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ASTRAEON VELORIA――銀河を旅する自由傭兵――  作者: Ren Hazumi


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【第190話】「報酬と追加情報」

【第190話】「報酬と追加情報」


場所:商業航路 → ネレイド工業コロニー — 外宇宙港 → 保安停泊区 → 傭兵協会 主要

視点:モード・ラン・ヴァレス → 星崎紬 → セラフィナ・ヴァルクレイン・ヴェルドラコン


### 視点:モード・ラン・ヴァレス


全艦が航行の最終段階に入ったことを確認した後、ランが最初に取りかかったのは、契約書類の再確認だった。


ヴェスペラの航法能力や、セラフィエルによる艦のデータ管理を疑っているわけではない。前夜に発生した一連の事件を経て、事務手続きに一つでも漏れが残ることを避けたかったのだ。


目の前には、護衛対象となった三隻の貨物船から届いた最新報告が、それぞれ別の通信ウィンドウに表示されていた。


『ファー・ランタン』


『ラティス・メア』


『コッパー・メリディアン』


三隻とも隊列を維持している。船体の損傷、機関の異常、積荷の紛失についても報告はなかった。船主たちからは、任務完了の証拠として使用するための内部点検結果の写しも提出されている。


しかし、まだ処理を終えなければならない船が三隻あった。


『グリムウェイク』


『ブラック・シルト』


『セーブル・カレント』


攻撃を停止した三隻の武装艦は、護送船団から距離を取った位置で追従していた。主兵装システムは無効化されているが、推進システムは依然として使用可能だ。紬の指示に従い、三隻は距離を維持し、貨物船を脅かすような機動を行わずに航行していた。


ランは直近の通信記録を開いた。


「セラフィエル、こちらで確保している船の状態は?」


『すべて指定された隊列に従っています。兵装システムの再起動も確認されていません。三隻の推進システムは作動していますが、ネレイドまでの護衛航行に関する取り決めに従い、機関出力は制限されています』


「以前、信号を送ってきた偵察船はまだ確認できる?」


『いいえ。現在、その接触は有効監視範囲を離れています。最後に確認した航跡の記録は保有していますが、最終的な目的地を特定するには不十分です』


ランは軽く息を吐いた。


「少なくとも、必要な記録は保存できているわね」


『生データと解析結果も分離してあります。後続の処理によって、元の記録が上書きされることはありません』


「よかった。原本の保存はそのまま続けてちょうだい。傭兵協会と宇宙警察には複製を提出するだけよ。こちらが保有する記録全体の所有権を移すわけではないから」


『承知しました』


ランは通信を終了し、再び報告書の確認に戻った。


作戦室の反対側では、自動オペレーターたちが各種システムの更新情報を送信していた。そこに追加の有機生命体の乗組員が集まっているわけではない。定常業務はすべてドローンと艦内システムが処理し、ランは判断や直接の通信が必要な部分を監督していた。


「ラン」


自動扉から紬が入ってきた。


「書類の確認は終わったか?」


「まだよ。到着前に確認しておきたいことがいくつかあるの」


「何が残っている?」


ランは最初のページを拡大した。


「三隻の貨物船の最終報告よ。アーヴェンさんからはファー・ランタンの点検結果が届いている。サエリスさんもラティス・メアの貨物封印の照合を終えているわ。でも、コルドレンさんから届いたのは、まだコッパー・メリディアンの初期報告だけね」


