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第10話 これが男のロマン……。勉強になります…

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「3週間後!中間テストだ。みんな、準備しておけよ〜」

 帰り学活。そう言ったのは、俺の担任、谷先生だ。

 普通の学校とは違くて、テストは筆記試験ではなく、ダンジョンの実習だ。

 実習では、3人の生徒+先生で行う。

 俺の学校には、39人の生徒、20人の先生がいる。

 混雑を避け、カンニングをなくすため、1グループで1日ダンジョンに潜る。

 カンニングとは?

 これはダンジョンの1層から2層への連絡通路を探すのが、実習の目的。

 ダンジョンは1日で構造が変わるため、1グループ1日。

 ちなみに先生も、世界中の軍の優秀者が選ばれており、谷先生は自衛隊の優秀者として、この学校にきたらしい。



(実習……。誰と行こうか)

 家に帰っている途中、そう考えていた。

 家に着くと、ルトが出迎えてくれた。

「おかえりなさい。響くん」

「あぁ。ただいま。どうしたんだ?出迎えなんて」

「それは…、大事なお知らせがあるからです!」

「言うほど大事なものなのか?」

「そうですよ!なんと……ダンジョンの実習に私もついて行けることになったんです!!!頑張りましょうね!」

「おお!それはよかった。ちょうどさっきまで、誰と行こうか悩んでいたんだ」

「私がいるには、テストの結果は満点です!安心してくださいよ!」

「めっちゃ安心だ。その点は信用してくれ」

 まさかの人物が登場して、びっくりしたが、好都合。ルトという、この世界最強と言っていい。そのレベルが俺を助けてくれる。

 大船に乗ってダンジョンに入れる。

「そうしたら、一緒に訓練しないか?また魔剣を使って」

「いいですよ。あっ!響くんのためにすごい魔法を作ったんですよ!今回はこれで戦ってください」

「……?」





 俺らは、またルトの作った空間に入った。

 そして、渡されたのは剣。魔剣のように剣に色はなく、銀色で、普通の剣のように見える。

「これは、炎、水、氷、雷、風の基礎5術の魔術を使える魔剣です。あなたが学校に行ってる間に考えた魔法で作りました!」

「…うぅ。ほんとうにありがとう!!!男のロマンを詰め込んだような素晴らしい剣を作ってくれて!」

「これが男のロマン……。勉強になります…」

「おおっ!すごい。ガチで炎…とか!氷が出る!」

「それでは、これで、私の魔術を防ぎながら、バリアにさわれたらクリアとします。あと、ミスをしますとかなり痛いですよ。……ちなみに、この私のエリアでは、死なないようにしてますので!安心してください」

「安心ってこんな辛いものだっけ???あと、ルトのエリアってこの地面にある青い時計みたいなやつ?」

「そうです。前も使った独断的な空間マイ・フェーズです」

「なるほど。じゃあかかってこい!」

 彼女が大きく息を吸い、杖をだす。

 極度の集中で、ストレスが大きくかかりながらも、彼女をまっすぐ見つめる。

「連鎖的な爆破ゼルベータ

 彼女は杖を俺に向けてそう唱える。

 唱えると同時に、俺の周りに大量の魔法陣。

(くっ!逃げ場がない!!!どうすれば……ハッ!)

 俺は、剣を素早く上に振り上げ、風を生み出す。

 高く飛び上がり、爆破を回避できた。

 爆破後はめっちゃえぐれてた。あいつ怖。

 高く飛び上がった後、休ませてくれるはずなどなく、野球ボールほどの大きさの透明な物質が、飛んできて、爆破。

 俺は氷で、少し壁を張ることができ、威力は軽減できたが、かなりの痛みが。

 彼女は戦っている時は凛々しくクールだ。

 どうやれば彼女に一撃、当てることができるのだろうか。

 正直、諦めてかけている。だが、ここで諦めていいのか?

 これで一撃当てれず、50層に行けるのか?

「ふぅ……。響流。セカンド・前衛特攻ナイト

 場所は空中。ギアを入れる。

 諦めたくない。

 負けたくない。

 ダンジョンで、負けたら死ぬんだ。

 だから、ここでも絶対に負けられない!

 俺は、彼女を元の世界に戻すって決めたんだ!

 

次は閑話

「剣堂家メイド達の考察」

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