第7話 こんのセクハラジジィ!!
実話を元にしたオリジナル介護日常小説です!ちゃっかりキュンキュンして頂けたら幸いです。
ここは、個性豊かな大先輩(ご利用者様)たちが暮らす特別養護老人ホーム『なないろ荘』(入所型介護施設)。 私(中堅介護士)30歳、と新人君(介護未経験者)19歳のバディは、今日も入浴介助中……!
おや、今日もあそこに(倫理的に)迷えるご利用者様がまた1人……
ー入浴誘導スタッフの介助のもと、脱衣場で服を脱ぐきよしさんー
(※入浴誘導スタッフ : 居室から脱衣場、脱衣場から居室へ、午後の検温の後、ご利用者様を誘導する介護士のこと。犬猿の仲のご利用者様が鉢合わせしないよう細心の注意を払い、入浴拒否のご利用者様を上手にコントロールする手腕が問われるぞ!)
私 「(浴室内の洗い場から)きよしさーん、服脱ぎ終わってたらどうぞー」
きよし 「へーい!(洗い場に入ってきて、シャワー前の介護用シャワーチェアに腰掛ける)」
私 「じゃあ、足元からお湯かけて行きますねー、お湯加減いかがですかー?」
きよし 「うん、丁度いいね」
私 「じゃあ、身体全体にシャワーかけて……頭から洗っていきますねー」
きよし 「あぁ、気持ちいいわ」
私 「痒いところはないですかー?」
きよし 「痒いところ言うたらここしかないがな(股間を指差す)」
私 「もうー、きよしさんは自分で洗えるでしょー?」
きよし 「バレたか」
新人君 「……(隣りで別のご利用者様の洗体中)」
私 「背中なら流してあげますからー(優しくゴシゴシ)」
きよし 「あぁ、いいね、嫁にも洗われた事ないわ。彼氏の洗ってあげてるの?」
新人君 「……(ハラハラ)」
私 「私、今彼氏いないですー」
新人君 「(小声で)マジか……!」
きよし 「良いケツしてるのに勿体ないねー(私のお尻をパシッと叩く)」
新人君 「プッツーン(怒)」
ー新人君、きよしさんに掴みかかろうとするー
私 「ちょいちょいちょい!新人くん落ち着いて!」
新人君 「パイセンの純潔を汚しやがって……!きよしの『き』の字もあらへんがな!!」
私 「いや別に、私処女じゃないし」
新人君 「……聞きたくなかった(泣)」
きよし 「何をそんなに怒ってるんだか。三十路の行き遅れの女のケツ触ったって減るもんじゃなし……」
新人君 「なんやて!?パイセンはめちゃくちゃ美人で可愛いやないかい!!」
私 「え(真っ赤)」
新人君 「え、あ、違くて、今のは……!」
きよし 「ほぅ?……(ニヤニヤ)」
新人君 「違くないけど、ちゃうー!!」
私 「もうっ、きよしさん?あんまり新人くんイジメないでもらえます?」
きよし 「ちと、やり過ぎたか」
私 「あと私、そんなに安い女じゃないですから!今度やったらお金頂きますからね!?(ウソ)」
きよし 「はーい……」
ーきよし、脱衣場へ連行されるー
新人君 「……ご利用者様にムキになって、さーせん……」
私 「全くよ!お尻ぐらい日常茶飯事なんだから気にしてないわ!でも……(小声で)ちょっとだけ怖かったの。守ってくれて嬉しかった。ありがとね(にこっ)」
新人君 「……っ!(ヤベー!マジで沼りそー!)」
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
次回、「第8話 パイセンの超絶スペック」は、10/13(火)の18:00に更新予定です!お楽しみに!
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