「まだ時間はあるか?」


「あるわ。でも、三隻の船が外見上無事だからといって、それだけで契約を完了扱いにはしないわよ」


紬は頷いた。


「確かにそうだな。通信の状態はどうだ?」


「妨害の発信源が信号を出さなくなってから、安定した状態に戻っているわ。念のため、予備回線も引き続き使用できるようにしてある」


「それなら、隊列を変更する必要はないな」


「ええ。ヴェスペラが適切な距離を維持しているわ」


ランは画面を到着予定表に切り替えた。


画面上部には、ネレイド宇宙交通管制から届いた通知が表示されていた。


到着時間枠 — 確定


目的地は、もうすぐそこまで迫っている。


「もう一つ、紬」


「何だ?」


「セラフィナはASTRAEONに戻っている?」


「戻っている。戦闘後、ベクター・キャリパーは専用格納庫に帰還した。俺たちが航行を再開する前に、彼女も艦内の通路を使って戻ってきたよ」


「よかった。到着手続きのときに乗客名簿を確認したら、誰かがまだ支援艦に残っていた、なんてことになりたくないもの」


「俺がそれを忘れると思っているのか?」


「後悔するくらいなら、事前に確認しておくほうがいいと思っているだけよ」


紬は反論しなかった。


ランは新しい書類を表示した。


「三隻の武装艦については、すでにネレイド宇宙警察へ連絡してあるわ。事件の概要を事前に通知し、保安停泊区で船を引き渡すことについても承認を得ている」


「向こうから来てくれるのか?」


「ええ。すでに巡視船と検査チームを手配しているわ。引き渡しが完了するまでは、三隻とも監視下に置いておく必要がある」


「よし」


「それと、引き渡しの手続きにはあなたも立ち会ってほしいわ」


「そのつもりだ」


「よかった。宇宙警察が船を受け取った時点で、その後の処理責任は私たちから現地当局へ移る。責任の範囲について認識の違いが生じないようにしておきたいの」


紬は薄く笑った。


「本当に事務処理の隙を残したくないんだな」


「今さら気づいたの?」


「いや。念のため確認しただけだ」


ランは端末を閉じた。


「それなら、私は確認作業を続けるわ」


数時間前、戦闘が終了した後、ベクター・キャリパーはASTRAEON内の専用格納庫へ帰還していた。


それまで支援艦に乗っていたセラフィナも、用意された連絡通路を使ってASTRAEONに戻った。レアもヴァルキリーの点検を終え、緊急修理が必要となるような損傷がモバイルフレームにないことを確認していた。


突然の転移も、航行を伴わない位置変更も行われていない。


すべてのユニットが所定の場所に戻った後、護送船団はネレイドへ向けて航行を再開した。


ヴェスペラは、承認済みの商業航路に基づいてワープ航法を再設定した。貨物船には座標と遷移予定が通知され、三隻の襲撃船には引き渡し地点へ向かうための限定的な航行許可が与えられた。


無秩序に移動することは許されていない。


航路管制から許可を得た後、それぞれの船は指定された順番に従い、FTL進入ゾーンへ入った。ASTRAEONのハイパードライブ・エンジンがワープフィールドを生成して維持し、ワープドライブが計算済みの航路に沿って遷移を実行する。三隻の貨物船も、それぞれのFTL航行手順に従って移動を開始した。


ステーションや、軌道上の船舶が密集する区域の近くで遷移を行った船は一隻もいない。


そして、長い航行を経て、彼らは目的地の目前まで到達していた。


「ラン、コッパー・メリディアンから最終報告が届いたわ」


ヴェスペラの声が通信から聞こえた。


ランはすぐにファイルを開いた。


「結果はどう?」


『貨物封印の検査が完了しました。コンテナに損傷はなく、積荷の紛失を示す重量の変化もありません。すべての積み下ろし記録も、貨物目録と一致しています』


「コルドレンさん本人が確認したの?」


『そのとおりです』


ランは受信時刻を確認した。


「よかったわ。ありがとう、ヴェスペラ」


『どういたしまして。指定されたFTL離脱ゾーンに到達した後、ワープドライブを解除します』


「了解。到着書類の準備を進めておくわ」


ランは通信を終了した。


それから三隻の貨物船の船主へ、確認済みの内容を通知した。


『ファー・ランタン、ラティス・メア、コッパー・メリディアン。こちらはASTRAEON VELORIAのモード・ランです。貨物検査に関するすべての報告を受領しました。数量の相違や損傷は報告されていません。ネレイド宇宙交通管制が発行した予定に従い、到着手続きを進めます』


最初にアーヴェンが答えた。


『ファー・ランタン、了解しました。護衛と連携に感謝します、ヴァレスさん』


続いて、サエリスの声が届く。


『ラティス・メア、了解しました。今回の航行を守るために協力してくださった皆さんにも、感謝を伝えたいと思います』


コルドレンは、通信越しに小さく笑った。


『コッパー・メリディアン、了解しました。ドッキング後の最終検査に向けて、乗組員の準備も済ませています。すべてが順調に進めば、ようやく数分おきに通信パネルを確認しなくても眠れそうです』


ランは微笑んだ。


「今度こそ、ゆっくり休めるといいですね、バールさん」


『その言葉、覚えておきますよ』


通信が終了した。


ランは三隻の貨物船の状態を表示した画面を見つめた。


貨物状態:確認済み


今のところ、すべて予定どおりだった。


### 視点:星崎紬


ASTRAEON VELORIAがワープドライブから離脱すると、星々の光が再び通常の見え方へと戻った。


俺たちの目の前には、ネレイド工業コロニーがメインスクリーンいっぱいに映し出されていた。


このコロニーは、単なる小規模な交易ステーションではない。遠方からでも、巨大な輸送路によって結ばれた複数の軌道構造物を確認できる。いくつもの鉱物処理施設がコロニーの中心部を取り囲み、輸送ルートが貨物ターミナルと外縁部の工業施設を結んでいた。


