第63話 白狐神、新たな重機の名付けをする
異世界生活52日目。
五の月11日の朝。
俺は食堂の大きなテーブルへ、昨日までにCADでまとめた道路施工図を広げていた。
湖畔拠点の南側入口から畑を通り、小川に架けた橋まで約200メートル。そこから橋の反対側を通り、湖畔祠や食堂、湖岸付近まで約300メートル。
合計約500メートル、幅6メートルの道路計画だ。
「ここから、ここまでが第一期工事だ」
俺が図面上の南側入口を指し、指先を畑正門、畑倉庫、橋の手前まで滑らせる。
「にひゃくめーとる」
隣の椅子へ座ったユキが、小型双眼鏡を胸元へ下げたまま、神妙な顔で繰り返した。
今日のユキも白いトレーナーとデニムサロペットの上に、青い線の入った監督ヘルメットをかぶっている。黄色い安全分離式ストラップのホイッスルも装備済みだ。
「そう。200メートル全部を一日で作るわけじゃない。50メートルずつ区切って、間に休みを入れながら一週間くらいかける」
「きょうは、ごじゅう」
「今日は最初の50メートルだ」
「ユキ、わかった。かんとくさまは、むりをさせない」
「自分にも適用してくれよ」
40歳の元サラリーマンが、実質一人で道路工事をする。無理をしないという方針は、何より俺自身に必要だった。
テーブルの反対側では、ニナが図面へ身を乗り出している。三つ編みの先が紙へ触れそうになるたび、腰のコンベックスが小さく揺れた。
「この線が、道の真ん中?」
「ああ。道路中心線だ。そこから左右へ3メートルずつ取って、幅6メートルにする」
「こっちの数字は?」
「高さだ。全部を真っ平らにはしない。雨が降った時、水が道の中央に溜まらないように横断勾配をつける」
俺は道路の断面図を指した。今回は砕石道路だが、将来的にはアスファルト舗装を行う。
その際、道路の両脇へコンクリート製のL型側溝を設置し、雨水を集めて安全な場所へ流す予定だ。ただし、最初から側溝を完成させるわけではない。
第三期、第四期のアスファルト舗装時に、最終的な舗装高さへ合わせてから施工する。
「みずは、ひくいほうへいく」
ユキが断面図を覗き込みながら言った。
「凄いな。その通りだ」
「おっちゃんより、かしこい」
「比較対象を俺にするな」
「おっちゃん、あめのひ、みずたまりをふむ」
「よく見てるな。たまにだ」
「あしみないと、くつ、ぬれる」
「……気をつけます」
なぜ俺が監督に生活指導されているのだろう。
テーブルの端では、こびゃっこが図面の上へ直接乗ろうとして、リリアに持ち上げられていた。
「リリア、離すのじゃ! びゃっこは道路建設特別顧問として、中心線上に立つ必要があるのじゃ」
優しい笑顔で、リリアがこびゃっこを胸に抱く。
「神使様自ら、図面へ乗る必要はありません」
最近、リリアのこびゃっこに対する扱いが慣れてきたというか、堂々としたものになってきた。
「昔の道路工事といえば、つるはし、もっこ、蒸気ローラーじゃ。飯場には裸電球が揺れ、夕暮れには赤提灯が――」
「どんどん時代が古くなるな」
「そして完成した道路へ黒塗りの車が並び、議員の先生方が金のはさみでテープを切るのじゃ」
「道路は作るけど、道路族は作らないからな」
「む? 道路族がおらねば、道路予算が――」
「異世界の湖畔で、昭和の政治事情を掘り返すな」
俺は施工図の横へ、4段階に分けた工程表を置いた。
「道路全体の計画は4段階だ」
第一期工事。
南側入口から畑を経由し、橋までの約200メートルを砕石舗装する。
第二期工事。
橋の反対側から湖岸までの約300メートルを砕石舗装する。
第三期工事。
第一期区間のアスファルト舗装、縁石とL型側溝の設置。
第四期工事。
第二期区間のアスファルト舗装、縁石とL型側溝の設置。
