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しろのほう  作者: 焚(たき)
『分岐点』
29/39

不安

彼と付き合い始めてから毎日のように

彼と遊んだ。

テスト前は勉強会をしたり、

放課後には夕飯を食べに行ったり、

一緒にバイトをしたり、

土日は電車でお出かけしたり…

毎日話しても足りないくらい一緒に過ごすのが

楽しかった。


私は中学の時から学校が嫌いになったし、

高校でも私はあまりクラスカーストの上の子達から良くは思われてなかったけど、

彼がいるから上手くいかない事があっても

頑張れた。

放課後が楽しみで毎日が幸せだった。


ささいな事で彼を怒らせてしまうことも

たまにあったけど、

2人できちんと話し合って、

これからはこうしていこうねって約束を決めた。

喧嘩をしても仲直りしていくたびに、

またひとつ深い絆で結ばれていくようだった。




高校2年の冬、彼が就職先のパンフレットを

見せてくれた。




彼は春からそこで働けることが嬉しそうな

笑顔を浮かべて私に会社のことを話していた。




私は急に胸が苦しくなった。

就職するのは知っていたはずなのに、

とても彼にとって良いことなのに、

素直に喜べなかった。




今みたいに会えなくなる。

そしたらこの関係は続けられるのだろうか。

仕事が始まって忙しくなったら、

彼は私を今みたいに構ってくれるだろうか。

私の入る隙なんてあるんだろうか。




私は遂に就職なんだね!

凄いなあ、もう少しで社会人か…おめでとう…!




できる限り明るく自然を装って言葉をかけた。


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