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第1話 チャームナップの審査員

実話を元にしたオリジナル介護日常小説です!クスッと笑って頂けたら幸いです。

 とある街にある、個性豊かな大先輩(ご利用者様)たちが暮らす特別養護老人ホーム『なないろ荘』(入所型介護施設)。 私(中堅介護士)30歳、と新人君(介護未経験者)19歳のバディが、日々様々な「ミッション」に挑み続けています!

 おや、今日もあそこにトイレに行きたくない(物理的に)迷えるご利用者様がまた1人……


私 「さ、トメさん、そろそろトイレ(目的地決定)行きましょうか」


新人君 「すみません、僕、新人なんで、一緒についてお勉強させてください。」


トメ 「さっき行った(プイッ)」


私 「さっきって5時間前ですよ」


新人君「え、もうそんな経つ!?今日一日食堂とトイレ、部屋とトイレの往復しかしてへんのに!?」


トメ 「そんなはずない。トイレ行きたくない!」


私 「そんなこと言って〜!珠のお肌がかぶれちゃってもいいんですか?」


新人君 「シワシワのクチャクチャじゃないですか!(本音)」


トメ 「失礼な、あたしゃは今でも珠肌だ!」


私 「私、新しいチャームナップ(紙オムツ)買ってきたんですよ。柄見てもらえません?」


新人君 「チャームナップて!ただの紙オムツだし、柄とか……え?白一色やけど!?」


トメ 「……しょうがないわね。審査してあげるわ。」


新人君 「ほんで、なんで上から目線やねん!」



ー私、トメさんの車椅子を押して、新人君を引き連れトイレへー



私 「はい、トメさんここ(手すり)掴まって立てますか?」


トメ 「これくらい余裕よ!(子鹿のよう)」


新人君 「足プルプルやないかい!折れそうやないかい!」


私 「わぁ、凄いトメさん!頑張ってる!可愛いチャームナップに替えますね!」


トメ 「あら、ほんと可愛い」


新人君 「白一色やのに!?」


私 「はい、綺麗になりました。さすがトメさん!」


トメ 「当然よ!まだまだ現役だからね!」


私 「おいくつでしたっけ?」


トメ 「20歳!!」


新人君 「うそつけ!来月99歳って聞いてんねんけど!?」


私 「若ーい!!羨ましいー!!また一緒にトイレ、行きましょうね?(にこっ)」


トメ 「……しょうがないわね(ツンデレ)」


新人君 「『一緒にお茶しましょ♡』のノリでトイレ誘うな!もうええわ!」

 最後まで読んで頂き、ありがとうございました!

次回、「第2話 えいちゃんとよっちゃん」は、10/7(水)の18:00に更新予定です!お楽しみに!

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