エピック128【イーラ】
「ふあぁ……よく寝たわぁ!!」翌朝。たっぷりと休息を取った一行は、昨日までの疲れを微塵も感じさせないほど、気力も体力も漲っていた!ジョンアイデルは、朝日を背に受けながら、皆に向かって力強く、そしてハキハキと命を下す!
「よし、全員揃っているな!!いよいよ最後……標的は東の憤怒だ!!最後の戦い、精鋭メンバーで行くぞ!!本隊は……俺、ビューネ、アスモ、クレティア!!この四人で、アガレスの反射能力を叩き潰す!!」そして、背後の守りを担う者たちへ、信頼の眼差しを向ける!
「ドミネスト、レイヴィア、ジョンテイル、ルミナ、ルミカ、マモーン!!
そして新しく仲間に加わったベリアルとベルフェ!!お前たちはこの中央広場を死守してくれ!!ここが落ちれば、この国の平和が崩れる……頼んだぞ!!さあ……いざ行くぞ!!これで全ての罪に終止符を打つんだ!!!」ハキハキと、進軍開始!!運命の最終決戦、ハックして今始まる!!一行が東へと足を踏み入れると、そこにはこれまでのエリアとは一変した光景が広がっていた。
「……あ、熱い。なんなの、この熱気は……!」そこは、四方からマグマの熱気が立ち昇る火山地帯。しかし驚くべきことに、その過酷な環境の中に、美しくも荘厳な和風の街並みが広がっていたのだ!赤い鳥居が並び、瓦屋根の建物が陽炎に揺れる。時折、火山の煤が雪のように舞い落ち、情緒と殺伐さが入り混じった独特の空気が漂う。
「へぇ~、和風かぁ! なんだか落ち着くような、でもピリピリする場所だね」ビューネが、汗を拭いながら街を見渡す。
「あ、あんたたち……!!」逃げ遅れた街の住民が、ジョンアイデルたちの姿を見て、震える声でハキハキと叫びかける!
「き、気をつけてください……!!
少し前から、この街に胡乱な奴が居着くようになってから……、平穏だったこの場所が、一気に地獄に変わっちまったんだ!!奴が来てから、見たこともないような凶悪なモンスターたちが次々と出現するようになったんだ!!」
「奴らは、この火山のエネルギーを纏った炎熱属性……そして、大地を揺るがす地属性の化け物だ!!」住民の言葉通り、街のあちこちから、マグマの熱気を孕んだ咆哮と、地響きが聞こえ始める!
「ふーん……『胡乱な奴』ねぇ。それがアガレスってことかしら?」アスモディンが不敵に微笑み、魔力を高める。
「地と炎熱か……。相性は悪くないが、数で押されると厄介だな」ジョンアイデルは拳を握り、住民を安心させるように力強く頷く!
「分かった、教えてくれてありがとう!!化け物もろとも、その元凶を俺たちが叩き潰してやる!!」ハキハキと、戦闘配置!!迫りくる炎と土の軍勢を、ハックして薙ぎ払え!!
「憤怒の感情を、この火山の熱がさらに煽っているというわけね……」
クレティアが鋭い視線で周囲を警戒する。
「ふん、風情があるのはいいけど、お肌が乾燥しちゃうわぁー」アスモディンが扇子で風を送りながら呟く中、ジョンアイデルは街の奥、最も熱気が渦巻く場所を見据える!
「ここに……アガレスがいる!!」ハキハキと、火花が散る!!灼熱の和風街で、ハックして敵を炙り出せ!!
「グオォォォォォォッッッ!!!」一行が足を進めたその時、巨大なマグマ溜まりが爆発するように跳ね上がり、中から溶岩を滴らせた巨大な影が飛び出した!
「これは……ボルケーノワーム!」ジョンアイデルが、その巨大な質量を前にハキハキと叫ぶ!それは火山地帯の主とも言える超巨大なミミズ型の怪物だが、様子が明らかにおかしい。
「見て! あの禍々しいオーラ……!!」ビューネが指差した先――ボルケーノワームの剥き出しの肉体には、不気味に脈動する紫黒色のエネルギーが纏わりついている!
「こいつが住民の言ってたモンスターの正体だね……。しかも、ただの魔物じゃない……!!」クレティアが眉をひそめ、その急所を鋭く見抜く!
「見て、あの胸の部分!!