生産モジュールの間には、資材を運ぶための移送パイプが張り巡らされている。


小型輸送船はコンテナを運んで移動していた。


巨大な円筒形の構造物がいくつもゆっくりと回転し、コロニー中心部の周辺に設置された居住施設や貯蔵施設の一部を形成している。


ネレイドは、労働によって成り立つ場所のように見えた。


観光地ではない。


行政の中心地でもない。


だが、だからこそ興味深かった。


「ネレイド工業コロニーか」


俺は画面を見つめた。


「ようやく到着だな」


航法席に座っていたヴェスペラが、接近座標を確認している。


「到着航路への進入許可を受信したわ。FTL離脱ゾーンは、主要ステーションから十分に離れた安全な位置に設定されている」


「貨物船の位置は?」


「三隻とも指定順にワープドライブから離脱したわ。各船のシステムに問題はない。襲撃船も承認済みの遷移経路に従っている」


「逃げようとはしていないか?」


「いいえ。三隻とも指示どおりの位置を維持しているわ」


俺は頷いた。


「よし」


セラフィエルが交通情報を表示した。


『ネレイド宇宙交通管制は、ASTRAEON VELORIAに商業バース12への進路を指定しています。三隻の貨物船には、それぞれ別の民間ターミナルでドッキング枠が割り当てられています』


「襲撃船は?」


『ネレイド宇宙警察が保安停泊区を準備しています。こちらの接近が完了した後、三隻を引き取る予定です』


通信コンソールの近くに立っていたランが答えた。


「私にも通知が届いているわ。担当官が引き渡し地点で待機しているそうよ」


「名前は?」


「アデリン・ヴォス警部。39歳のヒューマン女性で、今回の事件を担当するネレイド宇宙警察の検査部隊を指揮しているわ」


「分かった」


セラフィエルが続ける。


『さらに、検査チームの上級担当官であるカルヴェク・ドラーアルが、襲撃船の技術検査を指揮します。53歳のスペースドワーフ男性です』


「俺たちが自分で彼らを拘束する必要はないんだよな?」


ランがこちらを向いた。


「必要ないわ。私たちが引き渡すのは、船と事件データ、それに初期情報だけ。法的な手続きは宇宙警察の管轄よ」


「よかった」


俺はもう一度メインスクリーンを見た。


三隻の貨物船は、まだ隊列を維持している。


これ以上、彼らを待たせる理由はなかった。


「ヴェスペラ、接近を続けてくれ」


「了解、紬」


ASTRAEONは、到着用の航路に沿って移動を開始した。


外部では、輸送船や作業用宇宙機がかなり密度の高い航行を続けている。ある工業船は、荷役施設への入場順を待っていた。その近くでは、二機の大型ドローンが金属製コンテナを貯蔵ターミナルへ運んでいる。


旅客船が、別の航路を通過していった。


ネレイドは確かに活気に満ちていた。


『ASTRAEON VELORIAへ。こちらはネレイド宇宙交通管制です。船舶識別情報と到着許可を確認しました。商業バース12へ向かう指定航路に従ってください』


ヴェスペラが応答する。


『ネレイド宇宙交通管制、こちらASTRAEON VELORIA。了解しました。指定された接近経路に従います』


『貨物船は、それぞれのターミナルへ誘導されます』


『承知しました』


数分後、護送船団は指定された航路に従って分かれ始めた。


ファー・ランタンは最初の民間バースへ向かう。


ラティス・メアは次のターミナルへ進む。


コッパー・メリディアンは商業区域の反対側に位置するバースを目指した。


どの船も、無秩序に他の船を追い越そうとはしなかった。


ASTRAEONも、港湾作業の妨げにならないよう、主要な荷役航路の外側に位置を維持していた。


「紬」


ランが呼びかけた。


「何だ?」


「三隻の船長から連絡を受けたわ。ターミナルでの検査が終わった後、到着証明書に署名してくれるそうよ」


「それなら、ドッキングが終わってから会おう」


「ええ」


俺は再びスクリーンを見た。


三隻は、無事に目的地へ到着した。


ハルシオンで受けた契約も、ようやく完了に近づいていた。


商業バース12は、民間ターミナル区域の外側に位置していた。


大型の個人所有船や、より広い空間を必要とする輸送船のために設計された係留施設だ。主要貨物ターミナルほどの混雑はないが、それでも周辺では通常どおりの活動が続いている。


