺らす。ずっと文献を読んでいたためか、目が疲れて頭痛がする。その頭痛の果てに「あぁ」と声を上げれば、なぜ部屋に自分だけなのかを理解したために、もう一度息をついてから座った。
「文献を読むのに邪魔だからと言って、外へと出ていってもらったのでした」
椅子を回し、スチールデスクというよりも山積みの文献に背を向けて、背もたれへと体を預ける。プラスチックの軋む音が何とも安っぽい音として、虚しさを醸し出す。
「それにしても、どこへと行ったのでしょうかね。さすがにお腹が空いてきたので、みんなでお昼にでもしようと思っていたのですが」
追い出したわりに何ら悪気もなく、ため息と共に腹の虫が空しく泣く。
「僕だけでお昼にしますかね。あ、その前に電話をしておきませんと。僕だけでは知り得るものも限界がありますし。“彼”ならば、もっと穿ったところまでの情報を得ることも可能でしょうし。
――あぁ、その代わり何を言われるのでしょうかね。“彼”の性格だと、何を言われるのか分からないところが怖いものです。それどころか、要らぬ情報を提示して、脅迫なんてことも。
――あぁ、憂鬱です」
重苦しいため息をついて、受話器を取る。今や古めかしいを超えて、使い方を知る人も減って来た黒電話のダイヤルを回す。
つながった先の声が、何とも気怠そうに対応してきた。
◇
栗花落ビルの一階に店舗を構える「竜虎庵」。金文字の看板を掲げるそれは、チェーンストアの中華飯店である。その中で和葉に邪魔扱いされた挙句の果てに追い出されてしまった三人は、円卓を囲んでワイワイと昼食を取っていた。
ワイワイといっても、話している内容は専ら和葉に関することで、それも愚痴大会と化していた。それに加わるように、美加と店員がああだこうだと言い合っていたりする。
店員は中華飯店に不釣り合いな背の高い赤毛モヒカンの黒人。どういう経緯でこの店に雇われているのか問い質したくなる男である。見た目だけの話ではない。見た目の違いであれば、それだけ世の中がグローバル化しつつあるとでも考えれば済むことだろう。問い質したくなる理由というものが、店員でありながら訪れた客へと向けて平然とからかうことをするのだ。
その内容がまた、美加が普段から気にしている“胸が小さい”ということである。嘲笑いながらなので、わざと言っているのは確かである。それも美加が店へと来れば毎度のことで、客を客と考えていないのではないのだろうか。でなければ、毎度やっているからこそ、美加への接客方法の定番となっているのかもしれない。嫌なら何度も店へと訪れるわけがないと見てのことなのだろう。
美加はというと、ただでさえ鬱憤が溜まっているというのに、モヒカン店員が余計なことを言ってくるものだから、さらに鬱憤が溜まっていく状態だ。怒りもエスカレートしていく一方である。対して、モヒカン店員はというと、飄々とした態度で美加をからかい続け、実に楽しそうである。
嫌な性格だ。それでも接客態度は店員としてとても真面目に仕事をしているのに、自分にだけからかってくるのだから、なお嫌な性格だと美加は煮えくり返る感情を高めていく。
「――おやおや、事務所が静かになってどこへと行ったかと思えば、ここで昼食ですか。それならそれで、僕にも一言あってもいいのではないのですか?」
そんな中に、美加の感情を全くもって考えられておらず、不満を最大限に込められた言葉をかけられる。
その声の主、ネコジシ商会で独りで文献を読み耽っていた筈の和葉がのんびりと歩み寄ってくる。ネコジシ商会の階下にある店なのだから、来ることだって容易に予想できた筈だ。今更になって、ここで朝食を取らなければよかったのかもしれないという後悔が生まれる。
三人を邪険にしてくれたわりに随分な物言いだと美加の箸が止まる。そのまま和葉へと尖った視線を向ける。
美加の心境など分かるわけもない――分かる気すらなさそうな――和葉は訝しがるだけで、状況を知ろうというのか、ヘカテへと何があったのかという視線を向ける。
「へへっ、大したことないよ。“いつもの”」
ひょうきんとした様子でヘカテが答えるからか、和葉はさらに疑問符を浮かべている。それでもすぐにいつもの素っ気ない表情へと戻れば、三人から離れて空いている席へと座った。離れたといっても、テーブル一つ分を開けての場所なので、三人の話が聞ける位置である。しかも、店自体に客が美加たちしかいないとあって、何か言葉を発せば嫌でも聞こえることだろう。