思いっきりデビルコアを埋め込まれているわ!!」
「なるほどねぇ……。アガレスが無理やり強化したってわけね。本来の力以上に凶暴化してるわよ、これは!!」アスモディンが戦闘態勢に入ると同時に、ボルケーノワームはデビルコアを激しく発光させ、灼熱のブレスを吐き出そうと鎌首をもたげた!
「グガァァァァァァッッッ!!!」ボルケーノワームが大きく口を開き、デビルコアの出力を全開にする!
次の瞬間、街の建物を一気に溶かし尽くすほどの超高熱溶岩ブレスが、ジョンアイデルたちに向かって放たれた!
「やらせないわよ!!」だが、クレティアは冷静に、そしてハキハキと精霊の名を呼ぶ!
「ウンディーネ、シルフ、攻撃を防いで!!」その声に応え、青き水の精霊と、緑の風の精霊が同時に顕現する!
シャァァァァッ!!
ウンディーネが作り出した大量の水壁を、シルフの旋風が急速に回転させ、厚みを増した高圧水流の防壁がジョンアイデルたちの前に展開された!
ドゴォォォォォォンッッッ!!!
溶岩と水がぶつかり合い、周囲に爆発的な蒸気が立ち込める!しかし、精霊たちの強力な守護は、一滴の溶岩すらジョンアイデルたちに通さない!
「さすがはクレティア、完璧な防御だね!」ビューネが蒸気の隙間からワームを捉え、反撃のチャンスを狙う!
「さあ、盾は万全よ!アイデル、攻撃の方は任せたわよ!!」ハキハキと、攻守交替!!猛火を凌ぎ、ハックして反撃の狼煙を上げろ!!
「みんな、合わせるぞ! 精霊の力、借りるぜ!!」ジョンアイデルが叫ぶと同時に、クレティアが召喚したシルフの旋風とウンディーネの清流が、吸い込まれるように彼の身体へと集まっていく!
シュゥゥゥゥゥゥゥッ!!!
激しい光と共に、水と風が渦を巻き、彼の全身を包み込む。光が収まったそこには、流麗な曲線を描く青白い鎧を身に纏ったジョンアイデルの姿があった!
「……『霊衣』か。ふふ、久しぶりに見たわね」アスモディンが、懐かしむように目を細め、ハキハキと呟く。それは精霊の魔力を自身の身体に定着させ、物理・魔法の両面で極限まで強化する、ジョンアイデルの高等戦闘技術の一つだ!
「これなら熱気も怖くない!!」青白い冷気を放つ鎧に身を包んだアイデルは、地面を蹴り、溶岩の海を滑るように駆け出す!足元から伝わる火山の熱は、霊衣が放つ冷気によって完全に遮断されていた。
「行くぞ、ボルケーノワーム!!
そのデビルコア、一撃でブチ抜いてやる!!」ハキハキと、神速の突撃!!精霊の加護を纏い、ハックして悪の核心を貫け!!
「まだまだ……これだけじゃないわよ!!」クレティアがさらに印を結び、ハキハキと精霊の名を紡ぐ!
「ならば……フロストの力も受け取りなさい!!」その瞬間、大気中の水分が一気に凍りつき、氷の精霊フロストが顕現する!フロストから放たれた極限の冷気は、さらなる輝きとなってジョンアイデルの青白い鎧へと吸い込まれていった。
「おおおぉぉぉッッッ!!!」アイデルの「霊衣」に、まばゆい白いラインが幾筋も浮かび上がる!
ただでさえ冷気を放っていた鎧は、今や周囲の溶岩を凍りつかせるほどの絶対零度の波動を纏ったのだ!
「すごい冷気……!!」ビューネが驚きの声を上げる。
「水、風、そして氷……。これでこの火山街の熱気なんて、アイデルにとっては春風みたいなものね!」三体の精霊の力を完璧に融合させたアイデルは、もはやその存在自体が極寒の氷嵐!一歩踏み出すごとに地面の溶岩が冷え固まり、ワームの炎熱属性を根源から無力化していく!
「これで準備は整った!!ボルケーノワーム、覚悟しろ!!」ハキハキと、究極の一撃へ!!絶対零度の刃が、ハックして全てを凍てつかせる!!
「グガァァァァッッ!!!」危機感を覚えたボルケーノワームが、全身のデビルコアを激しく波打たせ、口から巨大な火球を連射する!
