↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
10/23

第一話 めざめる勇者

-----大阪某所にある中学校


クラスで1人、誰からも相手されずイキッている少年が一人。

彼は、木野山(キノヤマ) 一輝(カズキ)、14歳。

彼は非常に我儘で自己中心的、プライドが無駄に高く優しさの欠片もない少年。

勉強も運動も大嫌い。

親が一人息子ということもあり溺愛しており、幼少期から甘やかせて育ってきた。

何をやっても許され、褒められ続ける人生。

結果、プライドが無駄に高い割に、打たれ弱く、自分で考えず他人に頼る癖に、良い結果を全て自分のものとするようになり、悪い結果が出た時は他人に責任をなすりつけるといった性格になっていった。

少年は年相応に可愛い女子が好きであったが、クラスの女子には見向きもされずストレスを感じていた。

学校では自分の居場所がないと本能的に察した少年は、授業をさぼり近くの公園で自分がマウントを取れるこどもたちと遊ぶ日々。

ある日、泣くこどもたちを押しのけジャングルジムを登り、独り占めにしていた彼は。

足を滑らせ、地面に落下した...。


-----


う...うぅ...ん...

「.........ゆ....ゆうしゃ...さま...」

どこか遠いところから声が聞こえる。

知らない声がする。

「勇者さま...」

いや...、違う!すぐそばからの声だ。

いきなり、白い光が降り注ぐ。

「な、なんだここは...。」

見知らぬ天井、見たことのない壁画。

俺を囲むように数人の女たちが立っていた。


「おぉ...成功したのか...?」

「勇者様が...。本当に召喚できたのか....。」


「ゆうしゃ...だと?ま、まさか...異世界!?」

「うっ!頭が...。」

「どういうことだ...、なんで異世界に??何が起きた?」


「大丈夫ですか?勇者様」

優しくも凛とした美しい女の声がして、顔を上げた。

そこには、豪華なドレスを着た儚げな顔の美少女が心配そうにこちらを見ながら立っていた。

「???」(うわぁ、めっちゃ好みやん)

「わたくしは、アレクサアンドラ・オーガスト。この国の王女です。」

彼女は少し潤んだ瞳でこちらに話しかけてきた。

「申し訳ございません。こちらの都合であなた様を召喚してしまいました。」


「召喚?」


「ここからは私が話をしよう」

突然、力強く凛々しい女の声がした。

周囲の女たちをかき分けて、豪華な衣装と宝石を身にまとった女が、老婆や鎧を身に着けた女たちと共に現れた。


「勇者殿。挨拶が遅れて済まない。私はオーモンド王国国王、リリアンナ・オーガスト。隣にいるのが、宮廷魔術師筆頭のミサと王国騎士団長のエレンだ。」(少し年をとっているが、全員美人やん、アリアリww)

女の声に合わせ、両脇の女たちが頭を下げる。

「今、わがオーガスト王国が、いや、この世界全てが魔王の脅威にさらされて、滅亡の危機に立たされているのだ。」

「この国の古い文献に、『世界に魔王による危機が訪れたとき、捧げられた人々の祈りにより、世界を救う1人の勇者が召喚される。そして、魔王は勇者と仲間たちの手によって滅ぼされ世界は平和になるだろう』と。」

「今がまさに、そのとき!」


老婆が少し前に出、こう言う。

「祈りを捧げ、勇者様...、あなた様が召喚されたのです!」

「あなた様が、この国を、いや、この世界を救う勇者様なのです!」

「どうか我々をお救いください」

老婆はもちろん、王や王女、騎士たち。

その場にいた者すべてが頭を下げた。


「お...俺が、勇者だって?」(キタァァァァッ!)

よし!これこれ~!!

前からおかしいと思ってたんだ、俺以外の男どもに彼女がいるとか。

ママは、いつも俺の事を王子って呼んでるし。

『王子』の俺以外が、勇者になれるわけないもんなぁ...。


「...お、俺が、世界を救う?」


「はい」老婆が静かに頷く。

「勇者様、この剣を手にもってくださいませ」

俺に、老婆は静かに剣を渡してきた。

俺が剣を手に入れた瞬間、剣が突然光り輝き出した。


「おぉ...!」

周囲の女たちがどよめく。

「聖剣が強く反応している。やはり、間違いない!あなたこそ勇者様!」

老婆が叫んだ。


「勇者さま...、今日は召喚で来られたばかりでお疲れでしょう。今晩はゆっくりお休みください。誰か!」

国王が、そう言うと、何人ものメイドらしき女性が現れた。

「勇者様、こちらへ、ご案内いたします。」

(おぉ、すっげぇー。みんな可愛いやん。いいやん、いいやん。最高やん。)


---------------


それから毎晩、俺はメイドたちとイチャイチャしたおした。

戦闘訓練?

