12/39
被害妄想
ベッドに入って天井を見ていた。
静かな部屋の中、
自分の鼓動が早く脈打つのが聞こえた。
チクった。
私はチクってなんかいない。
向こうから話しかけてくれたんだ。
それに私は自分が悪い事をしたから
みんなが怒っているんだと思ってるんだ。
だからみんなの事を悪く先輩に
伝えようなんて思ってない。
みんなにとったら
もしかしたら前から私を良く思ってなくて、
それで私を無視するようになったのかもしれない。
でも私にとっては突然の事で、
何が理由で私が無視されているのかが
分からないんだ。
だから私が無視されて困ってるなんて言える
立場じゃないって分かってる。
私が怒らせるような事をしたはずなんだ。
その時ふと"被害妄想"という言葉が浮かんだ。
これも全て私の妄想なんだろうか。
思い込みなんだろうか。
これから私どうなるんだろう。
そんな事を考えながら、
私は夕飯も食べず深い眠りについた。