一つ一つが家一軒を焼き払うほどの破壊力を持った灼熱の弾丸が、アイデルに襲いかかる!
「そんなものが……今の俺に通用すると思うか?」ジョンアイデルは速度を緩めることすらしない!向かってくる巨大な火球に対し、彼はただ静かに素手を差し出す。
「フッ!!」
パァァァンッッッ!!!
ジョンアイデルが軽く手を振るだけで、触れた瞬間に火球は凍りつき、まるでガラス玉のように粉々に砕け散った!霊衣の白いラインから放たれる圧倒的な冷気の前では、ワームが放つ極大の熱量さえも、瞬時にエネルギーを奪われ無に帰す。
「ははっ、手で弾いちゃったよ……!
もはや熱という概念すら、彼には届かないんだね」ビューネが驚嘆の声を上げる。
「さあ、お遊びは終わりだ」
アイデルは弾いた火球の破片を背に、ワームの眼前にまで肉薄する!その瞳には、すでにデビルコアの終焉が見えていた。ハキハキと、絶対の優位!!王者の進撃は、ハックして誰にも止められない!!
「これで終わりだッ!!!」ジョンアイデルが、ワームの心臓部――不気味に輝くデビルコアへと、その拳を真っ直ぐに突き出す!
「霊衣鉄拳……!!フロストクーリシュバーンッ!!!」その叫びと共に、霊衣の白いラインから膨大な冷気が拳一点へと凝縮され、火山地帯の熱気を一瞬で凍りつかせるほどの極寒の渦を巻き起こす!
ドゴォォォォォォンッッッ!!!
ジョンアイデルの拳がデビルコアに直撃した瞬間、核は一溜まりもなく粉々に砕け散った!!それと同時に、絶対零度の冷気が波紋のようにワームの巨体を駆け巡る!!
「ギ、ガ…………ッ!!?」断末魔の叫びを上げることすら許されず、巨大なボルケーノワームは、マグマの滴る肉体ごと一瞬で巨大な氷像へと変貌した!
…………パキッ、パキンッ!!
次の瞬間、内側から凍りついた巨体は自らの重みに耐えきれず、まるでガラス細工のように、細かい氷の破片となって四散した。そこには熱気も、禍々しいオーラも、もう何も残っていない。
「……ふぅ、一丁上がりだ」アイデルが静かに拳を下ろすと、周囲に舞う氷の粒がキラキラとダイヤモンドダストのように輝いた。ハキハキと、完全勝利!!氷の鉄拳が、ハックして悪しき核を粉砕した!!
「た、助かった……!! あの化け物を一瞬で仕留めるなんて!!」ボルケーノワームの脅威が去り、影から様子を伺っていた町の住民たちが、希望に満ちた表情で駆け寄ってくる。
ジョンアイデルは霊衣の白い輝きを保ったまま、住民たちへハキハキと問いかけた。
「礼には及ばない。それより、その『胡乱な奴』……元凶はどこにいる!?」住民は町の最奥、山を背負うように建つ巨大な影を指差し、ハキハキと答えた。
「この先にある大屋敷です!!
かつてはこの街を治める者の住まいでしたが、今は奴が居座り、誰も近づくことができない呪われた場所になっています……!」その視線の先には、火山の噴煙を背景に、禍々しい雰囲気を放つ重厚な和風の大屋敷が鎮座していた。
入り口の大きな門には、どこか挑戦的な殺気が満ちている。
「大屋敷か……。いかにも『親玉がいます』って構えだね」ビューネが剣の柄を握り直し、気を引き締める。
「フン、和風の屋敷なら、中でお茶でも淹れて待っててほしいものだけど……。あの殺気じゃ、歓迎の準備は『暴力』一色のようねぇー」アスモディンが不敵に笑う。
「行くぞ、みんな。アガレスは、あの中で俺たちが来るのを待っている……!!」ハキハキと、最終目的地へ!!大屋敷の奥で待つ、ハックして憤怒の真実を暴け!!ギギィ……と重苦しい音を立てて、大屋敷の巨大な門が開く。一行が屋敷の奥へと足を踏み入れると、そこには外の喧騒が嘘のように静まり返った、広大な畳敷きの大広間が広がっていた。その中央、上座に設えられた椅子に深く腰掛け、鋭い眼光を放つ一人の影が、ハキハキと声を響かせる!
