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第二十話
「…ということだ」
「お前、やっぱ呪われてるんじゃ…?」
前にも一度、吉竹がそう言ってきたことがあるが、僕は霊などを一切信じない。だから、今回も同じセリフをかえした。
「そんなわけがない」
いつもはここで諦める吉竹だが、今回は違った。
「いや、やっぱり呪われてる‼︎ちゃんと占ってもらおうぜ」
「占うってどこで。そもそもこんなど田舎で占い師なんかいねーよ」
「いや、いる」
そういった吉竹の手の中では、汚い字で書いているチラシだった。
そこには急いでいる時に渡す電話番号のように、占います。とかいている。
それをみて、僕は一言呟いた。
「きたね」
その汚いチラシによると、商店街の中に占いの店はあるらしい。
前の"吉竹払わないのにツケにする事件"があるから
商店街には少し近寄りにくいのだが、好奇心と探究心でそんなものは吹き飛ばす。
さっそく商店街へ向かう。
当然、コロッケ店を避けながら。




