第2話 えいちゃんとよっちゃん
実話を元にしたオリジナル介護日常小説です!ゾクッとしつつもほっこりして頂けたら幸いです。
ここは、個性豊かな大先輩(ご利用者様)たちが暮らす特別養護老人ホーム『なないろ荘』(入所型介護施設)。 私(中堅介護士)30歳、と新人君(介護未経験者)19歳のバディは本日は2人で夜勤のご様子……
おや、今日もあそこに(スピリチュアル的に)迷えるご利用者様がまた1人……
えいすけ 「あぁ……よっちゃんが呼んでるわ」
私 「もー、なに言ってるんですか、えいすけさんはまだまだ長生きしてくださいね!」
新人君 「え、こわ、なに?」
ー夕食後、えいすけさん急変。救急車で病院に行くものの帰らぬ人に……。えいすけさんのご遺体は施設の1階の安置所へ。その晩、私と新人君は2人で夜勤。22時の巡回が終わってひと息ついたところー
私 「あの時、ほんとによっちゃんが呼んでたのかもね。生前仲良かったから。」
新人君 「え。じゃあ、ほんとに迎えに来てたってことですか!?」
私 「そうだろうね。えいすけさん目が悪いから、道に迷わないように迎えに来てくれたのかもね」
新人君 「目が悪いのによっちゃんは見えてたのマジもんやないっすか!(ガクブル)」
ープルルルルとナースコールー
私 「あ、えいすけさんの部屋からナースコール……」
新人君 「え。怖い怖い怖い。」
私 「ちょっと行ってくるね」
新人君 「えっ!?大丈夫っすか!?俺も行きます!」
ーえいすけさんの部屋のドアを開けてー
私 「えいすけさーん、今までありがとう!よっちゃん迎えに来てるんでしょ?天国でもお元気で!いってらっしゃーい!」
新人君 「げ。ほんまにナースコール止まった。パイセンすっげー!!(尊敬の眼差し)」
最後まで読んで頂き、ありがとうございました!
次回、「第3話 ツンデレトメのツン強め」は、10/8(木)の18:00に更新予定です!お楽しみに!
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