「最初の二つは、土を整えて砕石を敷く工事だ。三つ目と四つ目でアスファルト道路に仕上げる」
「面白いのお。異世界にアスファルトの黒い道とは」
「それなんだが、コストはかかるが、茶色系の透水性舗装にするつもりだ。祠の近くは景観を壊さないように、道路の位置と照明も少し離す」
「それなら、こちらの世界の人間も馴染みやすいじゃろう」
リーファが断面図と平面図を見比べる。
「この辺りには、森から湖へ下りる獣道があるわ」
彼女が指したのは、第二期工事区間に当たる場所だった。
「雨の後、鹿に似た獣や小動物の足跡を見かけるの。道を広くすると、通り道が分断されるかもしれないわ」
「そこは横断場所を残そう。必要なら道路照明も減らす。水の流れも、獣の通り道も、現地を見てから決める」
「その方がいいわね」
便利だからと、何もかも一直線に舗装すればいいわけではない。道路は人の動きを変えると同時に、水や動物の動きまで変えてしまう。
異世界へ来る前の俺なら、道路工事と聞いても、渋滞や騒音くらいしか考えなかっただろう。だが、今は自分で作る側だ。排水、地形、植生、騒音、安全、維持管理。考えることはいくらでもあった。
「それで、使う機械がこれだ」
俺はノートパソコンの画面をニナの方へ向けた。
表示されているのは、中古建設機械としてショップに並んでいる2台。どちらも年式は少し古いが、稼働時間が短く、消耗部品や油圧系統の状態も良好と鑑定されている。
1台目は、機械質量約7.6トン。
幅の広い履帯を持つ湿地型ブルドーザーで、接地圧が低く、軟らかい地面でも沈みにくい。
ブレード幅は約2.9メートル。
パワーアングル、パワーチルト機能があり、土砂を押すだけでなく、道路の粗整形にも使いやすい。
「ぶるどーざー……」
ニナが画面を見つめ、両目を輝かせる。
「前の板、動く?」
「上下だけじゃなく、左右へ角度をつけたり、片側を上げ下げしたりできる」
「べんり」
ニナにとって、最高級の褒め言葉だった。
2台目は、振動マカダムローラ。
運転質量約8.8トン。全幅と締固め幅は約2.1メートル。
前に2つ、後ろに1つの大きな鉄輪を備え、振動を使って路床や砕石路盤を強く締め固められる。
「これは?」
「振動マカダムローラ。広い道路を締め固める機械だ」
「鉄の地面ぶるぶる、ゴロゴロ?」
「だいたい合ってるが、その呼び方を正式名称にするのはやめよう」
プレート転圧機は、すでに全員から「じめんぶるぶる」と呼ばれている。
今度こそ、重機の尊厳を守りたい。
ユキがロードローラーの写真を覗き込んだ。
「おっちゃん。これ、のる?」
「俺が乗る」
「ユキも?」
「乗らない」
「かんとくさま」
「監督は安全な見学場所から監督する」
「うえからみたほうが、よくみえる」
「機械の上に乗ったら、周囲が見えなくなる」
「むう」
頬を膨らませても、駄目なものは駄目だ。
「びゃっこは助手席で『地ならし音頭』を歌うのじゃ」
「運転席は二つあるが、助手席はない」
「それでは前方のボンネットへ――」
「乗せない」
「昭和の映画では、ボンネットに若者が――」
「それは道路工事じゃなくて、ただの危険運転だ」
俺は一度深呼吸して、購入画面へ目を戻した。
中古とはいえ、2台とも安くない。
ブルドーザーが43,500pt。
マカダムローラが52,800pt。
合わせて96,300pt。円換算すれば963万円相当だ。
現在残高は482,316pt。
購入後も3,800万円以上に相当するポイントが残る。
数字だけ見れば余裕があるが、この先には500メートル分の砕石、アスファルト合材、縁石、側溝、道路照明、重機用ガレージ、職人の住居や受け入れ設備が待っている。
ポイントは無限ではない。
「タイヤローラーは買わないの?」