「さて、どうしたものでしょうかね。肝心な魔具に関する情報は全く得られないまま、調べても見当がつかないままです。ですが、他に何もすることがないからでしょうか、こちらはこちらで何かと面倒なことにおなっているみたいですし」
単に独り言を言っているだけなのだろうが、あえて美加たちに聞こえるようにも言っているようにもあり、和葉はお品書きを眺めながら言う。
「和葉くんに迷惑をかけるようなことはしていませんし、仕事に差し障るようなこともしませんから気にしなくていいです」
“売り言葉に買い言葉”とでも言うべきなのかもしれない。美加は普段の和葉の嫌味の対応とは違って、食って掛かっていく。それが和葉にとて予想外の反応だったらしい。
「うっ……何か、今日はとっつきにくい相手になっていますね」
咳ばらいを一つしてから、お品書きから半面覗かせるような形に三人へと視線を向ける。嫌味が通用しないと察したらしく、「では、話題を替えましょうか」と言った。
美加は和葉の話をどこまで聞く気があるのか、八つ当たりと言わんばかりに目の前の回鍋肉へと箸を伸ばし、頬張った。折角の美味しく炒められた肉も、そんな食べ方では味もどれだけ分かるものか。
ヘカテは初めから和葉の話に興味がないようで、酢豚に入っているパイナップルを美加の回鍋肉の皿へと移しつつ、肉を頬張ってニンマリとしている。
唯一、東雲だけが和葉へと視線を返す。正直なところ、この気まずい雰囲気に当てられて食事を美味しくいただけないから、何か別のことに意識を持っていけることができればと思っていたのだろう。
「今夜から、街へと繰り出して魔具に関しての情報と申しますか、不明機に関しての情報を集めたいと思います。とはいえ、見当もつかない状態ですので、虱潰しに行くしかないと考えていますけどね。あなた方に関しては自由に参加してくださって構いません。今のところ、猫の手も借りたい気分ですので、人員がいればそれなりになるのではないかと期待はしています。が、素人も同然ですので、最低限の期待しか持っていません。それと、ヘカテは絶対に参加していただきます」
和葉がヘカテを指さすと、ヘカテは「むうぅ」と声を上げ、咀嚼していた物を呑み込んでから「どうしてアタシは絶対なのさ」と口の周りに付いたタレもそのままにむくれる。
「何を言っているのですか? 僕は飽くまで商人です。商人としての魔具の知識しか持ち合わせていません。ですが、あなたは魔具を取り扱える者としての知識を持ち合わせています。なので、魔具の詳細を知るためにもあなたの知識は絶対必要条件となります。これが理由ですよ。それでも、文句を言うつもりですか?」
「ううぅ、分かったよ。ついていけばいいんでしょ」
ヘカテは納得いかない面持ちで答え、酢豚の人参を頬張り、不満と共に噛みしめた。この場では、和葉の言う通りに魔具の知識を一番持っているのはヘカテだ。役割を考えれば、文句が出ても拒めないことを理解している。
「分かれば宜しいです」
そう和葉が言ったところで、モヒカン店員がタイミングを計っていたのか、和葉の注文を聞きにお冷をもってやって来る。
「おーぅ、カズーハ、相変わらず、ツンツンねー。つんでれー? つんでーれ? ツンデレカズーハ、こわーいこわーい」
誰よりもひょうきんな声を出すモヒカン店員に、和葉は眉を吊り上げる。いつもこんな調子であることは和葉もよく知っている。ゆえに、下手に言い返したりしない。何より、このモヒカン店員は場の空気を和ませようとしてのことなのか、場を大いに荒らしたいだけなのか、判断がつかないところだし、言い返せばそれ以上にその声を大きくして面倒くさくなることこの上ないからである。
◇
夜の街では様々な電飾の通りを様々な人たちが行き交っている。街の光を目指してなのか、街の光を灯すためのあのか、はたまた、光が街の中を生きているのか、人が街の中を生きているのか――。
そんな夜の街の通りの中を冷たい風が吹き抜けていった。通る人、通る人、風の冷たさに体を震わせ、身をすぼめている。春の陽気だからと上着を持たなかった人たちはまだしも、上着を羽織っている人たちまでもである。
