表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
しろのほう  作者: 焚(たき)
『辿り着いた答え』
35/39

稼ぐため

「またゼリーだけ?」


「絶対肌荒れしてんの食生活だろ」


「やつれてるよな」



レジ裏にある休憩スペースで休憩を

とっていた私は自分の悪口が

耳に入ってきても、

もう落ち込みもしなかった。


無感情のようにボーッただスマホを眺めていた。




さっきまで私の悪口を楽しそうに話していた

店長が私の目の前に座って休憩をとりだした。


私はお疲れ様です。

とだけ挨拶をした。


狭い休憩スペースで2人。

お昼ぐらい1人でいたいのに…。


「…なんかさザ、現代病だよね」


「え?誰が…、私ですか…?」


「そう」


あー…そうかもしんないですね

と言って、

私はこの空間に居たくなくてトイレに逃げ込んだ。



現代病…


なんで、、

そう見えてるの…


わたし最近元気でない


心の病気なのか…?


分かんない

でもそう思われてるんだ…



店長が、にやにやしながら現代病と言っていた

顔がしばらく頭から離れなかった。



何度もミスをして、

何度も謝って、

呆れられて、

陰口言われて、

それは自分のせいで、

だから辞めたい。

けど生きていくのにお金がない。

稼がないと。

働かなきゃなんだ。



私は帰り道思わず泣きそうになった。



暗い顔をして駅前を歩いていると、

キャバクラのスカウトに声をかけられた。



いつもなら無視してたのに、

なんだかその日はのこのこ着いてった。


履歴書みたいなものを書かされて、

体験入店しましょうって日付決められた。


キャバクラのバイト代を聞くと、

今のバイトがアホらしく思えてた。



でも私は深夜まで仕事をしたくなかったので

結局、体験入店には行かないことにした。



それに…やるなら彼にバレたくなかった。



もう今の仕事を辞めたい、

でもお金が欲しいから、まず掛け持ちしてみよう…



私は後日ネット応募で昼キャバの面接をすること

になった。



そこはアパートの最寄駅からは遠かったが、

バレにくい場所で都合が良かった。



面接は面談みたいで気楽なものだった。

今の仕事よりも、ここで働きたいと思った。



でも実際、お店に案内されると

そこは雑居ビルにある古びた風俗店だった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