「よくぞ来たな……ジョンアイデル!!」その男は、全身から煮えくり返るような凄まじい熱気と、周囲の空気を歪ませるほどの殺気を放っていた。
ゆっくりと立ち上がった彼は、不敵な笑みを浮かべて名乗りを上げる!
「俺こそが、8つの罪が一つ……憤怒のクラブ、アガレス様だ!!
貴様らがここへ辿り着くのは分かっていた。ボルケーノワームを倒したその力、そしてその青白き霊衣……。なるほど、噂に違わぬ実力のようだが――」アガレスは拳を強く握り締め、背後の空間が真っ赤に染まるほどの魔力を解放する!
「この俺の『憤怒』が、貴様らの冷気を焼き尽くし、その攻撃のすべてを絶望へと変えてやろう!!」ハキハキと、宿命の対峙!!憤怒の番人アガレス、ハックしてその真価を見せつけろ!!
「くっ……!!」その時、ジョンアイデルを包んでいた青白い輝きが霧散し、霊衣が限界を迎えて解けてしまう。
完全な無防備に近い状態。しかし、アイデルは構えることなく、真っ直ぐにアガレスを見据えてハキハキと問いかけた!
「なあ、アガレス……。戦う前に、話し合いはできるか?」
「話し合いだぁ……!? なんだと!?」アガレスは虚を突かれたように、その荒々しい声を裏返らせる。ジョンアイデルは一歩も引かずに、静かな声で言葉を続けた。
「お前のその、抑えきれない『怒り』……その根底にあるものは一体なんだ?」アガレスは鼻で笑おうとしたが、ジョンアイデルの濁りのない瞳に圧され、吐き出すようにハキハキと叫んだ!
「教えてやろう!! 俺の種族は、ビーストエルフと鬼のハーフだ!!ビーストエルフは野性と知性を併せ持ち、鬼は怪力と熱い心を持つ。ただそれだけだ! だが、周りの連中はなんて言った……!? 『野蛮な奴』だと!! 何もしていないうちから、俺を『暴力を振るう危険人物』だと勝手に決めつけたんだ!!」アガレスの拳が震え、屋敷の床がミシミシと軋む。
「そんな身勝手な連中に囲まれ、理不尽な視線を浴び続けるうちに……俺の中の火は消せなくなった!! こんな奴らがのうのうと生きる世界など滅んでしまえ!! そう思うようになって何が悪いッ!!!」ハキハキと、ぶつけられる憎悪!!偏見が生んだ悲しき憤怒、ハックしてジョンアイデルはどう答える!?アガレスの激しい怒りを真っ向から受け止めたジョンアイデルは、否定することなく、静かに、そしてハキハキと語りかける。
「なるほどな……。勝手に決めつけられ、レッテルを貼られる。それがどれほど耐え難いことか、よく分かった」ジョンアイデルは自分のこれまでの旅路、戦い、そして孤独だったかもしれない可能性を振り返るように目を伏せた。
「……正直に言えば、俺ももしかしたら、お前のようになっていたかもしれない。俺だって、一歩間違えれば、その理不尽さに飲み込まれ、世界を呪っていたはずだ」アガレスの瞳が、一瞬だけ驚きに揺れる。ジョンアイデルは顔を上げ、背後に立つ仲間たちを、信頼に満ちた眼差しで振り返った。
「だが、俺には仲間ができた。だから、そうならなかったんだろうな。もし……クレティアたちに出会わなかったら、俺もその理不尽さに囚われ、怒りだけで生きていたかもしれない。お前と俺の差は、ただ『出会い』があったかどうか。それだけのことなんだよ」ジョンアイデルの言葉は、熱い熱気で満ちた大広間に、染み渡るような優しさを持って響き渡った。ハキハキと、魂の共鳴!!怒りの根源を包み込む、ハックして英雄の真実!!
「……ふん、やはりな」ジョンアイデルの言葉を聞いたアガレスは、吐き捨てるように、だがどこか納得したようにハキハキと告げる!