白と青の光を灯す店頭、コンビニの前には美加ら四人が集まっていた。それぞれ寒さを考えて上着を羽織ってきたのだが、それでも風の冷たさは肌を劈いてくる。建物の合間に吹く隙間風が思った以上に冷たい風をまとめ上げてくれるために、上着をまとうのであれば真冬並みの装備にしないと駄目のようだ。
「自由に参加していいと言いましたので、ここにいること自体、問題にはしませんが――」
和葉がコンビニで購入した「練乳入り」と書かれている缶コーヒーを開けながら言った。その間の口からはまさに練乳入りらしく甘ったるい香りが僅かながらの湯気と共に立ち込める。甘さはともかく、飲めば体を温めて心地よくしてくれること間違いないだろう。
それを一口飲んだところで。
「あなた方は無理に付き合うことないと思うのですが。暇だったということでしょうかね?」
缶コーヒーを持つ手で美加と東雲を指さしてくる。
「私は和葉くんの仕事の手伝いをするように言われているんです。暇だからとか、そういう気持ちでここに来ているわけではないんです」
昼間の不機嫌さが未だ抜けきっておらず、美加の口調には刺がある。
「こちらから願い出た以上、手伝わないわけにはいきません。お気になさらず」
対して東雲は平静である。その様は、感情を表に出す以前に、美加たちがどういった人物なのかを一歩下がった位置で窺っているようにも見える。
「こんなところで話なんかしてないでさぁ、早く行こうよ。アタシはあんたたちと違って、好きでここにいるわけじゃないんだからさ」
誰が聞いたわけでもなく、ヘカテは不機嫌にパーカーのポケットに両手を突っ込んだまま言う。このような言い回しをするあたり、この中で一番不機嫌なのは美加よりもヘカテなのではないだろうか。
「仕方がないですね、ヘカテは。現状では、あなたが一番の頼りになるというのに」
「サガシモノはアタシの専売特許じゃないもん」
ヘカテは投げやりな態度で先陣を切って歩き出してしまう。ここでいつまでも話なんかしていないで、さっさと用を済ませて帰りたいのだろう。その背中からも不機嫌さが滲み出ていて、お預けを食らった猫のように見えなくもない。
「仕方ないですね」と和葉が続き、美加と東雲は黙ったまま二人の後に続く。
和葉が情報を集めると昼間に三人の前で言ったわけだが、実際のところどのようにして情報を集めるかなど、一切の指示はなかった。和葉の頭の中で、どういう算段で情報を集めるのかが整っているのかもしれないが、何も言ってくれないのではどのようなことをこの夜の街でするのか見当がつかない。
美加はその内容を聞こうにも、いつものように何も分かっていないと和葉に嫌味を言われてしまうのではないかと予測しているために訊くことをためらってしまっている。
東雲は相変わらずというべきだろうか、美加たち三人の様子を見た上で自分がどう動くべきか模索していると言ったところだろう。和葉の嫌味を知らないからこそ、意見を言おうと思えばいつでも言えるのかもしれないが、それでも何も言わなかった。
それからというものの、特に何をするわけでもなく、四人は通りを歩き続ける。
何も見つからなかった。何も探さなかった。ただ歩いているだけでしかない。ただ彷徨い歩いているだけなのだ。
情報を集めるのであれば誰かに話を訊くなりしていけばいいのにと思うところだが、先頭のヘカテが歩みを止める様子が一切ない。続く和葉もまた誰かに訊こうとする動きがなく、歩き続けるだけ。
なので、美加は仕方なくついていくだけである。かといって、東雲を横目で窺うものの、東雲自身も何をしていいのか分からないといった様子にある。魔具と関わるようになったといっても、美加はまだ素人の域を抜けていない。それ以上に東雲は関わったばかりの“弩”、いや、“超弩”が付くほどの素人である。
二人揃って和葉の言う“無理に付き合うことのない”の意味はここにあるのかもしれない。いても、ただついて回るだけのことしかないのだから。
こんなところで魔具なんて見つかるのだろうか。不明機に関わる情報なんて見つかるのだろうか。
美加は投げやりの視線で空を仰ぐ。薄っすらとした雲が空の半分を覆っている中、三日月がこちらを見下ろしている。その姿が何と言うべきだろうか、美加たちを嘲笑っているように見えてしまう。月にまで嗤われている、と思わずため息が漏れてしまう。
