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18禁恋愛ゲームの攻略回避の仕方〜全員私がおとします〜  作者: ねこみんご


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「……いやいやいや、無理でしょ」


案の定、あっさりと否定される。


「だって、私、この歳まで人を好きになったことないんだよ?多分、恋愛感情が欠如してるんだよ」

「分からないよ?この世の人って、好きじゃなくても何となくで付き合ったりするもんだし、付き合ったら変わるかもよ」

「あのねぇ!」


立ち上がり、大きな声を少し出したところで、周囲に人がいないか、慌てて久実は確認をして続けた。


「私、本気で悩んでるの」

「私も、本気で提案してるよ?」

「え、何、晴世って私のこと、そういう目で見てたの?」

「そうだと嬉しい?」

「嬉しいっていうか、なんか、驚きで……」


また席に座ると、険しい顔をして床を見つめだした。

申し訳ないが、私は心の底から久実を愛しているわけではない。もちろん、友だちとしては好きだが。だが、ここで私と恋仲になってもらわなければ、ヤツがやってきてしまう。


「一度、仮でもいいから経験してみたらさ、表現力にも影響出るんだじゃない?」


む、と険しい顔をしている考えているたくみ。

その腕を掴み体を起こす。


「ねぇ、水族館、ゲームセンター、カラオケ、どれがいい?」

「……水族館?」

「よしきた」

教室奥のロッカーから、何着か服を取り出す。メンズものの柄シャツと前髪カチューシャをすると、私はそれなりに男っぽく見える。


「ほら、久実」

「……私まだ、やるって言ってないし」

「分かってる」

「好きになれるかも分からないよ」

「大丈夫」


大丈夫。経験は0なのか1なのかで大分違う。

仮に私に落ちなくとも、ヤツがやってくる前に、とりあえず場数を踏ませて見る。それこそが、私の攻略の手法だ。


「……分かったよ。じゃあ、スタジオまで送って」

「そうこなきゃ!」

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