第9話 私と新人君の出会い(回想編)
実話を元にしたオリジナル介護日常小説です!フレッシュな気持ちになって頂けたら幸いです。
ここは、個性豊かな大先輩(ご利用者様)たちが暮らす特別養護老人ホーム『なないろ荘』(入所型介護施設)。 私(中堅介護士)30歳、と新人君(介護未経験者)18歳は、本日(4/2)初対面……!
おや、今日もあそこに(緊張し過ぎて)迷える介護士(新人君)がまた1人……
私 「君、新入社員?」
新人君 「あ、はいっす!(え、この人めっちゃ美人……!)」
私 「こんなところ(総務部のある正面玄関前)でどうしたの?」
新人君 「それが……自分の配属先の場所が分からなくて……」
私 「配属先の名前は分かる?」
新人君 「たしか…瑠璃色館です」
私 「なんだ!私と同じ部署じゃない!付いてきて(にこっ)」
新人君 「あざす……!」
ー瑠璃色館の事務所に到着してまもなく、朝礼が始まるー
課長 「えー、昨日新人研修を終えて、今日からうちに配属になる新人くんです!みんな優しく指導してあげるように!あー、新人くんのプリセプターは仙波さん、お願いしますね。」
(※プリセプター : 新人職員に対しマンツーマンで業務指導や精神的なサポートを行う、教育担当の先輩職員のこと)
私 「はい。頑張ります!」
課長 「えー、では新人くんから一言挨拶を!」
新人君 「あ、えっと、俺、いや僕は、介護未経験なんで、ご迷惑おかけすると思いますが、精一杯頑張ります!よろしくお願いします……!」
課長 「元気があってとても良いですね(ほほえみ)頑張ってください」
新人君 「はい……!」
私 (新人君にこっそり手を振る)
新人君 「……!(さっきの親切な人!俺のプリセプターなんだ!やった!)」(軽く会釈を返す)
ー回想終了ー
新人君 (思えばあの時、ひと目見た瞬間から俺はパイセンに惹かれてたのかもなぁ……)
私 「新人くん、何してるの!?さっさとオムツ交換行くわよ!」
新人君 「はーい!(……俺はいつまでパイセンを追い続けるんやろか……)」
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
次回、「第10話 互いの呼び名に隠された真実」は、10/15(木)の18:00に更新予定です!お楽しみに!
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