そんな三日月のすぐわきを、小さな光の点滅が動いているのを目にした。
美加は息を呑んで、目を凝らしてその光の点滅を何とか見定めようとした。
点滅する光を目印に、月の淡い光を反射してなのか、薄っすらとしたシルエットが見える。形状からして飛行機のように見受けられるが、その程度のことしか分からない。ともなれば、点滅している光はビーコンということになるのだろうか。しかし、ビーコンのような等間隔の光ではなく、そもそも光が点滅しているというよりも集まった星屑のようにキラキラと煌めいているように見える。
「今まで、空に飛行機が飛んでいる様子は見受けられませんでした。ですが、あれは唐突に現れたと見ていいのでしょうかね。どうです、ヘカテ?」
和葉もまた空を仰いでいて、顎に手をやりつつヘカテを見やる。
ヘカテは目を細め、懸命に空のシルエットを見やる。いや、暗がりの中からまだ件のシルエットを探しているところだろうか、視点が彷徨っている。そして、ようやく見つかったのか、一点で止まった。
「ここからじゃよく分からないよ。でも、あれが魔具だというのなら、“気持ち悪い”ね」
顔をしかめて、べっと下を出した。何か苦いものでも食したかのように、完全に嫌悪感が占めている顔である。
「何のためにあんな物を浮かべる気になったのか、使用者の気が知れないよ。目的のはっきりとしない魔術なんて、“気持ち悪い”以外の何ものでもないのにさ」
しまいには、いつまでもあんな物を見ていたくないと言いたげに、視線を落として俯いてしまう。
「あの“気持ち悪い”の、スティンガーで墜としていい?」
かぶりを振って、目を尖らせて言う。
スティンガーと言っても、携行できる地対空ミサイルなんて、実際この場に持ってきているわけではない。日本でそんな物を撃とうとすること自体あり得ないことなので、ヘカテなりの冗談なのかもしれない。しかし、それが冗談に聞こえてこないように思えてしまうのは、ヘカテが色々と銃火器を所有している女だからなのだろうか。
和葉は厭いたようにかぶりを振る。
「ミサイルは、他の人の迷惑になるのでやめておいた方がいいです。第一、そんなことをして、誰が責任を取るのですか? 膨大なまでの被害額の提示された請求書を見る気にならないので、できればやめてください。それと、あなたは自称ながらも“神様”なのですから、その力でどうにかできないのですか?」
「神様は万能じゃないもん」
「どこかの宗教の神様は万能だそうで、何でもできるらしいですよ。聞いた話ですけどね」
「やめてよ。“しゅーきょー”なんかと一緒にしないでよ」
「そうですか。なら仕方がないですね。今日は“モノ”を見ることができただけでもよしとしますか。それに、あの不明機はそろそろ“消える頃合い”でしょうからね。僕の“仮説”が正しければ」
実際和葉の言う通りとなり、和葉の言葉に合わせるようにして不明機らしきシルエットは煌めく光共々消えていった。
それを見た美加と東雲が和葉へと視線を向ける。どうして消えることが分かったのか、と。
「あなたには以前に言ったと思いましたが――まあ、そちらにはまだ言っていないことなので、改めて言いましょうか。月齢です。月の満ち欠けの、月齢ですよ。月の満ち欠けによって、あの不明機の存在が不安定になっています。いえ、この場合は満月ほど不明機がより長い間出現して、新月ほど姿を現さなくなります、と言うべきでしょうかね。
特にあなたは理解するのがとても遅いので、今言ったことをどこまで理解したのかいささか疑問であり、以前言ったことさえも忘れているのではないかと思いますがね」
和葉は人差し指をぴんと立てながら説明をし、その指を美加へとわざとらしく向けてくる。
「あぁ、もう。分かりましたから、わざわざ指で差さないでください。私はそこまで馬鹿じゃありません。昨日のことだって覚えています」
美加は憤然と頬を膨らませて反論するものの、和葉は涼しい顔をしながら美加の睨みを受け流している。
「そうですか。それは何よりです。いつものように“分からない”と言われたら、今度はどう説明していけばいいのか悩んでしまいますからね」
和葉は小さく笑みを漏らしながら、歩みを始める。
そんな彼らの上空を、スクランブルで発進したと思われるF‐15Jの二機が轟音を響かせて滑空していった――。