数機のタグドローンが移動し、船の位置決めを補助していた。


サービスエリアでは、港湾作業員が検査機材を運んでいる。情報パネルには、事務手続きの順番を待つ船舶の一覧が表示されていた。


ドッキングが完了すると、外部通信回線が開かれた。


『ASTRAEON VELORIAへ。こちらはネレイド宇宙警察のアデリン・ヴォス警部です。商業航路で発生した事件について、事前通知を受けています』


俺は立ち上がり、通信回線を開いた。


「ASTRAEON VELORIAの艦長、星崎紬だ。輸送船はすべて無事に到着した。事件に関与した三隻の船も監視下にあり、引き渡しの準備ができている」


『ありがとうございます、星崎艦長。こちらも検査チームを準備しています。三隻が引き渡し航路に入った後、保安停泊区で直接お会いしましょう』


「分かった。こちらは指示に従う」


『もう一点。民間側に死傷者は出ていますか?』


「死傷者の報告はない。三隻の貨物船に損傷はなく、積荷の紛失もない」


『承知しました。その情報は初期報告書に記録します』


通信が終了した。


ランは端末を閉じた。


「引き渡し地点には私も同行するわ」


「もちろんだ」


「セラフィエルは必要なデータを準備済みよ。私も契約Q-181-04の写しと通信記録を持っていくわ」


「原本は渡すなよ」


「分かっているわ。検査用には複製を提出し、元のデータはASTRAEONに保存しておく」


「よし」


俺たちはコマンドデッキを後にした。


保安停泊区は、商業ターミナルとは分離された区域に位置していた。


内部交通用の通路から窓の外を見ると、数隻の巡視船が交代作業を行っているのが見えた。警備要員は検査施設へ向かい、検査ドローンは入港中の船をスキャンしている。


俺たちが到着すると、引き渡し室の入り口付近に一人のヒューマン女性が立っていた。


黒みがかった茶色の髪は後ろでまとめられている。着用しているネレイド宇宙警察の制服には、肩の部分に検査部隊の徽章が付いていた。


「星崎艦長ですか?」


「そうだ」


「アデリン・ヴォスです。直接お会いできて光栄です」


アデリンが手を差し出した。


俺はその手を握り返す。


「星崎紬だ」


「ネレイドまで護送船団を守っていただき、ありがとうございます。今回の事件に関与した三隻についても、初期情報を受け取っています」


「三隻は主兵装システムを無効化された後、攻撃を停止した。推進機関はまだ使用できる。制御可能な状態にある船を破壊する理由はなかった」


「報告書には目を通しています。引き渡しが完了した後、こちらで検査を実施します」


そのとき、室内の横側から53歳のスペースドワーフの男性が近づいてきた。


髭は短く整えられ、頬には小さな傷跡がいくつか見える。手には技術検査用の端末を持っていた。


「ヴォス警部、臨検チームの準備が整いました。一隻目が進入位置にいます」


アデリンが振り向いた。


「星崎艦長、こちらはカルヴェク・ドラーアルです。私たちの技術検査および臨検チームを指揮しています」


カルヴェクは頷いた。


「カルヴェク・ドラーアルです。検査中、三隻の兵装システムが再起動できない状態であることを確認します」


「ありがとう。各船の最終状態を記録したデータは、すでに保存してある」


「それは助かります。チームを乗船させる前に、確認させてください」


ランが技術データの複製を差し出した。


「事件発生後の兵装システムの記録です。それぞれの船が主たる射撃能力を失った時刻も含まれています」


カルヴェクはデータを確認した。


「エネルギー記録と推進状態も添付されていますか?」


「ええ。損傷したのは兵装装置と一部の制御モジュールに限られています。主機関は攻撃対象にしていません」


カルヴェクは頷いた。


「乗船時に問題を起こさないためにも、この情報は役立ちます」


アデリンが引き渡しパネルを開いた。


「三隻は、指定された順番で受け取ります。各船の船長と事件に関与した乗組員には、検査手続きに従ってもらうことになります」


「異存はない」


「彼らを雇った人物について、何か情報はありますか?」


俺は首を横に振った。


「まだ分からない。乗組員の一人が、特定の輸送を妨害するために雇われたと発言した。しかし、報酬を支払った相手の身元は特定できていない」


アデリンは俺の顔を見つめた。


「その会話の記録はありますか?」


ランが答える。


「あります。通信記録と観測データに含めて保存してあります。初期証拠として提出します」


「分かりました。こちらで捜査手順に従って検証します」


俺は襲撃船三隻を表示しているスクリーンに目を向けた。


「一つだけ確認しておきたい。護衛行動中、襲撃船の乗組員に負傷者は出ていない。兵装システムは、乗組員区画を狙った攻撃ではなく、精密射撃によって停止させた」


アデリンは頷いた。


「こちらで全員の状態を確認します。負傷や緊急処置が必要な健康上の問題がなければ、通常の拘束手続きに従ってもらうことになります。情報提供に感謝します」


間もなく、一隻目の船が引き渡し区域へ進入した。


『グリムウェイク』


船体は依然として健在だった。ただし、兵装モジュールが設置されていた前部には、損傷の痕跡が残っている。


観測窓の向こうでは、ヴェイダン・ラスクが数人の乗組員とともに立っていた。


臨検チームが乗船すると、通信回線が開かれた。


『宇宙警察、こちらグリムウェイク。指示を受領しました。船長、ヴェイダン・ラスクです。抵抗はしません』


