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しろのほう  作者: 焚(たき)
『分岐点』
24/39

失敗

研修の席は自由だったが、

なかなか彼の近くの席には座れなかった。


彼は気さくな性格で誰とでも話せるような人だった。

彼以外に同期の男性はおらず、

私以外にも高校生や大学生がいる。

私は研修を半分終えても1度も話したことも無くて

彼と仲良くなれる自信は無かった。


研修も慣れてきた頃、

抜き打ちで簡単な業務テストをやる事になった。

1番目にテストをするということもあり、

プレッシャーでテンパってしまった。

みんなの前で失敗をしてしまって、

内心かなり落ち込んだ。


テスト後のトイレ休憩で、

私は同期のパートさん達から優しく励ましの

言葉をもらった。


私が俯いて席に座っていると、


「お疲れ様です。」


彼が声をかけてきた。


「お疲れ様です、、

テストやらかしちゃいました…」


ずっと話してみたいと思ってた彼に

失敗してるところを見られた恥ずかしさとか

いろんな気持ちでぎこちない顔になってたと思う。


「さっきのは仕方ないですよ。

運が悪かっただけです。」


彼は明るく励ましてくれた。


そこから数分だけだが休憩の間に雑談をした。

彼は今年25歳の大学院生だということ。

今はサークルなど入ってなく、

来年は就職すること。


それだけの話だったけど

知れたことが嬉しくて、

私は彼に一歩近づけた気持ちになれた。


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