ニナが機械一覧の別項目を指した。
「今は買わない」
アスファルト舗装では、敷きならした合材を鉄輪ローラーで初転圧し、その後にタイヤローラーで二次転圧する予定だ。ゴムタイヤが材料を揉むように締め固め、細かな隙間を詰める。
だが、今回作るのは砕石道路だ。振動マカダムローラがあれば、路床と路盤の施工は進められる。
「タイヤローラーは第三期工事まで使わない。今買えば、その間ずっと置いておくだけになる」
「つかわないどうぐは、いまはいらない」
「そういうことだ」
ニナが素直にうなずいた。欲しいから買うのではない。必要な時に、必要な物を買う。重機になると、その原則を忘れた時の損失が大きすぎる。
「購入するぞ」
「おう!」
なぜ、こびゃっこが返事をする。
俺は購入を確定した。続いて、オートレベル、標尺、測量用三脚、木杭、測量ピン、赤白ポール、水糸、丁張用の貫板、マーキング用品を追加する。
砕石は最初の50メートル分だけ。道路幅6メートル、仕上がり厚20センチ。路盤材は一度に20センチ敷かず、10センチずつ2層に分けて締め固める。
配置指定展開を使える俺でも、材料そのものの締固めまで省略はできない。
◇
「外へ出す。全員、展開範囲から離れてくれ」
食堂の南側に設けた仮の重機置き場へ移動する。ロクが周囲を確認し、リーファが子供たちを安全線の外へ誘導した。
ミーシャとトトは、リリアと一緒に畑へ向かう準備をしている。ミーシャは赤いワゴンへじょうろと水筒を載せ、トトはスケッチブックを抱えていた。
「今日は工事車両が通る。畑へ行く時は、必ずリリアかリーファと一緒に移動すること」
「はい」
「わかった」
「道路へ入らない。杭や糸に触らない。重機へ近づかない」
「はい」
ミーシャとトトがそろって返事をした。
ユキも胸を張る。
「ユキも、はい」
「ユキは監督だけど、同じルールだからな」
「むれ、おなじ」
「その通り」
俺は周囲に誰もいないことを確認し、収納から1台目を展開した。低く重い機械音とともに、黄色いブルドーザーが草地へ現れる。
幅広い履帯。前面に構えた大きなブレード。ミニバックホーのツチノコより、明らかに二回り以上大きい。
「おおお……」
ニナの口が開いたままになった。
「でかいっすね」
ロクが耳を立てる。
「これで土を押すんすか?」
「押す。表土を剥いで、路床を粗く整形する。ただし、木の根や大きな石を見つけたら、ツチノコへ乗り換えて除去する」
「同時には使わないんすね」
「俺は一人しかいないからな」
ブルドーザーを止めて、ミニバックホーへ乗り換える。ミニバックホーを止めて、ブルドーザーへ戻る。
効率は落ちるが、無人の機械を動かしたままにするより、はるかに安全だ。
続いて、振動マカダムローラを展開する。3つの大きな鉄輪を備えた、堂々とした車体が姿を現した。
「こっちも、でかい」
ニナがブルドーザーとロードローラーの間で、何度も顔を動かす。
「どっちからみればいい?」
「逃げないから、順番に見ろ」
ユキは両手を腰へ当て、2台を見上げていた。
「なまえ、いる」
「型式が名前だ」
「ちがう。なかまの、なまえ」
嫌な予感がした。ツチノコ。じめんぶるぶる。これまでの命名実績を考えると、重機メーカーへ謝罪したくなる名前が増える可能性が高い。
「黄色くて、土をぐいぐいする」
ユキがブルドーザーを指す。
「グイグイ」
「待て」
「こっちは、ころころする」
ロードローラーを指す。
「ゴロゴロ」
「待ってくれ」
「グイグイと、ゴロゴロ」
「型式名の尊厳が消える!」
「よいではないか。『巨〇の星』にも整地ローラー、通称コンダラが登場するのじゃ」
「コンダラは機械の名前じゃない。歌詞の聞き間違いだ」
「重いコンダラを引いてこそ、根性が身につくのじゃ」