アデリンが応答する。


『ラスク船長、その場で待機し、臨検チームの指示に従ってください。すべての兵装システムは引き続き停止状態を維持すること』


『了解しました』


二隻目の『ブラック・シルト』も、すぐに続いた。


船長はデイラ・コルト。46歳のスペースドワーフ女性である。彼女も全乗組員が検査手続きに従うことを確認した。


三隻目の『セーブル・カレント』は、39歳のビーストマン男性、オルヴェク・シャールが指揮していた。彼も兵装システムが停止しており、再起動しないことを確認した。


こうして、三隻すべてが宇宙警察の監視下に置かれた。


追跡劇はない。


追加の発砲もない。


ただ、規則に従った引き渡し手続きが進められた。


アデリンは状態表示を確認した。


「三隻すべてをネレイド宇宙警察が受領しました。これより、船舶と乗組員に対するすべての検査および処理は、当局の管轄下に入ります」


俺は頷いた。


「分かった。監視結果に従って、三隻を引き渡す」


「ネレイド宇宙警察を代表して、あなたの協力に感謝します」


「俺たちは引き受けた契約を完了させただけだ」


アデリンは薄く微笑んだ。


「それでも、民間船を守りながら、相手を破壊せずに制圧しようとする傭兵ばかりではありません」


「攻撃を止めることが目的なら、船をすべて破壊するのは最初に選ぶ手段ではない」


「よく分かりました」


俺はランのほうを向いた。


「通信データを」


ランが暗号化されたファイルを差し出す。


アデリンは正式な端末でそれを受け取った。


「この証拠が検査記録に確実に登録されるようにします」


「ありがとう」


これで、襲撃船の引き渡しは完了した。


引き渡し手続きを終えた後、俺たちはネレイドの傭兵協会支部へ移動し、残りの事務手続きを進めた。


支部は、交易サービスセンターと船舶登録施設が入る商業複合施設の中にあった。


中は賑わっている。


利用可能な契約を確認する傭兵たちが出入りし、何人もの事務職員が任務完了報告の処理に追われていた。奥のほうでは、鉱山航路から戻ってきたばかりの船を持つ二人の技術者が、修理費用について話し合っている。


「だから言っただろう。次の航行に出る前に、冷却モジュールを交換しなければならないって」


「今交換したら、修理費用だけで契約報酬がなくなってしまう」


「主要航路の外で機関を失うくらいなら、金を失うほうがましだ」


ランはその会話を何気なく耳にしたものの、手元の書類から注意を逸らすことはなかった。


受付カウンターでは、36歳のスペースエルフの男性が俺たちを出迎えた。


明るい灰色の髪をしており、着用している業務服から、契約証拠の評価担当者であることが分かる。


「いらっしゃいませ。星崎艦長とヴァレスさんでしょうか?」


「そうだ」


「私はエドリン・ヴァエルです。ネレイド支部で契約報告の評価と、補足証拠の受領を担当しています」


ランが頷いた。


「契約Q-181-04の実施報告書と、護衛中に発生した事件の通信データを提出したいの」


エドリンは端末を開いた。


「承知しました。ファイルを確認いたします」


ランは事務書類の複製を差し出した。


「こちらが三隻の貨物船の到着報告、貨物検査の結果、船主による確認書、そして事件に関するデータよ」


エドリンは書類を読み進めた。


「契約内容は、ネレイド工業コロニーへ向かう三隻の貨物船の民間護衛で間違いありませんね?」


「そうよ」


「三隻とも積荷を失うことなく到着した、と」


「そのとおり。貨物の損傷も報告されていないわ」


エドリンは書類を拡大した。


「戦闘に関する記録がありますね。三隻の武装艦が関与したのですか?」


「護送船団に接近し、通信を妨害しようとしていたわ。私たちは彼らの攻撃能力を停止させ、その後、宇宙警察へ船を引き渡したの」


「彼らが第三者から仕事を請け負っていたことを示す証拠はありますか?」


ランは頷いた。


「乗組員の一人による初期証言があるわ。ただし、報酬を支払った人物の身元はまだ検証できていない。だから、特定の人物を犯人として報告書に記載することは避けたの」


エドリンは小さく微笑んだ。


「適切な判断です。私たちに必要なのは証拠であって、性急に導き出された結論ではありません」


彼は添付資料のページを開いた。


「通信記録、兵装システムの状態、妨害が発生した時刻を確認します。このデータは、原本の記録から作成した複製ですか?」


「そのとおりよ。原本はASTRAEONに保管してあるわ」


「結構です」


エドリンは検証を開始した。


数分が経過した。


やがて、彼は初期評価の結果を表示した。


「補足証拠は受理可能です。『刑事証拠提出済み』として記録し、評価部門へ送付します」


ランが頷いた。


「ありがとう」


「宇宙警察からも、三隻の襲撃船を受領したとの通知が届いています。このデータは、そちらの記録と関連付けておきます」


「お願いするわ」


エドリンは支払い手続きのページを開いた。


「それでは、契約Q-181-04についてです。支払いに関する事務手続きを完了してもよろしいでしょうか?」


ランは迷わず答えた。


「ええ」


彼女は契約書と検査結果を表示した。


「基本報酬は68万GC。護衛の成功、貨物の損失がなかったこと、そして護送船団側に死傷者を出すことなく事件を解決したことに基づき、12万GCのボーナスも承認されています」