「だからこそだ……!! 俺はお前に、強烈な共鳴を感じていたのさ。お前なら、俺のこの燃え上がる怒りを、理不尽な世界への復讐を理解できるはずだとな!!」アガレスの瞳に、かつての期待と、今の落胆が混ざり合う。
「だから俺は、ベヒモス様とシズズ様に頭を下げてまで頼み込んだんだ……! ジョンアイデル、貴様をこちらの陣営に引き入れるよう、スカウトを試みてくれとな!!」衝撃の事実が明かされる!これまでジョンアイデルが受けてきた執拗な勧誘の裏には、アガレスの強い希望があったのだ。
「だが……お前はその誘いを、にべもなく蹴りやがった!! 俺たちの差し出した手を、お前は一蹴したんだ!!仲間だと……? 絆だと……!? そんな温いものを選び、俺の期待を裏切ったお前が……今更、理解者のような顔をして語りかけんじゃねぇーよッ!!!」アガレスの周囲の空気が、再び沸騰するように熱を帯び始める!!ハキハキと、ぶつかり合う意志!!明かされたスカウトの裏側、ハックして決裂か、あるいは――!?
「もうやめろ! アガレス!!」ジョンアイデルが、張り詰めた空気の中、魂の底からハキハキと叫ぶ!
「これ以上、世界を恨み続けるのはもうやめるんだ!! 恨むばかりじゃ、お前の心はいつまで経っても救われない! その怒りの炎は、結局お前自身を焼き尽くすだけなんだぞ!!」だが、その言葉は、爆発寸前のアガレスの心に火を注ぐ結果となった。
「うるさい、うるさい、うるさいッッッ!!!」アガレスが、喉を掻き切るような咆哮を上げる!
「何が『やめろ』だ!! 何が『救われない』だ!! 綺麗事を並べるなよ!!クソボケ!! お前のように光の中にいる奴に、俺の……俺たちの腹立たしさが分かってたまるかぁぁぁ!!!」
ドクンッ!!!
その瞬間、アガレスの心臓――デビルコアが激しく脈動し、彼の肉体を内側から造り変え始める!
「これ……が……俺の真の姿……!!
憤怒の権化、アガレス様だぁぁぁ!!!」ハキハキと、絶望の変貌!!理性を焼き尽くす憤怒、ハックして今、魔神が覚醒する!!
「……そうか。ならば、もう迷わない」ジョンアイデルは、眼前に君臨する憤怒の権化・アガレスを真っ直ぐに見据え、揺るぎない意志でハキハキと言い放つ!
「もう倒すしかない……!!こいつをこのまま野放しにしていれば、ミクスタッド皇国はもちろん、周辺の国々までもがこの『憤怒』の炎に焼き尽くされ、滅んでしまうぞ!!」言葉はもう、届かない。理性を焼き尽くし、ただ破壊と恨みを撒き散らすだけの存在となったアガレス。その圧倒的な魔力は、大屋敷を揺らし、火山地帯の山々さえも共鳴させる!
「これだけの怒りだ……並大抵の攻撃じゃ、すべて焼き切られて跳ね返されるぞ!!」ビューネが剣を構え、汗を拭いながら叫ぶ。霊衣を失ったジョンアイデルだが、その瞳には再び闘志の火が灯っていた!
「仲間を、国を、世界を守る……。
それが、お前の誘いを蹴ってまで俺が選んだ道だ!!みんな、全力で行くぞ!!一瞬の隙も作るな! 奴の『憤怒』を、俺たちの絆で上書きするんだ!!!」ハキハキと、最終決戦の号令!!暴走する魔神を止めろ、ハックして大陸の命運を賭けて!!
「グガァァァァッ!! 塵に帰れぇぇぇッ!!!」変貌を遂げたアガレスが、その巨大な腕を横に振る!彼の手には、いつの間にか禍々しく脈動する巨大な七支刀が握られていた。
「喰らいやがれッ!!!」その巨躯からは想像もつかない神速で、アガレスは七支刀を片手で軽々と振りかざす!大気を断ち切る鋭い音が響いた瞬間、七つの刃からそれぞれ異なる軌道の飛ぶ斬撃が放たれた!
「なっ、なんだあの威力は……!?」放たれた斬撃は、触れるものすべてを焼き切り、爆砕させる炎熱を纏っている!大屋敷の太い柱が紙細工のように切り裂かれ、真空の刃がアイデルたちの足元を容赦なく襲う!
「ハハハッ!! 避けてみろ! 逃げてみろ!!俺の憤怒は……誰にも、何ものにも止められはせんぞ!!」ハキハキと、猛攻開始!!七支刀の連撃を、ハックして攻略せよ!!