「子供に引かせるなよ。ちなみにコンダラは押して使う」
「ではロクが」
「自分も引かないっすよ!?」
ロクが即座に後ずさった。
ニナはロードローラーの鉄輪を見つめている。
「ゴロゴロ、振動する?」
「正式名称で呼んでくれ」
「振動ブルブルゴロゴロ」
「余計に悪化した」
重機の愛称については、後で考えることにした。
◇
道路工事は、いきなりブルドーザーを走らせて始めるわけではない。
最初に必要なのは測量だ。
俺とニナは、南側入口へオートレベルを据えた。三脚の脚を地面へしっかり押し込み、機械本体を取り付ける。円形気泡を見ながら脚の長さを調整し、整準ねじで水平を合わせた。
「泡を、真ん中?」
「ああ。測量機が傾いていたら、全部の高さがずれる」
ニナは機械に触れず、俺の手元を真剣に観察する。オートレベルを勝手に回したり、三脚へ寄りかかったりしない。事前に伝えた注意をきちんと守っている。
「ロク。最初の測点へ標尺を立ててくれ」
「了解っす」
ロクが赤白の標尺を持ち、南側入口の基準点へ立つ。
「できるだけ垂直に。前後へゆっくり振ってくれ」
「こうっすか?」
標尺がわずかに前後する。オートレベルの望遠鏡で数字を読み、最小値を記録した。
次は道路中心線上の測点。25メートルごとに高さを確認し、50メートル先までの地盤高を測る。
リーファは道路予定地の外側を歩き、枝、窪地、獣の足跡、排水方向を確認している。
無線のチャンネルは作業用の3番だ。
『こちらリーファ。中心線から東へ約4メートルの位置に、浅い窪地があるわ。雨水が集まった跡があります。どうぞ』
携帯機から、明瞭な声が聞こえる。
昨日まで食事と甘味の情報ばかり飛んでいた無線機が、ようやく本来の仕事をしている。
「こちらヒカル。了解。窪地へ水を集めないよう、横断勾配と排水方向を調整する。目印を置いてくれ。どうぞ」
『了解しました。終わります』
「ちゃんとつかえてる」
ユキが感心したように、俺の携帯機を見た。
「無線は、離れた場所へ詳しく伝える道具だからな」
「ちかくで、あぶないは?」
「すぐ近くの大人へ危険を知らせるならホイッスル。離れた場所へ、どこで何が起きたか伝えるなら無線機」
「ぴーは、ちかく。むせんは、とおく」
「そうだ」
ユキがホイッスルを握る。
「いまは?」
「危険はないから吹かない」
「わかった」
素直に手を離した。少しずつだが、監督らしくなっている。
測量結果を野帳へ記録した後、中心線へ木杭を打つ。道路の始点、25メートル地点、50メートル地点。
各測点には、中心杭から左右へ3メートルずつ離れた位置にも逃げ杭を設けた。施工中に中心杭をブルドーザーで壊しても、道路の位置を復元できるようにするためだ。
「真ん中の杭は、なくなるかもしれない。でも、こっちの杭が残っていれば、もう一度同じ場所を出せる」
「なくなるまえに、別のところへ、しるしをのこす」
「そういうことだ」
ニナが測量野帳へ図を描く。文字だけでなく、中心杭と左右の逃げ杭を小さな線で結んでいた。
畑ではトトが野菜の観察画を描いているが、ニナの図は構造を伝えるための絵だ。
同じ絵でも役割が違う。
次に、道路両脇の施工範囲外へ丁張を設置した。木杭を2本打ち、横へ貫板を渡す。貫板には、道路中心からの距離、路床の仕上がり高さ、砕石路盤の仕上がり高さを示す印を付ける。
道路工事の場合は、法丁張や道路丁張などとも呼ばれる。今回は大きな盛土や切土がないため、主に高さと幅、勾配を確認するための簡易な丁張だ。
「このいたが、きじゅん?」
ユキが安全線の外から尋ねる。
「そう。土を削りすぎていないか、砕石を入れすぎていないか、ここから水糸を張って確かめる」
「ものさしの、いた」