エドリンは状態を確認した。


「そのとおりです。ボーナスの全条件が満たされています」


「合計報酬は80万GCということね」


「はい。決済システムで処理を開始します。受取人の確認をお願いします」


ランは紬を振り向いた。


「紬、受取口座は前回と同じでいい?」


「ああ」


ランは受取人情報を入力した。


エドリンは数秒間、処理を待った。


そして、画面が切り替わった。


支払い確認済み


宇宙傭兵協会 — 契約決済


| 項目 | 結果 |

| --------- | -------------- |

| 契約ID | Q-181-04 |

| 依頼主 | ハルシオン交易コンソーシアム |

| 契約報酬 | 680,000 GC |

| 成績ボーナス | 120,000 GC |

| 入金合計 | 800,000 GC |

| 貨物損失 | なし |

| 貨物損傷 | なし |

| 民間乗組員の死傷者 | なし |

| ボーナス承認 | 承認済み |

| 刑事証拠 | 提出済み |

| 契約状況 | 完了 |


エドリンが顔を上げた。


「おめでとうございます、星崎艦長。契約Q-181-04は正式に完了と判定されました。80万GCの報酬が、登録済みの受取口座へ入金されています」


紬は通知を確認した。


「ありがとう」


「こちらこそ。また一緒にお仕事ができることを願っています」


ランは取引証明書を保存した。


「それでは、こちらの事務手続きは完了ね」


エドリンが頷く。


「ご協力ありがとうございました、ヴァレスさん」


すべての書類が確認された後、俺たちは受付カウンターを離れた。


ランにとって、この仕事は単に報酬を得るためのものではなかった。


この契約によって、紬には独立系宇宙傭兵ランクCとして、新たな職務実績が記録された。契約違反はない。未解決の損害請求もない。支払いに関する争議もない。


そして何より、彼らの責任下に置かれたすべての関係者を、無事に目的地まで送り届けることができたのだ。


### 視点:セラフィナ・ヴァルクレイン・ヴェルドラコン


セラフィナは、ネレイド工業コロニーの商業複合施設にある大きな窓のそばに立っていた。


外では、さまざまな船がバースの間を移動している。いくつものコンテナが貯蔵施設へ運ばれ、工業作業員たちが生産区画へ続く専用通路を歩いていた。


そこにいる人々のすべてが、作業服を着ているわけではない。


商品を運ぶ商人もいれば、乗客を待つ輸送車両の運転手もいる。用事を終えた家族連れが商業区域を歩いている姿も見えた。


ネレイドは、大型宇宙船のためだけに造られた場所ではないようだった。


工業施設の向こう側では、そこで暮らす人々の日常が普段どおりに続いている。


「思ったより賑やかなのだな」


セラフィナは、母親の手を引いて食べ物の屋台へ向かうビーストマンの子供を眺めていた。


少し離れたところでは、二人の作業員が保守作業の予定について言い争っている。


「またあの機関の作業予定が延期されたら、夜勤の連中が困ることになるぞ」


「分かっている。でも、冷却部門はまだ交換部品を待っているんだ。何もない状態で修理はできない」


「だったら、少なくとも技術者をもっと早く派遣するように頼めよ」


二人が通路を離れていくと、その会話も次第に遠ざかっていった。


セラフィナは小さく微笑んだ。


帝国の外にある世界には、政治や戦争、貴族たちの決断とは必ずしも関係のない事柄が、数多く存在しているらしい。


人々はただ働き、商売をし、家へ帰り、自分たちの生活を続けたいだけなのだ。


「セラフィナ」


背後から紬の声が聞こえた。


彼女は振り返った。


「もう終わったのか?」


「ああ。契約は完了して、報酬も受け取った」


「おめでとう」


紬は頬を軽く掻いた。


「ただの仕事だよ」


「それでも、きちんと成功したのだろう?」


後ろを歩いていたランも付け加える。


「問題を起こし続けながら大量の契約を受けるより、一つの仕事を確実に終わらせるほうがいいわ」


「分かっているよ、ラン」


「念のために言っているだけよ」


セラフィナは小さく笑った。


「二人とも、一緒に働くことに慣れているのだな?」


「まあ、そういうところかな」


ランは端末をしまいながら答えた。


「私はただ、紬が本当に重要なことを見落とさないように確認しているだけよ」


「見落としてなんかいない」


「いつもではないわね。ただ、ときどきあるだけよ」


「それは非難しているように聞こえるぞ」


「実際にそうなのだから」


セラフィナは笑いをこらえるように口元を押さえた。


二人の間には、ごく自然な空気が流れていた。


正式な式典もない。


宮廷への報告もない。


皇女としての態度を保ち続けることを求められる、儀礼的な護衛もない。


彼女はただ、旅の仲間たちと一緒にいるだけだった。


「紬」


「何だ?」


「一つ、聞きたいことがある」