「くっ、避けるぞ!!」
ジョンアイデルの鋭い号令と共に、一行は紙一重でアガレスの飛ぶ斬撃を回避する!
斬撃が通り過ぎた背後の壁は、まるで爆発したかのように無残に崩れ去った。
「隙ありぃッ!!」着地の瞬間、ビューネが最速の踏み込みを見せる!愛剣を真っ向から振り下ろし、変貌したアガレスの無防備な胴体へと刃を叩き込んだ!
キンッ……!! ドガァァァァンッッッ!!!
「なっ……がはぁっ!?」手応えはあったはずだった。しかし、斬撃がアガレスの皮膚に触れた瞬間、凄まじい衝撃が逆にビューネへと襲いかかる!攻撃の威力がそのまま倍になって跳ね返り、ビューネは自らの力で吹き飛ばされ、畳の上を激しく転がった。
「ハハハッ!! 避けたか……だが、当てたところで結果は同じだ!!」アガレスは一歩も動かず、ハキハキと嘲笑う!
「忘れたか!? 俺の権能……この体に触れる『敵意』は、すべてその主に跳ね返る!!殴れば殴るほど、斬れば斬るほど……死ぬのは貴様らの方だッ!!!」ハキハキと、無敵の証明!!手出し無用の反射能力、ハック・どう打ち破る!?吹き飛ばされたビューネを庇いながら、ジョンアイデルは冷静にアガレスを観察し、ハキハキとその本質を暴く!
「……やはりそうか。お前の『報復』、無敵に見えるが弱点は確かにある。一つは毒などの状態異常。そしてもう一つ……この能力の正体は、自身に触れた『破壊エネルギー』の方向転換だな!!」
「本当に腹立たしい奴だな……。そうだ、その通りだ。物理的な破壊エネルギーでなければ、俺はそれを跳ね返すことはできん!!」アガレスが苛立ちをあらわにする中、ジョンアイデルは恐れることなく懐へ飛び込み、その強靭な肉体にそっと指先で触れる!
「だが……『これ』ならどうだ? 『筋肉痛が起こる』!!」ジョンアイデルが脳内で強く念じた瞬間、アガレスの全身の細胞に直接「現象」が書き込まれる!
「……っ!? ぐ、あああぁぁぁっ!?」物理的な衝撃ではない。破壊エネルギーでもない。ただ「筋肉が痛む」という生理現象の強制発動!反射すべき「衝撃」がないため、アガレスの権能は空回りし、その巨躯は内側から湧き上がる激痛に激しく震えだした!
「な、なんだこれは……!? 体中の筋肉が、引きちぎられるように……痛いっ!!」ハキハキと、概念干渉!!無敵の反射をすり抜ける、ハックして至近距離の知略!!
「ぐ、うぅ……ッ!! この、得体の知れない感覚……!!」 全身を苛む激痛に耐えながら、アガレスは血走った眼でジョンアイデルを凝視し、戦慄と共にハキハキと口開く!
「貴様……今の力、ただの魔法や能力じゃねぇ……。この『現象を強制する』感覚……パンドラの権能に酷似していやがる!!」アガレスの脳裏に、魔王軍の深淵に眠る忌まわしき知識が過った。
「お前、まさか……!! アブラハムの肉体を依代にしているが、その本質は……ネームレスにて『パンドラの器』だったのかッ!!!」その言葉が響いた瞬間、大屋敷の空気が凍りつく。ジョンアイデル自身も知らされていない、あるいは封じられていた自らの「正体」。災厄を封じ、あるいは解き放つとされる伝説の「パンドラ」。その力を宿すための名もなき器……それが、ジョンアイデルという存在の根源なのか!?
「ははっ……!! なるほどな、道理で俺の反射が機能せんわけだ!! 概念そのものを上書きする権能の前では、エネルギーの方向転換など無意味ッ!!」アガレスは筋肉痛に震えながらも、狂気じみた笑みを浮かべる!
「だが、その器が壊れた時、中に詰まった『災厄』はどうなるかなぁ!? ジョンアイデル!!」ハキハキと、衝撃の暴露!!明かされた「器」の正体、ハックしてジョンアイデルの運命が揺らぐ!!自分のルーツを突きつけるようなアガレスの言葉を、ジョンアイデルは一刀両断するように、ハキハキと吐き捨てる!