「だいたい合ってる」
「いちニナ、いってんいちめーとる?」
「その単位はやめてくれ」
「びゃっこは、その板へ『安全第一』と墨書するのじゃ」
「必要な数字が見えなくなるからやめろ」
「では『本日開通』」
「まだ始まってもいない」
「『ナウなヤングにバカウケの道』」
「死語すぎて、道が完成する前に風化する」
ニナが小さく笑った。
「こびゃっこ、字を書くのは、使わない板」
「うむ。今回は仕方ないの」
「今後もだ。丁張の板には書かせないからな」
◇
測量と丁張の設置が終わった時点で、午前の半分以上が過ぎていた。
それでも、ここを急いではいけない。基準が間違っていれば、ブルドーザーがどれだけ正確に動いても、間違った道路が出来上がる。
俺たちは一度作業を止め、食堂へ戻った。
昼食は、リリアとミーシャが用意したおにぎり、野菜スープ、卵焼き、豚肉の生姜焼きだ。
暑い日に重機を扱うため、水分と塩分も意識している。
「おっちゃん、いっぱいたべる」
「午後は体力を使うからな」
「にく、ふたつ」
「子供たちは同じ数だ。俺とロクは大人用で少し多い」
「むれ、おなじ。でも、おおきさ、ちがう」
「そうだな。身体の大きさで必要な量も違う」
ユキは納得して、自分の生姜焼きを食べた。
「うんみゃあ」
隣では、こびゃっこが自分の体ほどあるおにぎりへかじりついている。
「身体の大きさを無視しているのもいるが」
「道路工事といえば、昼の弁当じゃ。新聞紙で包んだアルマイトの弁当箱に、梅干し一つと塩ジャケ。麦茶をアルマイトのヤカンで、弁当箱の蓋へ注ぐのじゃ」
「今は保冷バッグとステンレスボトルだ」
「なんか風情がないのう」
「食中毒を防ぐ方が大事だ」
こびゃっこが湯呑み代わりのお猪口を掲げる。
「では食後にワンカップを」
「飲酒運転になるから絶対に駄目だ」
「びゃっこは運転せぬぞ?」
「お前は、ふわふわ飛び回るだろ」
こびゃっこのお猪口は、即座にリリアが回収した。
「午後から、ようやく土を動かす」
俺が言うと、ユキが箸を握ったまま、窓の外に並ぶ2台の重機を見た。
「グイグイと、ゴロゴロ」
「正式名称で呼べとは、もう言わない」
「おっちゃん、あきらめた」
「ああ。午前中だけで、心が折れた」
道作りの一日目。
道路はまだ1メートルも完成していない。それでも測量を終え、中心線を決め、丁張を設け、土を動かすための基準は整った。
午後から、黄色いグイグイが初めて大地を押す。そして、その後をゴロゴロが締め固める。
俺は最後の生姜焼きを口へ運びながら、窓の外に伸びる草地を見た。朝まで何もなかった場所に、幅6メートルの道が生まれる。
その最初の50メートルを、本当に俺たちの手で作るのだ。
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収支報告
異世界生活52日目
日付:五の月11日
オリエント王国歴952年
開始残高:482,316pt
今回の購入:
・中古ブルドーザー
コマツD31PX-21
43,500pt(約4,350,000円)
・中古振動マカダムローラ
酒井重工業MW700-1
52,800pt(約5,280,000円)
・道路測量用品一式
オートレベル、三脚、標尺、測量ピン、赤白ポール、木杭、水糸、貫板、マーキング用品
240pt(約24,000円)
・第1施工区間用道路路盤材
道路用砕石、最初の50メートル分
6,600pt(約660,000円)
今回支出合計:103,140pt(約10,314,000円)
現在残高:
482,316pt − 103,140pt = 379,176pt
円換算目安:
379,176pt × 100円 = 約37,917,600円相当
続く