そんなもん必要ねーよ。

勇者の俺がなんでそんな面倒なことせなあかんねん!

そんなことより女の子と遊んだ方が楽しいやろ!

...とはいえ、そろそろメイドたちと遊ぶのも飽きてきたし、いい加減、旅に出るか!

だってあれだろ?勇者には仲間ができるんだろ?

もっと色んな女の子とイチャイチャできるってこと。

旅をしながらキャッキャするだけ。

最高やん!


「カズキ様~、もっと飲も...。」

酒に弱い癖に酒が好きで、俺に勧めてくる。

こいつは、ミナミ。

旅先で出会い、俺の顔を見るなり、五体投地してきた神官戦士だ。

神に仕える神官だから戒律が厳しくて、肌を見せることなんてできないって最初は言ってた。

けど、酒飲んだらすぐ豹変して俺にそのボリュームのある胸部装甲を押し付けてくる。

酔いが覚めたら、耳まで真っ赤になって「忘れてください...」と潤んだ目でこちらを見つめてくるまでが1セットだ。


「カズキ!もっと俺と稽古しようぜ!」

ちょっぴり暑苦しい褐色の肌の女、こいつは、ミリリリリウム。

南の方の国にあるアマゾネスの族長の娘で、婿探しのため旅に出てたところで俺に出会った。

俺に出会うなり、戦いを申し込んできた。

適当に剣振って、簡単にあしらったら、土下座しながら婿になってくれと懇願してきた。

出てるとこは出てるし引っ込むとこは引っ込んでて、良い体してる女だと思った。

アマゾネスは一人の婿を全員で共有する一族らしく、美女も美少女も何もかもより取り見取りだという話を聞いて、一瞬心揺らいだんだが、アマゾネスだけの婿になるのはちょっとないなぁ...と思ってこう言い放った。

「俺は魔王を倒してこの世界を救う勇者だ!世界の全ての者たちが俺の救いを待っている。悪いが婿は諦めてくれ!」と。

すると、ミリリリリウムは、「なら、俺も一緒に行く!」と言い出し勝手についてきた。

稽古好きで、朝からうるせーが、夜の稽古のときは大人しい。

何の稽古って?みなまで言わせんなw


「ほんと、使えない...はぁ...」

小声で文句を言ってるのは、魔法使いのマリアン。

「うん?どうした?」

声をかける。

「何回やっても、上手くいかなくて...。」

魔法を使おうとしてなかなか上手くいかずイライラしてる女。

こいつは、宮廷魔術師筆頭のミサの娘で、魔術師のマリアン。

ミサが俺の旅に同行させようと連れてきた。

初めて会った時、自分の方が魔法を使える、俺みたいな魔法のことを知らない奴と一緒に旅なんてしたくない!って言って俺に魔法をぶつけてきた。

で、俺がその魔法を軽く手を振っては跳ね返したら吹っ飛んでいった。

なんだ?この程度かよって思ってたら、ミサに頭を下げられ娘を鍛えてくれって言われた。

今まで同世代で自分より出来る奴と出会ってこなかったせいで、性格がひん曲がってしまった、躾て欲しいと懇願された。

まぁ、ミサとは夜楽しませてもらってるし、仕方ねぇーなってことで引き受けた。

親子丼ってのも悪くねーし。


「............!」

気配を察知し、何も言わずに飛び出して行った少女。

しばらくして、ゴブリンの耳を大量に持って返ってきた。

こいつは、ミアンナ...アサシンだ。

最初は俺の命を狙ってきた。

その日の夜、マリアンとイチャイチャしてたんだが、急に襲い掛かってきた。

ま、不意打ちなんて俺に効くわけねーやん。

軽くあしらってやったら、逃げていきやがったw

それから、毎晩のように襲ってきてあしらうってのを繰り返してたら、向こうが折れた。

でもって、任務に失敗した以上、戻れない。

殺せって言うもんだから、殺してやったわ、一晩中。

ま、時間あるときに命令した奴全員殺してやるって言ったら泣いて喜んでいた。

懐いたら子犬みたいで可愛いもんだ。

ロリ体形だが、それも全然アリだね!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。