「どうぞ」


セラフィナは窓の外を眺めた。


「今回の仕事は、それに見合うものだったと思うか?」


「どういう意味だ?」


「武装艦三隻と対峙し、宇宙警察への引き渡しを行い、通信記録の証拠まで集めることになった。最初の契約は貨物船の護衛だけだったのに」


紬はすぐには答えなかった。


外を行き交う船の動きを眺める。


「戦闘だけを考えれば、望んでいなかった出来事がいくつもあったのは確かだ。でも、主な仕事は達成できた。三隻の船は無事に到着し、契約は完了して、報酬も受け取った」


「それなら、面倒だったとは思わないのか?」


「面倒だったさ。できることなら、何事もなく航行を終えたかった。でも、契約を引き受けた以上、果たすべき義務は最後まで果たす必要がある」


セラフィナは頷いた。


「なるほどな」


「それに、仕事が終わった後まで誰かを追いかける必要はない。雇い主の身元については宇宙警察が調べる。通信データは傭兵協会に提出した。今のところは、それで十分だ」


「もっと詳しく調べたいとは思わないのか?」


「次の契約や艦の安全に直接関係する情報があれば検討する。でも、すべての仕事を個人的な問題に変えるつもりはない」


ランが薄く微笑んだ。


「だから私は、こういう判断のほうが好きなのよ。私たちが五つもの問題を同時に処理しなければならなくなるような判断より、ずっとね」


「毎回そうやって念を押す必要はないだろ」


「あなたが私に念を押される必要のない行動をするようになったら、やめるわ」


「それは永遠に終わりそうにないな」


「私もそう思うわ」


セラフィナは笑った。


それから、ランの手元にまだ表示されている支払い通知に目を向けた。


「80万GCか」


「ええ」


ランが答えた。


「基本報酬が68万GC。それに、評価後に承認された12万GCのボーナスよ」


「二日間の仕事としては、かなり大きな金額だな」


「それに見合う危険もあったわ」


セラフィナは頷いた。


宮廷では、軍事予算に関する大きな数字を見ることに慣れていた。しかし、それらの数字は通常、税収や国家予算の割り当て、あるいは機関の支出から生まれるものだった。


今回は違う。


紬と乗組員たちは、民間の依頼主と取り決めた仕事を実行した対価として報酬を受け取ったのだ。


帝国の権力とは何の関係もない。


ヴェルドラコンの姓を使う必要もない。


承認を与える役人もいない。


彼ら自身が仕事を選び、その危険性を確認し、実行し、その成果を受け取る。


「少し分かってきた気がする」


紬が振り向いた。


「何が?」


「傭兵としての生活だ」


セラフィナは微笑んだ。


「自由というのは、規則なしで生きることではないのだな。責任は伴う。それでも、どの仕事を引き受けるかは自分で決められる」


「だいたいそんなところだな」


「なかなか興味深いと思う」


「興味があるなら、まだ学べることはたくさんあるぞ」


「学んでみたい」


紬は大げさな反応をすることなく、頷いた。


「それなら、また今度考えよう」


その簡潔な返事に、セラフィナはそれまでより少し長く微笑んだ。


事務手続きを終えた後、彼らは再び商業サービス区域へ戻った。


そこでランは、ネレイド周辺の契約や公式業務の一覧を表示している情報端末の前で足を止めた。


いくつかの依頼は商業協会から出されている。


その他にも、輸送会社や工業施設、船舶救助機関からの募集があった。


ランは、更新されたばかりの一覧に目を向けた。


「あら?」


紬が振り返る。


「どうした?」


ランは画面を拡大した。


「ネレイド外縁ベルトのサルベージ契約があるわ」


「サルベージか?」


「ええ。サルベージ登録局が、外縁ベルト区域で放棄された貨物船の調査に協力する事業者を募集しているの」


セラフィナも近づいた。


「放棄された船?」


「おそらく、運用能力を失ったか、所有者によって放棄された船ね。でも、何かを回収する前に、所有権の状態を確認する必要があるわ」


ランはその募集要項を読み進めた。


「条件は興味深いわね。必要ランクC、危険度B。基本報酬は42万GCで、さらに合法と認定されたサルベージ品の評価額の35パーセントが追加される」


紬は腕を組んだ。


「調査対象の船について、何か情報はあるのか?」


「まだ不完全ね。これは初期募集よ。大まかな場所はネレイド外縁ベルトとだけ書かれているけれど、契約を受ける前に座標と船内の目録を確認する必要があるわ」


「それなら、すぐには契約しないでくれ」


「もちろん。募集内容の写しを保存しているだけよ」


セラフィナは画面を見つめた。


「あなたたちは、そういう仕事もよく引き受けるのか?」


ランが答える。


「いつもではないわ。サルベージは大きな利益につながる場合もあるけれど、所有権と回収品の状態を確認することがとても重要なの。宇宙空間で何かを見つけたからといって、勝手に持ち帰っていいわけではないわ」


