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19/24

>>17 魔獣がやってきました

開いていただけて感謝です。

 「えいっ!」


 五頭の魔獣たちが立つ山の頂上に向かって両手を突き出し、土の魔力を放つ。

 再び山がむくむくと膨れだし、それに驚いたのか高い鳴き声を上げて魔獣たちがこちらに駆けてくる。巨大化したカピバラのような姿をした魔獣たちは足が短く、必死に山から逃れようとする姿に思わず頬の筋肉が緩んだ。

 五頭の毛色はバラバラで、ほとんどがあまり強くないことを示す灰色。ただし一匹だけは真っ黒な色をしていて、額に、瞳と同じ色の三日月模様があった。


 「わぁ、あの三日月の一匹は他の魔獣と違うんですか?」

「本当だ。しかも毛色がほとんど黒だ」


私と同じことに気づいたらしいソフィアが、隣のウルシュに尋ねている。ウルシュの顔は見えないが、きっと苦虫を噛み潰したような顔で答えたのだろう、低い声で答える。



お疲れ様でした。

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