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しろのほう  作者: 焚(たき)
『辿り着いた答え』
37/39

それでもお金が欲しくて

私は何度も風俗勤務した。


嫌なお客さんがいても、

帰りにその日の給料を手にすることで

満足できた。



でもやっぱり彼を騙しているのが

苦しくなって、

もう私は彼女でいたらいけないと思った。

私は生きていくために、

誰にも迷惑をかけたくないから、

自分で働けるここで生きていこうと思った。




だから私は彼に寝る前、

私と別れて欲しいと告げた。




彼は、急にどうしたの?

と突然のことに驚いていた。




私は仕事が前からうまくいっていないこと、

人に頼りたくなくて生活費を稼ぐために

今風俗で働いていること。

だから私の身体は気持ち悪いものだから

あなたに触れて欲しくない。

もう付き合ってる資格が無いことを話した。



全てを聞いたあと彼は、



「風俗は辞められないの…?」



静かに泣きながら

私の目をじっと見てきた。



私は今の仕事を続けたいと返した。





彼は魂が抜けたみたいにベッドに

丸くなってた。





世の中には言わなくちゃいけないことと、

知らない方が幸せなことがある。



私はどうするべきだったんだろう…



私は人間関係がこわい、

仕事が出来ない。

でも風俗の仕事なら、

こんな私でも出来るんだ…

稼げるんだ、

生活費を出せるんだ。

私は養ってもらうのなんて嫌だ。

自分で何とかしたいんだ…



でも私は本当は彼が好きに決まってる。

でもどちらも得るなんて

そんな欲張りなことダメだ。



でも話した事でこんな傷つけてしまった。

結局自分が1人で抱えきれないからって

彼に最低な事を言ってしまった。

してしまった。



もう、こんなに辛いの嫌だ。

昔はもっと…虐められる前はもっと

誰とでも話ができる子供だったのに…


なんで私を無視したの…

なんで理由を全部ぶつけてくれなかったの…


あなた達のせいで私は

トラウマになってんだよ、

他人の評価とか

人が気になりすぎて

自分が人を傷つけてる気がして

毎日毎日悩んでるんだよ…


どうしてくれるんだよ…


自分達はもう終わった事かもしれないけど、

私はずっとあの時から引きずってんだよ…



どうすれば楽になれるの…



もう全て投げ出したいよ。



もう生きてる意味分かんない。








死にたい








死んだら…

もう悩む事も無くなる








楽になりたい、

今やっと死にたい人の気持ちが分かった。







私は身体中をカッターで傷つけ、

出てくる赤い血をボーッと見つめた。


こんな私が何で生きてるんだろう…


彼の横で眠るのが嫌で、

私は必要最低限な荷物を持って

静かにアパートを出た。


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