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15/21

15話 彼女は合宿へ向かう。

合宿初日を迎えた。私は荷物を全部持って玄関から出たけど、ふらふらしてしまい歩くことはできなかった。

結局、私はあまりの大荷物になってしまってお父さんに高校まで車で送ってもらうことになった。

「それじゃあ、いってらっしゃい。」

「いってきます。」

私はお父さんに声をかけてから車を降りた。もう中庭にはマイクロバスが到着していて、赤松先輩とやまちゃん先輩が虫網や魚取り網、大きな水槽や保冷ボックスを積み込んでいた。

「お、おはよう。」

やまちゃん先輩は私を見て手を挙げて挨拶をしてくれた。

「おはようございます。」

私は挨拶をしてから手伝おうと近寄った。

「そうだ。荷物だけど、とりあえず乗せておいて。このマイクロバスは20人乗りだけど行くのは部員5人と松浦先生の6人だから1人1席でも後ろの方は開くしね。

というわけで、俺らが荷物を積んでるとこらへんに積んどいてくれたらいいよ。」

私はマイクロバスに荷物を積むと荷物を積むのを手伝うために温室の方へ向かった。

「何をしたらいいですか?」

私の言葉にやまちゃん先輩は温室の奥を指さした。

「そこのタモとエアーを積むから持ってきてくれるか。」

「はい。」

私はやたらと大きなタモを持つとマイクロバスにのせた。それにしても乗る人よりものせる荷物の方が体積が大きいのは何も言えないよね。赤松先輩はどこからともなく持ってきたいくつかのビンを丁寧に梱包してから積み込んでいた。

しばらくして、マイクロバスにパズルのように荷物が載せられた。

「それじゃあ、出発します。」

松浦先生の言葉に全員が無言で頷いた。

松浦先生の運転でマイクロバスは高校から出発した。

何が起こるのか全く予想できないけど、すでにすぐ横の席に座っているのが赤松先輩の時点で緊張感がすごくあるのは私だけなのかな?

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