「所有権に関する規則があるのか?」


「もちろんよ。放棄された船にあった品物だからといって、必ずしも所有者がいないとは限らないわ。救助手続きの開始を待っている船かもしれないし、まだ保険会社の請求対象かもしれない。何らかの法的な扱いが決まっている可能性もあるわ」


紬が頷いた。


「詳細を確認してから考えよう。今は保存しておくだけでいい」


ランは募集要項を契約記録に保存した。


「分かったわ」


セラフィナは二人を交互に見た。


つい先ほどまで、彼らは護衛任務を完了させていた。それなのに、今はもうランが新たな利益につながる可能性のある依頼を見つけている。


傭兵の生活は、一つの契約が終わったからといって止まるわけではないらしい。


次の仕事は、いつでも存在している。


ただし、すべてを引き受ける必要があるわけでもない。


「紬」


「何だ?」


「この後はASTRAEONへ戻るのか?」


「ああ。次の仕事を決める前に、確認しておきたいことがいくつかある」


「ASTRAEAに関係することか?」


「そうだ。カリスタがまだ修理を進めている。次の予定を決める前に、最新の進捗を確認しておきたい」


セラフィナは頷いた。


「私も見てみたい」


ランはもう一度端末に触れた。


「それなら、ここに長居する必要はないわね。サルベージ契約の書類はすべて保存してある。船の用事が終わった後で話し合いましょう」


紬は微笑んだ。


「分かった。戻ろう」


ネレイドの商業複合施設を離れる前に、セラフィナはもう一度だけターミナルのほうを振り返った。


作業員たちは変わらず仕事を続けている。


船は次々と到着してくる。


商人たちは商品を売り続けている。


そして、軍事報告書には決して記されないような日常の小さな出来事も、このコロニーの生活の一部となっていた。


彼女は紬とランの後を追い、ASTRAEONへ戻るための輸送機へと向かった。


一つの契約が完了した。


80万GCを受け取った。


三隻の貨物船は、積荷を失うことなく到着した。


三隻の襲撃船は、宇宙警察へ引き渡された。


通信記録の証拠は、傭兵協会に受理された。


ハルシオンへ戻ることを求める者はいない。


夜になる前に終わらせなければならない王室の任務もない。


今回の旅で新たに加わったのは、調査を待つサルベージ契約の募集だけだった。


そしてASTRAEONの格納庫では、『銀燈のアストラエア』と呼ばれる一隻の王室艦が、次の修理を待ち続けていた。


### クエスト結果 — 契約 Q-181-04


宇宙傭兵協会 — 契約完了記録


| 項目 | 結果 |

| --------- | --------------- |

| 契約ID | Q-181-04 |

| 依頼主 | ハルシオン交易コンソーシアム |

| 任務種別 | 民間貨物船護衛 |

| 必要ランク | C |

| 危険度評価 | C |

| 目的地 | ネレイド工業コロニー |

| 護衛した貨物船 | 3隻 |

| 貨物損失 | なし |

| 貨物損傷 | なし |

| 民間乗組員の死傷者 | なし |

| 基本報酬 | 680,000 GC |

| 成績ボーナス | 120,000 GC |

| 報酬合計 | 800,000 GC |

| ボーナス承認 | 承認済み |

| 刑事証拠 | 提出済み |

| 襲撃船 | ネレイド宇宙警察へ引き渡し済み |

| 契約状況 | 完了 |


### 次回、第191話「銀燈の船を修理する」


ネレイド工業コロニーでの護衛契約を完了させた後、再び注目は『銀燈のアストラエア』へと向けられる。


カリスタは、王室艦の状態に関する詳細な報告を受け取る。


船体構造の修復と一部の補助システムの修理は進んでいるものの、二基の主機関は依然として追加の技術作業を必要としていた。艦のいくつかのシステムも、まだ再起動できる状態にはない。


その後、セラフィエルはASTRAEAの演算コアに、部品交換だけでは解決できない損傷があることを発見する。


セラフィナは、さらに詳しい検査を承認した。


一方、カリスタは次の修理段階の計画を立て始める。


銀のランタンの船は、まだ飛び立てる状態ではない。


しかし、その再起動に向けた作業は、いよいよ本格的な段階へと進み始めていた。


【次回、第191話へ続く……】


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