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長かった夏休み
次の日私は部活に出た。
また逃げたら何か言われる気がして怖いから
ちゃんと行った。
その日は昨日の練習試合の続きだった。
私は無視されているこの状況に負けたらいけない
という気持ちで試合をした。
もう今でさえ辛いんだ。
もうこれでどうなってもいいから、
そう決心して
私は休憩時間にある子たちに話しかける事にした。
「あのさ…私、奈緒ちゃんに何か悪い事をして
怒らせちゃってるよね…?」
奈緒ちゃんは、
私が特に自分に対して怒っていると感じる女の子で、
その子を中心に私を無視しているんじゃないかと
思っていた子だ。
私はその子がこの場にいない時を狙って、
勇気を出して4人の友達に聞いてみた。
「うん…でもきっと許してもらえるよ!」
「大丈夫だよ…」
久しぶりに話してくれた。
久しぶりに目が合った。
微笑みかけてくれてた。
その事が嬉しかった。
それから、その子たちと話す機会は無かった。
そしていつのまにか長い夏休みが終わった。
明日からは二学期が始まる。