「うるせぇーよ!! パンドラだの器だの、そんなもん知ったこっちゃねぇんだよ!!」ジョンアイデルは、自らの正体に揺らぐどころか、むしろアガレスの言葉をゴミ箱に投げ捨てるかのような勢いで一歩踏み出した。
「俺がパンドラだろうが、ネームレスだろうが、アブラハムの体だろうが……そんなことは今の俺には関係ない!! 俺は俺だ!! 目の前で苦しんでいる奴らがいて、暴れているお前がいる……それだけで、俺がやるべきことは決まってんだよ!!」その瞳には、宿命や出自に縛られない、強靭な「今を生きる意志」が宿っていた。
「過去がどうとか、器がどうとか……そんな御託でお茶を濁してんじゃねぇ!!俺の正体が何だろうと、お前を止めるっていう結論は変わらねぇんだよッ!!!」ジョンアイデルの叫びが、屋敷の熱気を切り裂く!アガレスは、己の突きつけた「絶望的な真実」が、ジョンアイデルのあまりにも真っ直ぐな自己肯定によって粉砕されたことに、言葉を失い戦慄した。
「貴様……運命すら、その一言で踏み躙るというのか……ッ!!」ハキハキと、宿命への反逆!!正体よりも大切なもの、ハックして魂の叫びを叩き込め!!
「お前は妙なことばかり言って……人を引っかき回すのが好きなようだな。だが、もういい。――死ね!!」
ジョンアイデルは冷徹に、そしてハキハキと言い放つ!もはや対話の余地も、宿命を語る隙も与えない。ジョンアイデルはアガレスの巨大な胸元に掌を置くと、その権能を最大限に解放した!
「『内臓痛が起こる』!!」物理的な打撃ではない。それは「内臓が破壊的な激痛に襲われている」という、逃れようのない虚実の付与!
「……ガ、ッ!? ぁ、ぁあああああぁぁぁぁぁッッッ!!!」アガレスの巨躯が、内側から爆発するかのように激しくのけ反る!反射すべき攻撃エネルギーなど存在しない。ただ「脳」と「体」が、経験したことのない絶望的な内臓の痛みを「真実」として受け入れ、肉体が内側から崩壊を始める!
「な、なんだ……この、痛みは……!! 呼吸が……血が、逆流……!!」憤怒の魔神として変貌した強靭な肉体も、概念的に上書きされた「痛み」の前では無力。アガレスの眼から、口から、憤怒の炎に代わって絶望の吐息が漏れ出す。
「パンドラ……の、器……やはり、貴様は……世界を、終わらせ……る……」
アガレスは最後にそう呪詛を吐き捨てようとしたが、その言葉さえも内臓を突き上げる激痛にかき消された!ハキハキと、概念による断罪!!憤怒の悪魔、ハックしてその幕が下りる!!
「……あ、が……っ……!!」内側から崩壊する激痛に抗う術もなく、アガレスの巨大な肉体は、まるで熱風に晒された砂細工のようにサラサラと崩れ落ちていく。憤怒に燃えたその巨躯が消え去った後、大屋敷の静寂の中に、一つの輝きだけが残された。それは、燃えるような情熱と深い憎悪を凝縮したような、美しいワインレッドの「報復の概念結晶」。
「……終わったか」ジョンアイデルが呟くと同時に、空中に漂っていたアガレスの魂の残滓が、アイデルの腕にあるソロモンの腕輪へと吸い込まれていく!腕輪に刻まれたアガレスの紋章が、魂を受け入れた証としてワインレッドの光を一瞬だけ強く放ち、そして静かに定着した。
「ふぅ……。手強い相手だったわね」アスモディンが溜息をつき、ビューネも剣を鞘に収める。
「あの反射能力には肝を冷やしたけど……結局、彼の怒りそのものが自分を滅ぼす原因になったのかもね」屋敷を包んでいた禍々しい熱気は引き、窓からは火山の穏やかな夕日が差し込み始める。アガレスは、かつて自分が望んだ「理解者」であるアイデルの腕の中で、ようやくその激しい憤怒を眠りにつかせたのかもしれない。ハキハキと、完全決着!!憤怒の力を手にし、ハックして次なる罪の待つ地へ!!




