第二話 たたかう勇者
旅の途中、俺たちは多くの村を訪れた。
魔王軍によって破壊された村。
男たちは戦いで死んでいき、村には残された妻と娘しかいない。
「心配するな!俺がお前たちみんなを救ってやる!」
そう言うと村の女たちは歓喜し、一晩中俺を楽しませてくれる。
これや!これこれ~
これはゲームとかじゃない、これこそがリアル!
人がいなくなれば悲しくなり、切なくなり、苦しくなる。
みんな、何かに縋って生きるしかない。
そう、俺という光に縋るしかないんや!
だから。
必ず魔王を倒す。
でもって、色んな女の子とイチャイチャする人生を送るんや!
それが勇者!
俺は光の勇者や!
---------------勇者召喚より3年後
魔王を倒す。
最後の準備を整えるため、俺は一旦王都に戻った。
久しぶりのメイドたち、宮廷魔術師筆頭のミサと王国騎士団長のエレン、でもって、女王のリリアンナ。
十分堪能した。
やることやって、そろそろ行くかと思ってた頃、王女のアレクサアンドラが訪ねてきた。
「カズキ様...」
「アレクサンドラ姫!?なぜ、ここに?」(ついに、キタァァァッ!)
「カズキ様が...、最後の戦いに出られると聞いて...」
「... ... ...。」
突然、アレクサンドラがこちらに身を寄せる。
「ずっと、ずっと。わたくしたちのために、この世界のためにあなたは傷ついて...。」
少し上ずり震える声で...。
優しくアレクサンドラを抱きしめ、耳元で囁く。
「大丈夫。必ず戻ってくる。」
「魔王を倒して、この世界に平和を取り戻して」
「俺は、また、あなたに会いに行きます。」
アレクサンドラ姫は、泣きそうになりながらも微笑んだ。
「また、あなたに会いたい...。会えるようお祈りいたします。」
「お待ちいたします、いつまでも、ずっと...。」
その笑顔を見た瞬間、理解した。
(時間かかったけど、やっとアレクサンドラも俺のものか。体は...魔王倒してからでいいか。俺って好物は最後にとっておくタイプやし~w)




